Panasonicから魅力的な新レンズの登場です。マイクロフォーサーズ規格で初めてとなる開放2.8通しの大口径ズームレンズ、画角も35mm換算で24mm~70mmと使いやすい焦点距離をグッと凝縮!更にマイクロフォーサーズの恩恵である軽量・コンパクトさを加え、非常に使いやすく魅力のあるレンズに仕上がっています。また、これから夏の行楽シーズンに嬉しい防塵・防滴仕様も備え、強い手ぶれ補正機構も搭載。まさに全部入りの豪華なスペックを誇る本レンズですが、そこで気になる描写性能、撮影してみました。
まずは広角遠景から。かなり強い日差しでしたが、コントラストもしっかりありシャープネスも十分の力強い描写です。広角端が換算24mmというのも、被写体の広がりを捉えるのに嬉しい焦点距離です。
さすがに開放が2.8ともなると、近接域ではボケも大きく被写体の浮かび上がるような立体感を感じる事が出来ます。
薄暗い被写体でも明瞭に、コンクリートや鉄骨のざらつきも細かく描写しています。
小型軽量で取り回しが良く、フォーカスも素早く反応してくれるので街中でのスナップにも活躍してくれそうです。大口径単焦点と、このズームといった組み合わせであれば撮影バリエーションも幅広く、そして何より軽量な組み合わせとなるでしょう!
こうした被写体は大口径の活躍する所ですね。花の立体感が際立ちます。最短撮影距離も短く、好みのアングルを自由に選ぶ事が出来ました。
重厚なトーンの描写も見事ですね。どんなシチュエーションでも目立つ破綻が無く、安定して撮れるのはこうしたレンズでは嬉しいものです。
『明るいズームは重い』という先入観を覆すこのサイズ、この軽量さでこの描写なのですから、迷わず選べる1本でしょう。暗所での手ぶれ補正の効きも試しましたが、こちらも心強い仕上がりです。控えの1本としても、メインの1本としても。マイクロフォーサーズユーザーの撮影できるシチュエーションを、確実に広げてくれるレンズです。
Photo by MAP CAMERA Staff