Select Language



SIGMA dp1 Quattro 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro

SIGMA dp1 Quattro


『dp2 Quattro』登場から約4ヶ月。dpシリーズの広角を担う『dp1 Quattro』が遂に発売となりました。 独創的なデザインと3層構造センサーを搭載するdpシリーズは、SIGMAのアイデンティティを具現化したカメラといっても過言ではないでしょう。 そしてシグマ独自のセンサー「Foveon」が写し出す写真は他のベイヤー機とは明らかに違う物です。 試写の日はあいにくの空模様だったため室内での撮影が多いですが、その魅力を語っていきたいと思います。

SIGMA dp1 Quattro 絞り:F4/ シャッタースピード:1/60秒 / ISO:200 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


シャンデリアが浮かび上がるように描写されています。ローパスフィルターを必要としないFoveonセンサーは光をダイレクトに捉えるため、高精細と独特の色表現で写真に立体感を与えてくれます。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:400 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


通常のベイヤー配列センサーは4画素で1つの色を作ってますが、Foveonセンサーは1画素で1つの色を作り出す事が可能です。色が多い被写体でも忠実にその物の色を再現してくれます。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/25秒 / ISO:400 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


初代・先代のユーザーだったのですが、Foveonセンサーはガラス、金属などの被写体が非常に得意だと感じています。 撮影時の注意点はハイライトの白トビにシビアな面もあるので露出には少し気を使わないといけません。

『dp1 Quattro』はシャッター時の振動が無いため低速でも美しい写真が撮れます。 グリップや操作感に関しては手の大きさによって好みが分かれそうです。筆者は身長176cm・手と指は比較的大きく長い方なのですが、しっかりと握れ操作もスムーズに行えました。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


個人的にFoveonセンサーの好きな絵の出し方は彩度を少し落としてアンダー気味で撮ること。被写体の重厚感を見事に再現してくれます。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


dpシリーズは他のカメラに比べ、光を意識するカメラだと思います。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


RAW現像の際にX3 Fill Lightで少しシャドウ部を持ち上げました。それまで見えていなかった物が自然な風合いで浮かび上がります。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/20秒 / ISO:400 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


手で触れたときの感触まで伝わりそうな質感表現は本当に見事です。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


バラの花もそうですが、脇に写る葉は独特の渋い色合いです。 初代・先代のウィークポイントだったWBもdp1 Quattroでは大きく進化をしました。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


換算28mm相当の本機は最短撮影距離が20cm。撮影に不満を感じる事はありませんでした。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:400 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


続いてモノクローム現像の写真です。dp1 Quattroは本格的なモノクローム写真を楽しむ事が出来ます。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


モノクロームにしても写真の精細さと立体感は健在です。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


マニュアルフォーカスを使いピントを合わせました。ヘリコイドはマニュアルレンズのようなトルク感があり非常に操作感が良い作りになっています。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/15秒 / ISO:400 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


手ぶれにはシビアにならざるを得ない機種ですが、モノクロームになると写真の見方も変わります。


SIGMA dp1 Quattro 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:400 / 使用機材:SIGMA dp1 Quattro


シャドウ部を現像で持ち上げすぎるとベイヤー機とは少し種類の違うノイズが発生するので注意が必要です。しかしフィルム粒子のように感じるノイズはモノクローム作品に生かせるかもしれません。


dp1 quattro


撮影を終え、唯一無二のカメラだと改めて思いました。それはデザインやメカニカルな部分もそうですが、撮影者とカメラとの関係が他のカメラと違うように感じます。 何でも出来てしまうデジタルカメラに比べ、初代からじゃじゃ馬と例えられてきました。それは扱いが難しいという反面、撮影時の想像を超えた写真を撮る事が出来るという意味も込められていた言葉だと思います。 dp1 Quattroはそういった扱いが難しいという事を克服し、写真は想像を超えた物を撮る事が出来る完成度の高いカメラだと感じました。 書き込み速度など他のカメラに比べてネガティブな要素はあります。しかしdp1 Quattroはその比べているカメラとは全てが違います。 写真に対する考え方が本機と合致すればdp1 Quattroは最高のパートナーとなってくれる事と思います。


Photo by MAP CAMERA Staff





Kasyapaトップへ戻る"

カテゴリー: SIGMA   
この記事が面白いと思ったらここをクリック!→投票数:104票   




≪BEFORE Top Page NEXT≫

SIGMA C 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM 420:破壊力抜群のライト・バズーカ『SIGMA C 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』 2017年05月19日
焦点距離:400mm / 絞り:F6.3 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS 5D Mark IV+SIGMA C 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM シグマから小型軽量と高い光学性能を両立した新しい望遠ズーム『Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM 』が発売されました。 新レンズのポイントは、何と言ってもその軽さです。約1160gにまで軽量化されたレンズは想像以上に持ちやすく、被写体の動きに合わせ自由に振り回すことができます。まずはこのメリットを活かすべ...
続きを読む
416:被写体の魅力を引き出してくれる1本『SIGMA A 135mm F1.8 DG HSM』 416:被写体の魅力を引き出してくれる1本『SIGMA A 135mm F1.8 DG HSM』 2017年04月06日
絞り:F1.8/ シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100/ 使用機材:Canon EOS 5D Mark IV ボディ + SIGMA A 135mm F1.8 DG HSM 次々にハイクオリティなレンズやカメラを生み出しているシグマから、またまた新レンズの登場です。その名も『SIGMA A 135mm F1.8 DG HSM』。 私は前々からシグマのレンズが大好きで、中でもArtラインレンズシリーズの大ファンです。ボケの美しさもさることながら、がっちりピントが合った時のあのカミ...
続きを読む
404:想像を超える画質と表現力『SIGMA sd Quattro H』 404:想像を超える画質と表現力『SIGMA sd Quattro H』 2017年02月09日
絞り:F2.8/ シャッタースピード:1/100秒 / ISO:400/ 使用機材:SIGMA sd Quattro H + A 35mm F1.4 DG HSM 色々なカメラを使っていると、「ここがもっとこうだったら理想的なのにな」と思う事が多々有ります。それは画質、大きさ、操作感などカメラによって様々ですが、シグマに関して言えば「センサーサイズがもっと大きければ、さらにすごい写真が撮れるのではないか」と妄想を膨らませていました。高画素化もいいですが、やはりセンサーサイズ。これはフィルムで...
続きを読む
387:究極のポートレートレンズ『SIGMA A 85mm F1.4 DG HSM』 387:究極のポートレートレンズ『SIGMA A 85mm F1.4 DG HSM』 2016年11月16日
絞り:F2 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS 5D Mark IV + SIGMA A 85mm F1.4 DG HSM 今回のKasyapaでは、「究極のポートレートレンズ」という名のもとに誕生した『SIGMA A 85mm F1.4 DG HSM』をご紹介いたします。 待望のArtライン85mmがいよいよ登場!今か今かと待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。かくいう筆者もそのうちの1人。シグマのArtラインシリーズは軒並み高い評価を受け...
続きを読む
SIGMA 500mm F4 DG OS HSM 385:スポーツラインのフラッグシップ『SIGMA 500mm F4 DG OS HSM』 2016年11月07日
絞り:F4 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:160 / 使用機材:Canon EOS 5D Mark IV + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM シグマからスポーツラインのフラッグシップレンズとして『SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM』が発売されました。 高い光学性能とスポーツの名に相応しい高い運動性能を発揮するスポーツラインレンズのフラッグシップの実力はいかに。さっそく撮影に出掛けてきました。 軽量化されたとはい...
続きを読む

 [TOP Page] | Leica Canon | Carl Zeiss & Voigtlander | FUJIFILM | Nikon | OLYMPUS | Panasonic | PENTAX & RICOH | SIGMA | SONY | TAMRON | etc. |