α900に搭載された35mmフルサイズ(35.9×24.0mm)有効2460万画素CMOSセンサー「Exmor(エクスモア)」は撮像素子の面積がAPS-Cサイズの従来機より約2.35倍もの面積を持ち、その面積に比例し画素数も格段に向上。有効1224万画素のα700とほぼ同じ画素サイズを維持しながら、有効2460万画素の高画素化を実現している。この高性能センサーがαレンズの描写力を余すところなく受けとめ、高精細な画像データを生成する。また、独自のオンチップ・カラムAD変換方式を採用。センサーチップ内で6200個ものADコンバーターが一括変換を行い、ノイズの発生を防ぎつつデータを高速転送。さらに、アナログ段階とデジタル変換後の2回、ノイズ成分の除去を行うデュアルノイズリダクション回路の搭載により、圧倒的な低ノイズを実現
有効2460万画素CMOSセンサー「Exmor(エクスモア)」の膨大な画像データを、高解像度、高品位な画像に変換する高速、高画質画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」。高画素化によって大容量化したCMOSセンサーからの情報量に対応するため、α900では画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」を2個搭載し高速で並列処理。α700の約2倍の画素数でありながら、約5コマ/秒の高速連続撮影を実現。
また、CMOSセンサーから送られてくるデータに対し、RAW段階でノイズ低減処理を行うRAWノイズリダクションを実施。さらに現像段階でも、シャープネスなど適度な補正を行うとともに、ノイズ低減処理を再度施し、撮影時の印象そのままに高解像で自然な階調、自然な色を持つ高品位な画像を再現。
35mmフルサイズ初(※)のボディ内蔵手ブレ補正機能を搭載したα900。その補正効果は、シャッタースピードに換算して約2.5~4段分。35mmフルサイズで高い補正精度を達成し、あらゆる状況下でわずかな手ブレを検知して補正効果を発揮。また、αの手ブレ補正機能は、ボディ内のCMOSセンサーユニットを駆動させ手ブレを補正する方式のため、すべてのαレンズ(※)で手ブレ補正効果が得られるという大きなメリットを備えている。さらに、レンズ内に手ブレ補正用レンズを組み込む必要がなく、レンズ本来の光学性能を損なう恐れがない。このボディ内蔵手ブレ補正機能が、これまで三脚やフラッシュが必要だったシーンで手持ち撮影を可能にするだけでなく、αレンズの高い描写力と35mmフルサイズCMOSセンサーの能力を最大限に引き出してくれる。
※ 国内民生用デジタル一眼レフカメラにおいて、2008年8月現在(ソニー調べ)※コニカミノルタ製AFマクロズーム3×-1×、F1.7-2.8では手ブレ補正の効果が得られません
ゴミやホコリが撮像素子表面に付着して撮影画像に写り込んでしまうのがデジタル一眼レフ特有の問題。これに対し、帯電防止のアンチダストコーティングと、手ブレ補正ユニットを利用して撮像素子を振動させるアンチダスト機能を搭載。ゴミ、ホコリが付きにくいアンチダストシステムにより、高品位な画質をつねに維持。
最高の瞬間を最上の画像で捉えるために、α900は有効2460万画素35mmフルサイズの大容量データを高速処理し、約5コマ/秒の高速連続撮影を実現。高速、高画質画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」を2個搭載し、並列処理を行うことで画像処理能力を高めるとともに、新設計ミラーボックスの採用や連続撮影シーケンス制御の最適化により、瞬間を逃さない高速連続撮影を可能にしている。しかも、ファインダー像のケラレが起きない大型メインミラーを搭載。従来方式ではメインミラーがミラーボックス内部で干渉してしまうため、ミラーをほぼ平行移動で上昇させる新駆動メカニズムパラレルリンク方式を採用。
約92.1万ドットで高精細の3.0型大型液晶モニター「エクストラファイン液晶」を搭載。写真画質の必須条件といわれる200ppiを大きく超える約270ppiの高精細な解像力を実現し、さらに高いコントラスト再現力により、被写体の細部まで色鮮やか、きめ細かに再現。また、反射防止のARコート処理を施すとともに、反射型液晶と透過型液晶の長所を併せ持つハイブリッド型液晶の採用で、反射光や映り込みを抑え、野外でも高い視認性を確保。
α900では新開発のAF測距9点+10点アシストの高性能AFシステムを採用。ワイドフォーカスエリア選択時に機能する10点のアシスト測距点は、9点のローカル測距点をサポートして被写体を確実にとらえる。この高性能、高精度AFシステムの採用により、被写体の検出能力に加え、AF追尾性能も向上。各測距点をカバーするAFセンサーは、測距する面積をより小さくピンポイントに行うことでピント精度を高めている。また、大きくボケた状態からでも迅速なAF撮影を行うため、被写体検出アルゴリズムも向上。さらに、あらゆる被写体に対し的確なAFを実現するため、中央部は縦横それぞれ2つのAFセンサーをクロス配置。加えてF2.8対応センサーを横位置に重ねて配することで、大口径レンズ使用時の合焦精度も大幅にアップ。
35mmフルサイズの大きな撮像面を生かすために、ファインダー視野率約100%を達成するとともに、倍率約0.74倍を実現。この高い光学性能を獲得するため、大型ガラスペンタプリズムとハイパワーコンデンサーレンズを採用。接眼光学系はすべて高屈折率ガラスで構成。さらに、接眼光学系をはじめとするほとんどすべてのレンズ面とペンタプリズムの入射・射出面に多層膜ARコートを施し、余計な反射を抑えて光のロスを最小限に抑制。大きく、明るく、見やすいファインダー像を実現。
見たままの自然な美しさを再現する機能として高い評価を受けている「Dレンジオプティマイザー」機能がさらに進化し、より複雑な光線状況にも高度に対応。背景との明暗差が激しく、人物が黒つぶれしたり、ハイライト部分が白とびを起こしたりするような場面でも、撮影画像を瞬時に分析。人物と背景をバランスよく描写するために、最適な階調再現に自動補正。
α900のDレンジオプティマイザーは、判定アルゴリズムの改良により、分析能力をさらに向上。シーンごとに適した補正を行い、輝度分布の複雑なシーンでも目で見たままの自然な美しい画像を得られる。設定モードは、画面全体を一様に自動で最適化するスタンダードモードと、画像の領域ごとに自動で最適化するアドバンスオートモードを選択可能。さらに、状況に応じて補正効果を1~5の範囲で選択できるアドバンスレベル設定機能や、補正効果の異なる3枚(弱、中、強)の撮影が一度にできる「Dレンジオプティマイザーアドバンスブラケット」機能も搭載。補正効果の強弱を「Hi」「Lo」で切り換え、撮影後に好みの1枚を選択可能。
従来の絞り効果(ボケ具合)をファインダーで確認する光学プレビュー機能に加え、α900に新たに搭載されたインテリジェントプレビュー機能を使えば、さまざまな機能の設定効果を撮影前に液晶モニターで確認可能。インテリジェントプレビューによる画像表示状態で、マルチセレクターや前/後ダイヤルを操作すると、露出、ホワイトバランス、Dレンジオプティマイザーなどの設定が変更可能。効果が液晶モニターにシミュレーション表示されるので、じっくりと設定効果をチェックでき、よりきめ細やかに効果を反映させた上で撮影を行える。
付属のフォーカシングスクリーンには、明るさとピントの山のつかみやすさを兼ね備えたGタイプのスフェリカルアキュートマットを採用。さらに、目的に合わせてLタイプやMタイプのフォーカシングスクリーンに交換可能。Lタイプは正確なフレーミングをサポートする方眼入りのスフェリカルアキュートマット。Mタイプはピントの山、ボケ具合がつかみやすいスーパースフェリカルアキュートマット。開放F値がF2.8よりも明るいレンズでマニュアルフォーカスする場合に最適のファインダー像を提供。
装着したレンズごとに、意図的に合焦位置を前後に微調整できる機能。メニューから前後20ステップの設定値を選択して調整でき、最高30種類のレンズのAF調整値を登録可能。レンズに応じた高精度なAF撮影を可能にしている。
大型液晶モニターにあらゆる撮影情報とカメラの設定状態を集中表示するナビゲーションディスプレイにより、撮影者はカメラの設定状況をひと目で把握可能。さらに、その表示画面からダイレクトに設定項目を選べるのがクイックナビの大きな特長。撮影中でも右手だけで迅速な機能の設定変更を実現。
“メモリースティック デュオ”とコンパクトフラッシュカード/マイクロドライブに対応した2つのメモリーカードスロットを搭載。両方のスロットにメモリーカードを入れ、使用するメモリーカードを切り換えて使え、簡単にクイックナビ画面からも切り換え可能。メモリースティック デュオ”はメモリースティック PRO-HGフォーマット、コンパクトフラッシュカードは高速転送規格UDMAに対応。有効2460万画素の大容量データを高速に受け止める。
ボディ外装を一体に包み込むように構成された、上部・前部・後部の3つのカバーには、軽量かつ剛性に優れるマグネシウム合金を採用。一方、内部はメインシャーシに代わる高強度タワーバーを採用し、トータルで軽量化と高剛性を両立。
また、厳しい環境下での使用にも耐えられるように、各操作ボタン・ダイヤル部にシーリング処理を施し、各コネクター部にはゴム部材のカバーを付けるなど、水滴やホコリが浸入しにくい構造を実現。
約10万回の耐久性を持ち、約5コマ/秒の高速連続撮影を可能にする新開発の高精度・高速シャッターユニットを搭載。最高速度は1/8000秒、フラッシュ同調速度は1/250秒(手ブレ補正時1/200秒)を実現。