Select Language




SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM 絞り:F4 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM

SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM

充実の一途を辿るシグマのArtシリーズの大口径単焦点レンズ。先日、超広角の「14mm F1.8」が発売され、14mmから135mmの間に7種類ものバリエーションが揃いました。改めてシリーズのKasyapaを見返してみると、すべてキヤノン用で撮られていることに気づきます。
ニコン純正の単焦点レンズもF1.4とF1.8のシリーズが種類豊富に発売されており、これらのレンズとの差が気になるところ。かく言う筆者もその一人です。と言うことで、すでに紹介済みのレンズですが、数回に分けてニコンマウントのシグマレンズを紹介させていただきます。

まずは、スタンダードな標準レンズ『Art 50mm F1.4 DG HSM』から。
本レンズの魅力は、何と言っても超高画素時代にふさわしい光学性能を追求して作られた圧倒的な解像力。高精細なD810の性能を存分に引き出してくれます。建物の全景を納めるべく少し下がった場所からの撮影でも、細かな装飾までしっかり解像しているのが分かります。


SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM


重さ約815g。フィルター径77mm。標準レンズとしては大きめのレンズは、外観の迫力通り明るいファインダー像で、クリアーに被写体を捉えてくれます。開放F1.4の大きなボケの中に照明の明かりと窓から差し込む明かりをバランス良く綺麗なグラデーションで再現してくれました。


SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM 絞り:F4 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM


人間の視野に近い50mmの画角は、見たままの景色をそのまま切り取ってくれます。F4位まで絞るとよりシャープな描写になり、高精細なカメラの性能の高さも感じることができます。カーブした建物は歪みなく、ガラスに反射した広場の様子も細かく捉えているのが分かります。


SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM


蓮の花が綺麗に咲いていたので池の畔から手を伸ばして撮影しました。不安定なホールドでも、明るいレンズはシャッタースピードが稼げるので、ブレを気にせず撮影できました。近接撮影による薄いピント面でも、F2.8まで絞ることで花全体のイメージを綺麗に収めつつ、背景を綺麗にボカすことができました。厚い雲が覆う薄暗い空の下での撮影でしたが、花の色を綺麗に再現しています。
キヤノンのカメラとニコンのカメラで撮り比べると、キヤノンの方が色鮮やかに写ると耳にしますが、ニコンはその分、しっとりとした質感を忠実に再現してくれる印象を受けます。


SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM


参道をローアングルで狙うと山門と木々の影が厳かな雰囲気を演出。シルエットを残した暗部が全体を引き締めてくれます。一方で明部の緑の鮮やかさもそのままに残しています。透明感高いレンズの描写を、カメラの広いダイナミックレンジが余すとこなく受け止めており、純正レンズに勝るとも劣らない、相性の良さを感じます。


SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM


最短撮影距離は40cm。絞り開放でギリギリまで近づくと、これぞ大口径単焦点レンズと言わんばかりの大きなボケ味が楽しめます。


SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM


遠景時では絞り開放からシャープな描写で、周辺減光も抑えられているのが分かります。クリアな描写の中にも少し柔らかさを残しており、作品作りを念頭に置いた隠し味のようなものを感じることができます。


SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM


明るい場所での照明も綺麗に捉えるのは、高い透明感の賜物。フレアやゴーストの発生など微塵も感じさせません。


SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM


折り重なる鉄骨の立体化も綺麗に捉えました。曇り空の影を補うため露出をプラスに補正しましたが、質感は損なわれません。色味に派手さはなくても、被写体そのものをしっかり見つめる写りをしてくれます。


SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM


道を歩いていると一匹の猫が近寄ってきました。首輪を付けていたので人に慣れたおとなしい子と想像しつつ、目にピントを合わせると予想に反して、たくましい表情を見せてくれました。ポートレートを撮る機会を持たない筆者ですが、偶然出会った猫からでもこんな表情を引き出せる高性能ぶりに、ポートレートでの活躍が容易に想像できます。あらゆるシーンでの活躍が見込める万能な標準レンズと言えるでしょう。


SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM

「Art」シリーズが示す高い描写性能は、マウントを選ばす高画質な画像を提供してくれました。少し重いことを我慢すれば、文句の付けようのない素晴らしいレンズです。その重さもガラスの塊といった感じで、描写力に期待をもたせる安心感がありました。ボディに装着すればバランスも良く、安定した撮影が楽しめます。
優れた純正レンズが揃うニコン機を使っていると、他社製レンズに手を出しにくいものですが実際に使ってみると、シンプルな単焦点レンズということもあり、違和感なく使用できます。使い勝手も良く高性能。純正派の方にもオススメできる1本です。 レンズ選びは一眼レフの醍醐味です。食わず嫌いはもったいないですよ。是非お試しください。

Photo by MAP CAMERA Staff












カテゴリー: SIGMA   
この記事が面白いと思ったらここをクリック!→投票数:22票   




≪BEFORE Top Page NEXT≫

null 464:個性的で実用的な85mm『KISTAR 85mm F1.4』 2017年12月30日
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 使用機材:SONY α7II + KISTAR 85mm F1.4(+RAYQUAL マウントアダプター ヤシカコンタックスレンズ/ソニーEボディ用) 木下光学研究所 KISTAR 85mm F1.4 国産CONTAX・Zeissの源流とも言えるTOMINONレンズの技術を受け継ぐ木下光学研究所から、シリーズ3本目となる『KISTAR 85mm F1.4』が登場しました。 開放での柔らかさが印象的な大口径中望遠レンズは、高い解像力を持ちつつもクラシックな雰囲気が感じられ...
続きを読む
null 463:渾身のフラッグシップ『Panasonic LUMIX G9 PRO』 2017年12月25日
焦点距離:12mm(換算24mm) /絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:200 使用機材:Panasonic LUMIX G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. Panasonic LUMIX G9 PRO パナソニックのフラッグシップ機といえば2017年春に発売されたGH5が記憶に新しいと思います。従来機よりAFや連写性能などの基本性能が進化しただけでなく、一番の強みとも言える動画機能も大...
続きを読む
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 462:F1.2の明るさを誇る準広角レンズ『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO』 2017年12月22日
絞り:F7.1/ シャッタースピード:1/160秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 今回のKasyapaでは、オリンパスのF1.2大口径単焦点シリーズ第3弾となる『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO』をご紹介いたします。 35mm判換算すると34mmと、ちょうど準広角域にあたる本レンズ。最も汎用性が高く...
続きを読む
null 461:ライカの名を持つ大口径超望遠レンズ『Panasonic LEICA DG ELMARIT 200mm F2.8 POWER O.I.S.』 2017年12月19日
絞り:F2.8/ シャッタースピード:1/5000秒 / ISO:400 / 使用機材:Panasonic GH5 + LEICA DG ELMARIT 200mm F2.8 POWER O.I.S. Panasonic LEICA DG ELMARIT200mm F2.8 POWER O.I.S. 望遠レンズ使いの方なら一度は使用してみたいと思うであろう“ヨンニッパ”というスーパースペックのレンズ。しかし“ヨンニッパ”こと400mm F2.8レンズはその大きさや重量だけでなく、価格の面でもなかなか手が出せない領域にあるレンズです...
続きを読む
Canon PowerShot G1X Mark III 460:大幅な進化を遂げた1台『Canon PowerShot G1X Mark III』 2017年12月15日
焦点距離:45mm(35mm換算:72mm)/ 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100/ 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark III Canon PowerShot G1X Mark III 今回のKasyapaでは、11月30日に発売された新製品『Canon PowerShot G1X Mark III』をご紹介いたします。 本機が発表された時にまず驚いたのが、そのセンサーサイズの大きさでした。前モデルである『Canon PowerShot G1X Mark II』が...
続きを読む

 [TOP Page] | Leica Canon | Carl Zeiss & Voigtlander | FUJIFILM | Nikon | OLYMPUS | Panasonic | PENTAX & RICOH | SIGMA | SONY | TAMRON | etc. |