
3月23日発売の SONY α7III が、2位以下を大きく引き離す驚異的な強さを見せて第1位獲得。
SONY のフルサイズミラーレス機は、いつも発売が月の下旬であるにもかかわらず、その月の1位を獲得してきました。
その人気ぶり・期待の大きさは、他の追随を許さない圧倒的なものです。
今回の α7III も、SONY のフルサイズミラーレス機のシリーズではベーシックモデルでありながら、新たに開発されたイメージセンサーを搭載することで、処理速度の高速化や高感度性能を上げています。
撮像エリアの93%をカバーする693点の像面位相差AFと425点のコントラストAFなど、AF精度も大幅にアップ。
さらにメカシャッター時およびサイレント撮影時においてAF/AE追従 最高約10コマ/秒の高速連写や、画素加算のない全画素読み出しによる高解像4K動画撮影が可能になるなど、上位機種に迫るハイスペックなカメラに仕上がっています。
その α7III には水をあけられてしまいましたが、3月1日発売の FUJIFILM X-H1 が Nikon勢を抑えての第2位と、新製品がワンツーを獲得しました。
X-H1 は、Xシリーズで初めてボディ内5軸・最大5.5段手ブレ補正機能を搭載。
また、今までのXシリーズと比べ、ボディ素材の厚みを25%UPさせ、優れたボディ剛性を実現するなど、フラッグシップ機と呼ぶにふさわしく、あらゆる場面での撮影が可能なハイスペックモデルです。
これで FUJIFILM は、高性能コンパクト機から中級機、フラッグシップ機まで幅広い層の支持を得られること必至。Nikon・Canon・SONY の3強にどう立ち向かうのか、注目です。
3位以降は、Nikon D850、Nikon D7500、SONY α7RIII と、先月のワンツースリーが続きます。つまり、新製品2機種が先月の上位を引きずり下ろした形となりました。
そして、5ヶ月連続に突入した OLYMPUS Tough TG-5。このままオールシーズンカメラとなるのか?
前回、久々に2機種ランクインした Panasonic ですが、今回は…残念、LUMIX DMC-GX8 が12位、LUMIX DMC-G9 Pro が13位。一歩及ばずでした…次回の巻き返しに期待しましょう。
中古デジカメ3月ランキング
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1位
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SONY |
α7RII |
レンズ交換式デジタルカメラ |
2位
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Canon |
EOS 5D Mark III |
レンズ交換式デジタルカメラ |
3位
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Canon |
EOS 6D |
レンズ交換式デジタルカメラ |
4位
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SONY |
α7II |
レンズ交換式デジタルカメラ |
5位
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FUJIFILM |
X-T2 |
レンズ交換式デジタルカメラ |
6位
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SONY |
α7 |
レンズ交換式デジタルカメラ |
7位
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Nikon |
D810 |
レンズ交換式デジタルカメラ |
8位
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Canon |
EOS 7D Mark II |
レンズ交換式デジタルカメラ |
9位
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Nikon |
D750 |
レンズ交換式デジタルカメラ |
10位
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SONY |
α6000 |
レンズ交換式デジタルカメラ |

SONY が、4ヶ月連続で中古ランキングを制しました。
α7RIII、そして新発売の α7III への買い換えにより中古数が潤沢にあることが最大の理由でしょう。
価格がこなれてきた α7RII、α7II は、ミラーレスカメラへのシステム替えを検討中の一眼レフカメラユーザーにとっても絶好の狙い目。
これまで Canon が圧倒的な強さを見せていた中古ランキングですが、新品の好調な売れ行きに比例して、このまま SONY が中古市場でも台頭していくのでしょうか。それとも、機種数の多さで地力に勝る Canon 勢が盛り返すか?
Nikon が、中古部門ではここのところあまり元気がないので、この2強の争いが今後も続きそうです。
また、今月新品部門で注目を集めた FUJIFILM。
X-H1 への買い換えで X-T2 をはじめとするボディの中古数が増えてくれば、シンプルな操作性のカメラだけに、中古人気に火がつくかもしれません。
関東の桜はあっという間に終わってしまいましたが、これからは新緑の美しい季節。ゴールデンウィークも控えています。行楽のお伴の機材はもうお決まりですか?ぜひ人気ランキングの機種も参考にしてみてください。