今回のレンズ写真を見て、まあでかいフィルムもあったもんだ、と思われる方はまさかいらっしゃらないはずですが、一応、そう、今回とりあげる「シュナイダー・クロイツナッハ C-クルタゴン 35ミリF2.8」は、とても小さなレンズです。 |
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このレンズを生産したシュナイダー・クロイツナッハは、ドイツの名門中の名門。 |
そんな超名門がM42でもレンズを作っていた! |
それを踏まえての今回のC-クルタゴンですが…これ、本当にクルタゴンなんでしょうか? |
| スクリューマウントのカメラに、小さなレンズをねじ込みます。 あまりの小ささにマウント周辺ががら空きになり、他のどのレンズを装着したのとも違う、独特な雰囲気を感じさせます。自分のカメラが、まるで何か特殊な用途のための機器に変貌したかのようです。 金属製であるせいで、小さいわりにはしっかりとした重量感を感じますが、それでも100グラムもあるかないか、常用しているレンズたちとは比べ物にならないくらい軽いです。 小さくても確かに開放はF2.8の明るさがあります。このスペックは撮る気を誘いますが、そこで例の謎がピョッコリ出てきて邪魔をします。 まず、小さすぎ、簡素すぎて、操作しづらいのです。先端部に絞りリングが配置されていますが、それで終わり。フィルターやフードを取り付けるネジも、余裕幅すらもありません。カブセ型ならとは思いますが、よほど適切なサイズのものを使わない限り、絞りが操作できなくなってしまう恐れがあります。 しかもこの絞りリング、部品的にピントリングの先端部でもあり、要するに鏡胴に固定されていないので、絞りを動かすと、ピントも一緒に動いてしまうというクセモノです。 マニュアル絞りのみなので、先に絞ってしまうとファインダー像が暗くなり、ピント合わせができなくなります。だからして、まず開放にしておいてピントを合わせてからお好みの絞りに…ああっ、ピント動いちゃった! ハイ、最初からまたやりなおし。…みたいなことが多発します。 申し訳ございません。ご面倒でも、一度ファインダーから目を離して、両手の指先を駆使してピントリングを押さえつつ絞りリングをコリコリ回し、という操作をお願い致します。 色々ヘンなレンズを使ってきたつもりですが、こいつはホントに珍妙です。いちいちそんなことをしてる自分すらも珍妙な生物に思えてきます。 唯一救いなのは広角レンズだということで、多めに絞ってしまえば、多少の誤差は被写界深度でカバーできそうなところです。もっとも、本体に被写界深度指標のようなものはないのですが…。 …どうもいけない感じになってきましたが、ここでポジティヴに行くのが、この手のレンズに対する流儀です。 考え方によっては、これ以上丁寧に撮れるレンズというものも存在しない、ということではないでしょうか。 そう考えられるならハナシは簡単、存分にフルマニュアルで撮ることにします。 |
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では、何なのですか。 |
ただの石ころだと思っていたものが、ある時見方を変えたことですごい財宝だとわかるというような…例えば、そんな衝撃が走るような真の意味というものを、C-クルタゴンは隠し持っているのかもしれません。 |

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