ERNST LEITZ WETZLAR/ズミクロン50mmF2 (最初期型) » デジタルカメラ、交換レンズの通販・買取ならマップカメラ。新品から中古まで、様々なカメラ関連商品の販売・下取見積をご提供しております。 
Select Language



 ライカのレンズの中でも代表格の1つといても過言ではないレンズです。 このレンズはそれまで製造されていた「ズミタール」というレンズを元に開発されました。まずはじめに ズミタールのレンズ鏡胴を使用してプロトタイプが作られました(このレンズは市場に出てくることのまず ない博物館クラスのレンズです。超珍品ですよ)。その後1953年に新たなレンズ鏡胴と共に生産された, というのが一般的ですが実際はそれ以前にもズミクロンは製造されていたようなのです。

 この写真のレンズ、シリアルナンバーからおそらく1951年から1952年の間に製造されていたようなのですが、 通常のズミクロンとは大きく違う点が1つあります。硝材(レンズのガラス)が通常のものと大きく異なります。
 通常のものにはパープルのコーティングが入っているのに対し、初期のものには黄色いコーティングが 入っている、というよりはレンズが黄色なのです。実際にレンズを分解して見せてもらったことがある のですが通常のものはガラスの上にコーティングがのっているような感じなのですが、初期のレンズは レンズ自体が「黄色」なのです。

 これは一説によると、はじめズミクロンを製造する際にズミタールとは 異なる新種の硝材が採用されたのですが、これがあまりにも高価な為に量産する際には新たに コストを抑えた別のガラスを使用した、ということらしいのです。しかし、真実は今や謎のままです。
 尚,この高価なガラス、実は放射性物質トリウムを使っていたらしいのです。その結果この特殊なコーティングはモノクロ撮影をすると解像度とコントラストの高い独特の描写力を誇ります。

 こんなレンズ、今じゃあどんなにお金を積んでも絶対作れません。だってぇ、今時、硝材に鉛ですら混ぜることができなくなったのに、放射性物質を使った硝材なんて作れませんもんねぇ。昔の人はすげぇなぁ。

ERNST LEITZ WETZLAR ライカ ズミクロン50mmF2 (最初期型)
1951年~1952年製造? 生産本数 ???

補遺:トリウムレンズの黄色は、トリウムの放射線の影響で経年変色したものです。尚、トリウムレンズの放射線量はフィルムに感光しない程度のごく弱いものです。










[ Category:Leica]



これ以上古い記事はありません。 記事一覧 次の記事≫

【Leica】ゾフォート“特別限定”モデルご予約受付中です! 【Leica】ゾフォート“特別限定”モデルご予約受付中です! 2017年10月23日
ゾフォートの特別限定モデルのご予約を受付中です! 2017年11月発売予定 Leica ゾフォート LimoLand by Jean Pigozzi こちらのモデルは写真家、実業家、アートコレクターなど多彩な顔をもつ、 フランス系イタリア人のジャン・ピゴッツィ氏とのコラボレーションモデル。 ゾフォートのホワイトモデルをベースに、 前面・背面に同氏が立ち上げたファッションレーベル「LimoLand」の アイコニックなロゴである「Mr.Limo」が色彩豊かにデザインされています。 インスタント写真の純粋な楽...
続きを読む
null 【Leica】何コレっ?! 第17回  『13356』 2017年10月22日
思わず「何コレっ?!」と叫びたくなるこの物体。まるで江戸時代の眼鏡ようなこれは、いったい何でしょう? ライカのコードネーム13356は、ユニバーサル偏光フィルターです。 ↓ このようにレンズの前に取付けます。 (カッコいい~!) 画像は、クリックすると大きく表示されます。 二つのリングがつながった部分を中心に前側のリングが、180度展開します。 偏光フィルターは、水面やガラス面の反射を除去したり、 青空や木の葉の色合いやコントラストを調整するネイチャーフォトのは欠か...
続きを読む
Voigtlnader NOKTON 40mm F1.2 Aspherical VM 【Voigtlander】NOKTON 40mmF1.2VM ご予約受付開始! 2017年10月20日
続きを読む
null 【MAPCAMERA × SIGMA】シグマ会津工場レポート 2017年10月19日
シグマ製品の故郷、福島・会津を訪ねて。 2017年10月初旬、東北新幹線・郡山駅から磐越西線へと乗り継ぎ、私たちが目指したのは福島・磐梯町。車窓からは黄金色の田園風景と雄大な姿の磐梯山。「会津は朝晩冷えますよ」という会話をしながら駅のホームへ降りると、ひんやりと澄んだ風に乾いた草木の香りが少し混じっていました。なぜマップカメラがここへ来たのかというと、魅力的な製品を作り続けるカメラ・レンズメーカー『シグマ』の唯一の生産拠点が...
続きを読む
null 【Leica】甦るタンバール!!ご予約受付中! 2017年10月18日
Leicaが通称赤ズマロンと呼ばれる 28mm F5.6を復刻し、世界に衝撃を与えた記憶がまだ新しい中、 再び衝撃的なニュースが飛び込んできました! なんと タンバール90mm F2.2を復刻するというではありませんか! タンバールと言えばLeica Lマウントのレンズ群の中でも一際人気があるレンズ。(上記画像) 1935~42年の間に生産。生産本数は3,000に満たないという希少性と、 その柔らかな描写、センターフィルターを使ったソフトフォーカス撮影など、 現代のレンズにはない描写で、世界中のファン...
続きを読む

[↑TOPへ戻る]