二眼レフは、いかがですか?! 2nd season その3 » デジタルカメラ、交換レンズの通販・買取ならマップカメラ。新品から中古まで、様々なカメラ関連商品の販売・下取見積をご提供しております。 
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往く夏を惜しんで?!②  2日目の鎌倉はトリオターで!

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 前回掲載後、周囲からは「まだ、やってたの?!」 …いいさ、そんなの慣れっ子だから… …でも、内容に関する感想もちっとは欲しいぞ!
 で、予告通り翌日です。 せっかくなのでカメラを変えました。 ローライコードのⅢ型、1950年から53年に出た機種で、撮影レンズにカールツァイス トリオター75mmF3.5とシュナイダー クセナー75mmF3.5を搭載したモデルがありますが、今回は3枚玉のトリオター付きをお伴に選びました。 前日のロッコールレンズとは大きく異なる写りを期待しての選択です。

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 あとサブ機として、ライカM3にフォクトレンダー カラースコパー28mmF3.5を付けて… 本当は50mmも持参したのですが、結果として出番なし。 二眼レフと広角28mmという組み合わせが、最近の旅の主流になっています。


 さて、この日は木曜日、残念ながら「中村庵」はお休み(2日連続で蕎麦でもOKな人間です)。 家で早めの昼食を済ませて、またまた昼時に鎌倉に到着。 夏を思わせるようなピーカンの中、バスに乗り込みました。 「鎌倉でバスに乗るの初めてかも…」なんて感慨に耽りながら、鶴岡八幡宮から金沢街道を東に進み、十二所というバス停で下車、光触寺(こうそくじ)に向かいました。
 数日前に購入したガイドブックにアジサイマーク付きで出ていたので、向かってみました。 手前の停留所で降りる人は結構いたのですが、ここでは私だけ… 不安になりながら目的地に着くと、案の定アジサイはほんのちょっとだけ… 運慶作の阿弥陀像があるそうですが予約制… というわけで、静かな境内にポツン…
 でも、駅周辺や有名どころの賑わいに慣れた身には、のどかで新鮮かも… いや、負け惜しみではなく、閑静な空間に並ぶお墓と石仏がなんとも味わい深い趣を… ホント負け惜しみでなく…

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  (フジ・プロビア100F 以下同じ) 真夏のような強い日差しでしたが、トブことなく石の質感を再現しています。

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  (M3 + カラースコパー28mm) 28mmだとこんな感じ。 地方のお寺のような静かな佇まいでした。

 光触寺を後にし、バスで来た道を戻る形で、清らかな水の流れる滑川沿いを歩きました。

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  (M3)

 明王院、浄明寺に立ち寄った後、「竹の寺」として有名な(とガイドブックに書いてあった)報国寺へ。
 拝観料とお抹茶代を払い庭園に入ると、何とも見事な竹林が。 ……でも、暗っ!
 感度100のフィルムだと、開放でもシャッタースピードが1/15秒以下… さっきフィルム詰め替えたばかりなのに… 周りのデジカメさんたちが、「わぁ、素敵だねぇ!!」なんて言いながらパシャパシャ撮っている傍らで、柵として設けられた杭を無理やり三脚代わりにしてカメラをあっちに向け、こっちに向けしているおじさんが1人…… 竹林を吹き渡る涼しげな風なんて微塵も感じることなく、ひたすら周囲の奇異の目を背中に受けながらの撮影でした… あぁ~、恥ずかしい…

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  でも苦労した甲斐があったか、後ろのボケ、いかにもトリプレット(3枚玉)な感じ。 …流れてます。

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  こちらもそう。 ザワザワ感が竹林にぴったりかも…

 ようやくフィルムを撮りきり、感度400に入れ替えました。

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  (フジ・プロビア400X) 同じシャッタースピードで、その分絞るとこんな感じに。 背景の乱れがなくなりました。

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 奥にある茶席は、竹林を臨めるように横1列にカウンター席が設けられていました。 盛況でしたが、なんとか空席を見つけ一服。 隣の席には、お抹茶の横にSONYのNEXを置いた若い女性が… 時折カメラを竹林に向けていました。 
 「いい写真撮れましたか?」 「あ、えぇ… でも、まだカメラ慣れてなくって… わぁ、すごい古そうなカメラですね?!」 「えぇ、古過ぎちゃって、こういう暗い所では全然撮れないんですけどね…」 「ふふふ… でもいいなぁ… そういうカメラ素敵ですよね、なんか憧れちゃう!」 「ホントですか?! 実は僕新宿のカメラ屋に勤めてて、こういう古いのいっぱい扱っているんですけど、よろしかったらどうですか? あ、これ名刺です…って、なんか宣伝になっちゃったけど…」 「わぁ、じゃあ、今度是非!」 「あ、あの、せっかくなんで1枚撮らせていただけませんか? といっても、ここじゃ暗いんで、外で1枚……」 …なんて会話を心の中で楽しんでいるうちに、女性は行ってしまいました…
 ……ずずず… ほぅ、結構なお手前で…

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 報国寺を後にし、杉本寺へ。 山門には仁王像が… でも、柵が高くてウエストレベルでは、ちょっと無理か…… って、えい!

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  (フジ・プロビア100F) カメラを頭上にさかさまに持ち上げ、下からファインダーを覗きこんでパチリ… 周りに人がいたら、恥ずかしくてとても出来ません。 まぁ、写真はスクエアだし、天地戻せばよいんですが、せっかくなのでファインダー越しの雰囲気を味わってもらおうかと思って…

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  (M3) 苔むした石段の前でしゃがみ込んでの撮影。 静かで、なんとも情緒ある風景…って、蚊が、蚊が!!

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  アジサイ忘れてた。 背景のボケの乱雑さが、かえって主題を引き立てる…って、やっぱり蚊が!!

 奈良時代、行基が開いたという鎌倉最古の古刹で、静かな雰囲気にマッチするような趣ある古いカメラを構え、そっとシャッターを切る男がひとり… うぉ~、蚊、蚊!! …のたうちまわってました。


 鶴岡八幡宮まで戻ると、やっぱりすごい人の数。 八幡様へのお参りはせずに、駅に向かい江ノ電に乗り込みました。
 長谷駅下車。 でも、長谷寺や大仏の高徳院は混んでるだろうとあきらめ、線路沿いに御霊神社へ。

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  もう、ちょっと日も陰り気味。

 御霊神社は完全に日陰になってしまっていましたが、それでも数名がアジサイ越しの江ノ電を撮ろうと電車待ちをしていました。 私もそれに加わり上下線撮ったのですが… ははははは… 直前に暗いからと感度400のフィルムに入れ替えたのに、露出計の数値を替え忘れた… …うん、まぁ、よくあるよね… 後で気が付いたけど、もう一回電車待つのもなぁ、鉄ちゃんじゃないし…

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  (プロビア400X) ぎゅう…


 七里ガ浜に着く頃には、すっかり夕暮れ。 そうなると、やたら目立つのはカップルなわけで…

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  (プロビア100F) ふん… 四隅の周辺落ちが見られます。

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  (M3) ふんふん…

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  なんか切なくなるので、やめた…

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  (M3)

 撮影中も、油断は大敵。 う、なんか背中に気配を感じる… 近付いてくる… う~ん、撮影忙しいなぁ、なかなか構図決まんないなぁ… ファインダーから目を離しません。 …と、どうやら、あきらめたようです… ふぅ、カメラを下げた瞬間、「あの~、すみません。 写真撮ってくれませんか?」 わぁ、こっちからきた!!

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  ちっ…


続く…  (文責・イット)

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