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ミラーレス一眼の新たな新時代を切り開く
「α9」
完全無音でレリーズ時の暗転がなく
AF/AE追従で20コマ/秒で連写の行えるカメラということで
様々な可能性を秘めた高速連写機となっています。

マップカメラがおくる作例サイト『Kasyapa』でも発売時にご紹介しておりますが
本館5Fスタッフの間でも撮影に臨んで参りましたのでご覧ください。

それではどうぞ。
SONY (ソニー) α9 ボディ ILCE-9+FE 70-200mm F2.8 GM OSS
α9 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS
ss1/1600 F2.8 ISO8000 焦点距離143mm

まずはα9の主戦場である「動体撮影」から見ていきましょう。
イルカショーの撮影へと赴いたのですが、撮影したのは夜の部。
プロジェクションマッピングを織りこんだナイトショーとなっており
α9の「高感度耐性」「AF低輝度限界」「AF追従」をチェックしていきます。

トレーナーに向かってイルカがジャンプしてくるシーンですが、
スポットライトが向いており迷うことなくスッとフォーカスしてくれました。
撮影後に写真をチェックしていてまず驚いたのが高感度耐性でした。
ISO8000ともなればディティールはなくなりもっとノイジーになってしまいそうなものですが
イルカの背のディティールやトレーナーの周囲に散らばっている飛沫の大小などがキチンと描かれています。
他社のフラッグシップ級の高速連写機と比べても全く見劣りしません。

SONY (ソニー) α9 ボディ ILCE-9+FE 70-200mm F2.8 GM OSS
α9 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS
ss1/500 F2.8 ISO10000 焦点距離200mm

続いては更にローライトなシーンでの撮影となります。
イルカの腹と背にライトが当たりそこがハイライトとなっていますが
こんなシーンでもキッチリとAFはイルカを捉え続けており、暗所でのAFの安定感、そしてAFの追従性の良さを感じました。
ナイトショーという事で、最低限の明りのみで周辺は本当に真っ暗なのですが
こんなシーンでも一度食いつくと離すことはありません。
今までのEマウント機ではかなり難しかったシーンなのではないでしょうか。
そして連写中でもブラックアウトがない為、撮影者が被写体を見逃すこともない、というのがα9の凄いところです。

SONY (ソニー) α9 ボディ ILCE-9+FE 70-200mm F2.8 GM OSS
α9 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS
ss1/500 F2.8 ISO6400 焦点距離125mm
さて、次は画作りの点。低感度時のダイナミックレンジこそα7RIIにその座を譲るようですが、
2400万画素かつ裏面照射型、そして高感度特性にウェイトを割いたチューニングによって
高感度時の描写が非常に安定しています。粒状感もそうなのですが、
従来機にあった暗部の嫌なカラーノイズの処理がとても良くなったと感じます。

SONY (ソニー) α9 ボディ ILCE-9+FE 70-200mm F2.8 GM OSS
α9 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS
ss1/800 F2.8 ISO10000 焦点距離108mm
余談にはなりますが、今回撮影のイルカショーは
α9発売時の特別企画として公開された「3大メーカー頂上対決」
撮影地としても使われた、品川にある水族館です。

八景島などもなかなかボリュームのあるイルカショーが見られるのですが
アクティブさは関東近郊だと品川が随一ではないでしょうか。
α9をご購入されましたら是非、動体撮影性能を体感してみてください。

SONY (ソニー) α9 ボディ ILCE-9+Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 135mm F2.8(ソニーE用/フルサイズ対応)
α9 + Batis 135mm F2.8
ss1/400 F2.8 ISO320
さて、日は変わって日中の撮影です。ほんの少しのレタッチを加えてはいますが、
出てくる画がほぼそのまま使えるようになった印象を受けます。
良しとするかは人それぞれですが、従来機と比べてもシャドウの締まりが良くなり
ほぼ撮って出しの状態でもメリハリの効いた画が出てきます。

SONY (ソニー) α9 ボディ ILCE-9+Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 135mm F2.8(ソニーE用/フルサイズ対応) 
α9 + Batis 135mm F2.8
ss1/320 F2.8 ISO200
α7IIシリーズをメイン機としている筆者が使ってみて思ったのは
とにかくストレスフリーなカメラという印象。
従来機でもカスタムキーの割り当てを工夫することで、使いやすくする事は可能でしたが
プロ向けということもあり、より直感的な操作が可能となっていて
左肩部に追加されたダイヤルや、AF-ON、マルチセレクターなど
やっと他社のフラッグシップと肩を並べられる操作性になってきたと感じました。
また、カスタマイズ性に関しても更に向上しており
ワンボタンで撮影設定を瞬時に呼び出せる「押す間カスタム設定呼出」など今までには無い機能もあり
咄嗟のシーン切り替えに柔軟に対応できるのも嬉しいところ。

AFに関しては作例の中にも出てくるFE 70-200mmF2.8 GM OSSやPlanar T* FE 50mmF1.4 ZAなど
リングドライブSSMを採用したレンズ郡でも快適にAFが出来た点もポイントが高いです。
この辺りのレンズを従来機で使われていてAFが遅いなと感じている方は
是非α9で試してみてください。AF駆動開始時のもたつきがほぼ感じられなくなり非常に快適です。

SONY (ソニー) α9 ボディ ILCE-9+Planar T* FE 50mm F1.4 ZA SEL50F14Z
α9 + Planar T* FE 50mm F1.4 ZA
ss1/1000 F2.0 ISO100
使い慣れている画角なので、フレームのイメージを頭の中で描きつつ撮影しました。
気取られないようにカメラを構えず、ノーファインダーでそれらしい方向に向けて1枚。
レンズの良さもあるとは思うのですが、ツルっとした金属の質感描写が素晴らしい。

ところで、スナップといえばレンジファインダーというのが定番かとは思いますが
今回α9を触っていて感じたのは、スナップにも良く効くスペックを持っているという事。
センサーのほぼ全面で、更に高速かつ食い付きの良いAFが効くとなると
あとはフレームインしてくる"予測"さえ出来てしまえればAFが捉えてくれる。
しかもそれを完全無音で撮ることが出来るというのは、今までは考えられない事だったと思います。

もちろんレンジファインダーというスタイルを否定するわけではありません。
システムとしてコンパクトに纏まっている点も異なりますし
フレーム外がちゃんと見えていて、流れる時間のイメージが出来るというのは大きな違いだとは思うのです。
ただ、それでもこのα9のAFシステムは、スナップの概念を変えてしまうのかもしれないとさえ感じました。

SONY (ソニー) α9 ボディ ILCE-9+Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 135mm F2.8(ソニーE用/フルサイズ対応)
α9 + Batis 135mm F2.8
ss1/320 F2.8 ISO100
好みが分かれるところだとは思うのですが、シャドウの階調表現が本当に良くなったなあと感じます。
スポーツカメラマンなどが使うことまで考えると、カラーで撮影した写真をそのまま紙面で使う=モノクロに落とし込む事が
多いと思うのですが、その時の使いやすさを考えての階調表現なのではないかと思わせるトーンです。
ドラマティックさを演出するために中間トーンからシャドウに移り変わりが大胆なカメラもあるとは思うのですが、昨今のソニーは特に中間からシャドウにかけての移り変わりの緩急が程良くJPEGでも侮れない画質です。

SONY (ソニー) α9 ボディ ILCE-9+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount
α9+MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount
ss1/250 F2.0 ISO100
最後にもうひとつ。
「撮影結果を常にプレビューしながら撮影に臨める」というのが筆者の考えるミラーレス一眼の"本質"なのですが
α9で見たEVF像は今まで見たどのミラーレスよりもその本質に近いものだと感じました。
今までも高画素EVFを謳うミラーレスは多々あったと思うのです。
ただ、どれも高精細で見えは良くとも背面液晶とEVFでのコントラストの差や
EVF/背面液晶共に色味が肉眼で見ているものと異なっているという事が見受けられました。
そういった観点からα9を見てみると、高精細という点はもちろんクリアされ
背面液晶とEVFでの色味やコントラストの差がなく、リニアかつリアルに捉えられる「銘EVF」だと思います。
このEVFだけで買う価値がある、というと大袈裟ですがそれ程の感動を与えてくれるEVFでした。


・・・


自社でセンサーを開発するソニーだからこそ
到達できたであろう「α9」というカメラ。
ミラーレス一眼の新時代を切り開くにふさわしい
可能性を秘めた一台だと感じました。

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もちろんショーケース内の中古商品はお手にとってお試しいただけます。

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撮影:α7II + HELIAR Hyper-Wide 10mm F5.6 Aspherical

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[ Category:SONY|掲載日時:11月10日 21時10分]



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