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【TOKYO VIEW BY OLYMPUS】

VOL.1 丸の内
広がる都市夜景の可能性



OM-D E-M1 Mark IIが発売されてから、
早いもので9カ月が経過した。

より磨きのかかった緻密な描写力に加えて、
進化を遂げた像面位相差AF、秒間最大60コマの連写モードなど、
ミラーレスが元来苦手とする動体撮影をサポート。
その高性能ぶりが、発売当初から話題になっているのは皆様ご存じの通り。

ではそれ以外のポイントでは、何が進化したのだろう。

本連載は、E-M1 Mark IIのレビュー機会の少ない便利な側面を、
高性能M.ZUIKO DIGITALレンズ群の注目株と組み合わせてレビューするという試みだ。
記念すべき第1回は、M.ZUIKO DIGITAL PROシリーズ初の
超広角レンズ、M.ZUIKO DIGITAL 7-14mm F2.8 PROを使って、
都市夜景にチャレンジしてみた。


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焦点距離:7mm/ 絞り:F10/ シャッタースピード:6秒 / ISO:200



いつものバッグに忍ばせて

「都心に出るんだし、夜景も撮ってみようかな。」
そもそもの始まりは、そんな何気ない動機。
天気予報は、夕方以降も晴れと言っている。
「時間帯を合わせれば、ブルーの空に映える夜景が撮れるかも!!」
そんな期待を胸に、僕は家を出た。
いつものバッグに入れたのは、手のひらサイズのフラッグシップ。

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焦点距離:7mm/ 絞り:F10/ シャッタースピード:5秒 / ISO:200


OM-D E-M1 Mark IIの利点の一つを挙げるなら、
それは紛れもなくトップクラスと言える携帯性だと思う。
私は「カメラバッグ」を持ち出すのがあまり好きじゃない。
普段のバッグに、カメラを一緒に入れて撮影に出掛けたいタイプなのだ。
今回持ち出したM.ZUIKO DIGITAL 7-14mm F2.8 PROとの総重量は、約1000g。
大きさに至っては、エントリークラスの一眼レフと同程度。
E-M1 Mark IIは、一眼レフでは到底実現できないサイズ感で、驚くべき撮影能力を発揮してくれる。
極端な表現だが、手のひらサイズのフラッグシップなのだ。


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焦点距離:14mm/ 絞り:F10/ シャッタースピード:10秒 / ISO:200


機動力の飛躍的向上は、撮影意欲の向上にも繋がっていく。

なんたって軽い。軽いから足がよく動く。

他にも良い景色に出会えるかもと、
次の撮影ポイントへ歩みを進めた。





やみつきになる手ブレ対策機構

技術とは日進月歩。
オリンパスが誇る手ブレ対策はその典型だろうし、
カメラ業界でもトップを走っているという感さえある。
皆様もよく耳にする「手ブレ補正機構」の性能に加えて、
シャッターを切った際に生じるメカの振動自体を抑えているのが最大の特徴だろう。

撮影の度に世話に最もお世話になっている手ブレ対策機構。
今回もその機構に、大いに助けてもらった。


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焦点距離:14mm/ 絞り:F8/ シャッタースピード:5秒 / ISO:160


通りかかった高架橋の下。
オレンジのライトが照らし出す景色に、撮影欲が湧いてくる。
ふとひらめいたのはSNSで話題の「長時間露光チャレンジ」。
人通りが多くてミニ三脚も立てたくなかったので、
トレンドに乗っかってみることにした。

あまりに絶好の機会。
腰を据えて撮れば、あまりにも納得の一枚。

神に愛されているのか、カメラが凄いのか。
言わずもがな当然後者だろうと、心の中で突っ込むのだった。


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焦点距離:14mm/ 絞り:F5/ シャッタースピード:5秒 / ISO:100


もともとボディ内手ブレ補正機構に定評のあったオリンパス。
2012年1月に発表されたOM-D E-M5では、
レンズ内手ブレ補正の専売特許だった撮影前の補正効果確認を実現。
さらに、レンズ内手ブレ補正では実現の難しい
シフトブレ補正などを解決してしまったのだ。
シャッターを半押しすれば動き出す手ブレ補正機構。
ボディ内手ブレ補正の優位が確定した、記憶に残る瞬間だったなぁと、
撮影のひと時を楽しみながら妙に納得してしまった。

時計を見たら、針は22時を差そうとしている。
心地良い満足感に満たされて、僕は家路を急いだ。





ピントにシビアな人ほど、一考の余地あり

今回撮影をしていて思ったのは、
広角レンズにおいても手ブレ補正機構は必須ということ。
厳密にピント合わせを行いたい方ほど、ここを強くオススメしたい。

ピント合わせを厳密に行いたいとき「拡大鏡」という機能を多用するのだが、
手ブレ補正が働いていないと、思いのほか画面が小刻みに振動し、
狙う位置にピントが合わせ辛くなる。
この点、E-M1 Mark IIの手ブレ補正機構は、
拡大鏡を起動した瞬間から補正が始まるので、
安定した画面で確認をしながらピント合わせが行えるのだ。

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撮影手法に大きな変革をもたらすOM-D E-M1 Mark II
次は何を撮りに行こうか。







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