Select Language



α7RIIIのピクセルシフトマルチ撮影を"試す"

[ Category:SONY|掲載日時:2018年01月15日 16時00分]




皆さまこんにちは。
先日発売されたばかりの最新機種
α7RIII
既に撮影を楽しまれている方も多いのではないでしょうか。

本日のテーマは「ピクセルシフトマルチ撮影」です。

Eマウントボディの中ではα7RIIIで初登場した機能となりますが
ボディ内手ブレ補正機構を高精度に制御することで
イメージセンサーを正確に1ピクセル分ずつずらして計4枚の画像を撮影、合成。
有効約4240万のすべての画素でR・G・B の全色情報を取得し、補間処理をせずに直接合成します。
そこから画像を生成することで偽色の発生を最小限に抑え
より高精細かつ忠実な質感描写を実現する、というもの。

null

と、ここまでお読みいただいたところで「あれ?似た機能を知っている」
と思われた方はお詳しいお客様。

既にペンタックスではほぼ同様の機能である「リアルレゾリューション」がありますし
オリンパスにも「ハイレゾショット」という名称の機能がありますが
どちらかと言えば前者に近い特性を持つ「ピクセルシフトマルチ撮影」です。

簡単な解説はこの辺りにしておいて、早速1枚見ていただきましょう。

SONY (ソニー) α7RIII ボディ ILCE-7RM3+Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount
中途半端な構図になってしまいましたが…

SONY (ソニー) α7RIII ボディ ILCE-7RM3+Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount
※クリックで拡大します

α7RIII + MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 ASPH.
ss1/60 F3.5 ISO100


どん!と全体像がコチラです。
中央下部のランプが消えている所をクロップしてみましたがいかがでしょう。
少し絞りを開け気味で撮っているので、ボケでディティールが際立っているところもあるとは思うのですが
合成して拡大して見た一言目が「うわっ気持ち悪い」でした…。

ベイヤー方式のカラーフィルターを持ったセンサーだと
超高画素機とはいえここまで伸ばした時に画が眠くなってしまう事があるのですが
約1億6960万画素分の情報から生み出される偽色の無い写真には
目も冴えてしまいそうな質感描写があります。

ちなみに撮影した画像は、ソニー純正のソフトウェア「Imaging Edge」で合成・現像できます。
この辺り、ボディ内で合成が出来るとより良かったのですが
まだそこまでには至っていないようです。

SONY (ソニー) α7RIII ボディ ILCE-7RM3+Voigtlander (フォクトレンダー) SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical III E-mount (ソニーE用/フルサイズ対応)
※クリックで拡大します

α7RIII + SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 ASPH. III
ss1/8 F8.0 ISO100

どーん、と広角でも撮ってみるわけですがモスクの天井画をこれでもかと描き込んでいます。
今回は大きめなサイズの画像もご用意しておりますので、特にPCからご覧のお客様は
大きな画像もお楽しみください。

さて、実はこの写真には重大な事実が隠されています。

それはピクセルシフトマルチ撮影には弱点がある、ということなのですが
その弱点とは「被写体が微塵も動いてはいけない」というもの。
例えば上記の写真も照明が空調の風にあおられて少し揺れていたのですが
null
無理やりグイッと拡大して見ると、ところどころノイジーになってしまっています。
中央から少し右に外れたところの照明などが分かりやすいでしょうか。
4枚合成を行うにあたって、被写体が動いてしまったところはこの様にノイズになってしまうのです。

この辺りはペンタックスの「リアルレゾリューション」やシグマの「SFDモード」だと
動体補正機能が付いていて、連続撮影時に動いてしまった物を検出して
合成時に本来ジャギーが出てしまう部分のノイズを
低減させるという機能がついているのですがピクセルシフトマルチ撮影にはその機能がありません。

SONY (ソニー) α7RIII ボディ ILCE-7RM3+Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount
※クリックで拡大します

α7RIII + MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 ASPH.
ss1/20 F7.1 ISO100

ですがそれを差し置いても得られる解像感と
偽色のないクリアな画は、筆舌に尽くしがたいものがあります。
凍った池を真俯瞰で撮影しましたが、氷の質感といい
葉のディティールといい見事なものです。

SONY (ソニー) α7RIII ボディ ILCE-7RM3+Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount
※クリックで拡大します

α7RIII + MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 ASPH.
ss1/60 F2.0 ISO100


そしてピクセルシフトマルチ撮影には他社には無い機能が一つ付いています。
この手の機能は基本電子シャッターを利用する為に、ストロボの同調がNGですが
1/13秒という超低速にはなるもののストロボの同調が可能な点です。
今回は自然光であっさりと撮れてしまったため、上の写真はイメージとなりますが
テーブルフォトなどの物撮りなどでは重宝するのではないでしょうか。

SONY (ソニー) α7RIII ボディ ILCE-7RM3+Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount
※クリックで拡大します

α7RIII + MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 ASPH.
ss1/13 F3.5 ISO100

被写体を求めさまよっていたら足元に、ザクザクという感触が。
そう、冬ではお馴染みの霜柱です。
面白そうだと撮影してみたのですが、普段塊になっている霜柱の1本1本が見えてきます。
そして中央左の枯れ葉表面にも産毛や葉脈が見てとれますが
こんなところまで子細に写るのかと驚いてしまいました。


今回はピクセルシフトマルチ撮影という点に着目して
数枚の写真で綴りましたが、いかがでしたでしょうか。

どうしてもしっかりと準備をした上で臨まなければいけない以上
気軽には使えない機能にはなってしまいますが、高画素機を高画素機らしく
より高精細な写真を求める方向にも使えるのもα7RIIIの魅力の一つと言えそうです。

お求めはコチラから。







マップカメラ本館5Fはソニー製品を中心に、更にCONTAXやMINOLTAなどのレンズも多数ご用意しております。
もちろんショーケース内の中古商品はお手にとってお試しいただけます。

ご興味ご関心お持ちのお客様は是非、マップカメラ本館5Fへお立ち寄りください!

5F Floor Photo
撮影:α7II + HELIAR Hyper-Wide 10mm F5.6 Aspherical

ご案内

mapquality



〓〓商品ピックアップ〓〓〓〓タイムズフォト〓〓




[ Category:SONY|掲載日時:2018年01月15日 16時00分]



≪前の記事 記事一覧 次の記事≫

【SONY】少しの非日常 SONY RX100 【SONY】少しの非日常 SONY RX100 2018年05月21日
とある平日。思い立ってプチツーリングに出掛けた。 リアバックにはデイキャンプの道具、腰のケースにRX100を詰めて走り出した。 2時間後、目の前に広がるのは湖と橋。でも、今日はここが目的地ではない。 湖畔の林道を通ってとある場所を目指す。 ここが第一の目的地。崖から滾々と湧水が湧いている。 この日は最高気温が30度近くまで上がっていた。水に手を付けるとひんやりとした流れを感じる。 水筒に水を詰めると、また再び走り出した。 着いたのは本日の目的地。河...
続きを読む
null 【SONY】 α7RIIIでプロレスの写真を撮る。 2018年05月19日
本日はプロレスの写真撮影に再挑戦する為に「SONY α7RIII + FE 70-300mm F4.5-5.6 G」を携えて格闘技の聖地「後楽園ホール」に再びやって参りました。 今回もリングに最も近い最前列での観戦です。 この日の試合はお昼からのスタートでしたが、第一試合から白熱する闘いが繰り広げられました。 選手達の熱い表情を「FE 70-300mm」が鮮明に捉えてくれます。 「α7RIII + FE 70-300mm」の組み合わせならば最前列からでもリング中央での熱戦をいとも簡単に撮影する事が可能です。 「...
続きを読む
null 【SONY】箱根で感じる物語の世界 2018年05月13日
少し前のお話しです。 春の足音が近づいてきた日のこと、王子さまに会いに行くことにしました。 王子さまはとてもすてきなところにいました。 日本であることを忘れてしまうかのようです。ここは20世紀初頭のフランスの街並みが再現されています。 色褪せた外壁と真新しい鮮やかなブルーの扉の対比に心くすぐられます。 良く見ると、作者の名前が看板になっていました。 こんな遊び心あふれる造りも、物語の世界に入り込んでいるようでときめきます。 直訳すれば「サン=テグジュペリの家」...
続きを読む
null 【SONY】二律背反 2018年05月07日
ボケ味と解像力。二律背反する要素を高い水準で纏め上げたソニー渾身の一石。 大口径標準ズームレンズFE 24-70mm F2.8 GM。 発売されてから2年ほど経過し、その間にFE 24-105mm F4 G OSSが発売され、更に今月末にはTAMRONから初のフルサイズのEマウントに対応した標準ズームレンズ28-75mm F2.8 DiIII RXD(Model A036SF)が発売となる。 徐々に選択肢が広がっていく中で描写の再確認をと思い、マップカメラ本館5F、ソニーフロアスタッフが撮影に臨んだ。 ss1/50 F2.8 ISO100 焦点距離47mm 2度目に...
続きを読む
ねことほそ道 ねことほそ道 2018年04月30日
その日は天気の良い休日。世間一般でも休日と呼べる曜日だったわけですが、「よし、撮影に出よう」と思い立って朝から家を飛び出します。しかしここで天の邪鬼な筆者は「休日の人ごみに飲まれたくない」と思ってしまい、行き当たりばったりな撮影に切り替えます。こういう時は大抵しょうもない写真ばかりが増えてしまうものなので、今回は"東京の路地を撮ろう"とざっくりとした目的を付け加えました。 そうして訪れたのが都電荒川線沿いにある三ノ輪駅。以前にも何度か撮影で訪れた事があり、来る度...
続きを読む

[↑TOPへ戻る]