マップカメラ鉄道倶楽部

国鉄気動車のラストラン

千葉県内を走るJR久留里線(木更津~上総亀山)は関東圏では珍しくなった全線非電化の路線です。
ここに12月1日より新型車両が投入され、旧型車両が姿を消すことになります。

首都圏でも新型車両の導入はよくありますが運転本数が少ないローカル線では、運用車両自体が少ないので徐々に車両が置き換わっていくのではなく、一斉交換となります。
新型車両と旧型車両の2ショットを見ることができないと分かったらもう時間がありません。ラストランを迎える旧型車両を見に行ってきました。
久留里駅で交換するキハ30形とキハ38形
久留里線で活躍していたのは、昭和30年代に製造された「キハ30形」(左)と国鉄末期に少数製造された「キハ37・38形」(右)。
当時は全国各地のローカル線で活躍していましたが、電化が進むにつれ姿を消していき、久留里線が最後の活躍の場となっていました。


雨の中を走るキハ30形
11月末でもコスモスが残る温暖な房総半島ですが、訪れた日は今シーズン1番の冷え込みと生憎の雨。天気運の無さはいつもの事でもう慣れましたが…。
とは言え、久留里線の中心駅「久留里」にある久留里城は、築城時3日に一度雨が降ったことから「雨城」の別名で呼ばれています。
上総堀の井戸や豊富な湧き水でも有名なこの地は、元から雨の多い場所だったということで。


上総亀山駅
3形式の車両が混在する久留里線ではいろんな組み合わせで車両が編成されています。
本数が少ないローカル線ですが、前と後ろで異なるカラーの車両が見られると、ちょっと得をした気分になります。


小櫃川支流を渡るキハ37・38形
一見同じように見えますがこれも異なる車両同士の組み合わせ。
左がキハ37形で右がキハ38形。見分けるポイントは乗降ドアの形状と数です。


久留里駅
紅葉も少しずつ始まっておりラストランに彩りを添えますが、見頃を迎える頃には車両が新型に切り替わっているかと思うと少し残念です。


木更津駅

木更津駅の車庫に停まるキハ30形と新型車両
木更津駅に隣接された車庫には引退するキハ30形と一緒に来月より使用される新型車両「キハE130形」が停まっていました。
新型車両はディーゼルエンジンから排気される窒素酸化物や黒鉛などの粒子状物質を低減する新型エンジンを採用した環境対策車との事。その高性能から旧型車両が消えて行くのも仕方なく思えてきます。
一方で同じく千葉県内を走る「いすみ鉄道」では観光用列車として昔の車両を復元して走らせています。
今回引退する車両達が、観光列車としてどこかで復活することを期待せずにはいられません。


使用機材:Nikon D4 +AF-S 28-300mmF3.5-5.6G ED VR


written by コリドラス
この記事のカテゴリーは『撮り鉄(車両/設備関連)』です | この記事は2012年11月27日現在の情報です。


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