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【マップカメラ情報】SONY α77レポート

SONY α77 レポート

「Translucent Mirror Technology」によって位相差AFによる高速オートフォーカスと、ライブビューが実現したα55。その上位機種となるα77が2011年10月14日発売となった。α77はどんなカメラなのだろうか?!

有効画素数約2430万画素 APS HD CMOSセンサー

α77のCMOSセンサーは最新の有効画素数約2430万画素の、Exmor イメージセンサーだ。APS-CサイズのCMOSセンサーで初の2000万画素を越えとなり、6000×4000ピクセルにもおよぶ巨大な画像を記録可能となった。ファイルサイズはJPEGで約9MB、RAWデータはなんと24MBとなる。

高解像度となったことで、カラーノイズが見受けられるが、遠くの雲のディテールなどしっかりと記録されていることがわかる。

ISO感度はISO100~16000の高感度撮影にも対応している。ISO AUTO時でも最大ISO12800まで設定可能で、これだけ設定範囲が広ければ、突然のシャッターチャンスでもオートにしておくだけで安心して撮影ができる。この高感度と併せて、イメージセンサーシフト方式の手ブレ補正も搭載しているので、ブレにはかなり強いカメラとなっている。

新センサーの特徴は高解像度だけではなく、フルHDサイズ(1920×1080ピクセル)の動画の60P撮影だ。α55やNEX-5世代のイメージセンサーでは、半分の30P記録だったが、新しいイメージセンサーは画素数向上と高速化、そして画像処理エンジンBIONZの進化により60Pの滑らかな動画撮影をも可能にしている。

60Pとなったことで、カメラを動かしたときやパンをしたときの滑らかさが向上している事がわかる。

このBIONZを含むシステムの高速化と、Translucent Mirror Technologyによりレンズ交換式デジタル一眼カメラで初となる秒間12コマの高速連写を達成している。この12コマ連写を使用して、水しぶきの一粒一粒の一瞬を切り出したのが下の写真だ。動画の様な連続性のある写真を2400万画素で記録していることに驚く。

※リンク先の画像は50%縮小しています。

SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

世界初XGA 有機EL 電子ビューファインダー

SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

α77の電子ビューファインダーは、有機EL方式が採用され、高コントラスト化と高解像度化が実現されている。また、有機ELの特性として黒は発光しないため、自然な黒、メリハリのある黒が再現されている。

この電子ビューファインダーに表示される映像は、センサーからの映像そのものなので露出やボケ方など全てを事前に確認することが可能となっている。

撮りはじめの頃は、一眼レフと同じ形をしているため電子ビューファインダーに違和感を感じたが次第に慣れ、ファインダーを覗いたままプレビューを見たり、各種設定変更もファインダー内で確認出来るので次第に便利と感じるようになった。

回転式の背面液晶は、3軸チルト式となり手持ちはもちろんだが、三脚使用時の横位置、縦位置でも背面液晶を自由な角度で確認出来るようになった。

三脚使用というと風景撮影やスローシャッター時というイメージがあるが、α77の特徴でもあるフルHD動画撮影時など、使用する機会が増える事からこの3軸チルト式の背面液晶は実用的な機能の一つだ。

背面液晶によるライブビュー撮影時も、シャッターボタン半押しですぐにピントが合うので、テンポ良く撮影ができた。見やすい背面液晶を使用した、広角レンズによるダイナミックなローポジション撮影は、まさにα77の真骨頂だろう。

また、ペットなどの撮影もこれらの高性能のおかげで、誰でも簡単に迫力のペットと同じ目線による迫力のある撮影ができる。動画撮影も録画スタートボタンを押すだけで、オートフォーカスを使用した撮影を楽しむこともできる。

SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

防塵防滴仕様のマグネシウムボディ

SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

αシリーズの中級機と言うことで、防塵防滴仕様のマグネシウムボディとなった。レンズキットとしても登場した新レンズDT 16-50mm F2.8 SSMや縦位置グリップVG-C77AM、アクセサリーフラッシュHVL-F43AMも同様に、防塵防滴に配慮した設計となっている。

大きく張り出したグリップは握りやすく、ガッチリとボディをホールディングできる安心感がある。そのグリップがある正面にはAF切り替えのダイヤル、トップにはモードダイヤル、独立したホワイトバランスボタン、ISOボタン、露出補正ボタンなどが並ぶ。

背面には、AF/MFボタンやAEロックをはじめとする撮影に関するボタンや、各種設定を簡単に変更出来るFnボタンなどが用意されている。

カメラ初心者にはボタンの数が多すぎて慣れるのが大変でもあるが、α77のデジタル部分の設定の要はこのFnボタンとなっている。色のイメージを変更するクリエイティブセレクトや、トイカメラ風などのピクチャーエフェクトの設定もFnボタンから変更出来るので、まずはこのFnボタンで様々な項目を変更して撮影を楽しんでみると良いだろう。

SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM
SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

2400万画素機であるにもかかわらず高速レスポンスのα77、秒間12コマの高速連写や滑らかなフルHD動画撮影など、他のカメラにはない強みを持っている。特に動画に関してはビデオカメラ以上の性能となっているので、動画撮影用の機材としても十分に魅力を感じた。

ただし、大口径レンズや明るいレンズを使用して、絞りやシャッタースピードをコントロールした動画撮影を行う際には、マニュアルフォーカスのみとなるので要注意だ。

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[ Category:SONY | 掲載日時:11年10月14日 11時26分 ]

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