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【マップカメラ情報】ライカ M6を知ろう VOL. 1 ライカ M6とは?

さて、この「M6を知ろう」のコーナーはこれからライカで写真撮ってみようかなー、と
思っているだけでどうしようか考えておられる方に少しでも「M6」というカメラを
知っていただくコーナーでございます。
できるだけわかりやすくいこうと思いますので参考になれば幸いでございます。

それでは、ライカM6について少しお勉強いたしましょう。
まず、「M6って何?」とお思いの方の為にできるだけ簡単にご説明いたしますね。

ライカ M6 

1984年から1999年の16年にわたり製造されたロングセラー機。
1954年にドイツのカメラメーカー「ライカ」が作り上げた最高峰のレンジファインダーカメラ、M3。その30年後に発売された露出計内蔵タイプのM型ライカがM6なのです。
露出計内蔵モデルのライカは、70年代初頭にM5やCLといった形で既に存在してたわけですが
その形があまりにも本来のM型とかけ離れたフォルムをしていた為、当時はかなり敬遠された
そうです。M6は従来のM型のフォルムをほとんど変更することなく作られたので人気があった
のかもしれませんねぇ。露出計も結構正確なので使い勝手も悪くないと思います。
露出設定に悩まないという所が、初心者の方にもお勧めしやすいか否かの判断基準となるので、
この露出計があるとないとでは大違いなわけですよ。

ファインダーフレームはM型の中で最も多い6つ。(28・35・50・75・90・135mm)
様々なレンズを使う事ができるユニバーサルファインダーを持ちます。
1998年に極少数生産されたM6 0.85高倍率ファインダーを除けば、M6の視野倍率は
0.72倍。
一眼レフタイプと大きく違う点は、ミラーを通してレンズを見ないというところで、ファインダーを
覗いたときに写らない所まで見えるのが特徴です。一眼レフだと見える範囲が「写る範囲」なので
その中で構図を考える形になります。それに対してレンジファインダーカメラはファインダーの中に
ある「フレーム」を見ながら構図を決めるので、どちらかというと一場面の中から構図を「切り取る」
というような感じになります。この構図の取り方が結構重要で、写らない所も見えることによって
自然に撮りたい部分だけを切り取って撮影することができるんですねぇ。
なお、ファインダーについては追ってご説明いたします。

そうそう、M6は露出計以外は完全な機械式のカメラですのでバッテリーの心配がありません。
電池無しで動くカメラ、う~ん、エコですねぇ。

レンズマウントですが、これまたすごい「ライカMマウント」というやつでして、はじめにもご紹介
しましたが
M型の元祖、ライカM3が誕生した1954年からマウントが同じままなんです。従って今から60年
以上前のレンズもですね、何事もなかったように使う事ができるんです。
さーらーにですよ!それ以前に作られていたバルナックタイプというライカがあるんですが、
その専用マウントであるライカスクリューマウントも、マウントアダプターリング
(純正なら中古で¥8,000~¥10,000位、純正でないものなら安いときなら¥3,000位)
を取り付けると約80年前のレンズも使う事ができるんです。すごいですねぇ。ライカ。
こういったほかのカメラにない独特の面白さももやっぱりライカの人気の1つですねぇ。

ライカ M6TTL 1998年から2003年製造

ライカM6のマイナーチェンジバージョンで、電気回路を一新し、専用ストロボを使うとTTL撮影
(わかりやすく言いますとレンズから光を通して適正な光量を測り、いい感じにフラッシュが
光ってくれる事)が可能になりました。それに伴いM6に比べ高さが約2mm程高くなりました。
あと、ファインダーのバリエーションが3種類になり、
①高倍率ファインダー0.85倍→倍率が上がる事によりピント合わせの精度が高いもの
②標準ファインダー0.72倍→M6と同じ
③広角対応ファインダー0.58倍→ファインダー倍率を下げることによりファインダーフレームを
見易くしたもの
この中から自分の用途に合ったモデルをチョイスする事ができました。

以上長くなってしまいましたがだいたいこんな感じでございます。
ただ、これはまだほんの触りの部分ですのでライカのディープな世界はこれからですよ。

ライカ M6で撮ろう特集は>こちら

 

ライカM6在庫一覧は>こちら



[ Category:Leica | 掲載日時:09年02月19日 21時00分 ]

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