今回は、広角から望遠まで幅広くカバーするPanasonicの光学5倍標準ズームレンズ『Panasonic (パナソニック) LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S』をご紹介いたします。Panasonicはマイクロフォーサーズ規格なので、35mm判換算すると24-120mmとかなり使いやすい便利ズームになります。そして、それだけの焦点距離をカバーしているとは思えないほどの軽量・コンパクトさにも注目したいところ。気になる重量はなんと210g!しかも全長は71mmというのだから驚きです。このコンパクトさはセンサーサイズが小さいからこそなせる業でしょう。
冒頭の写真をご覧いただいても分かる通り、標準ズームと言えども開放+テレ端で撮影をすれば背景もかなりボケます。ヌケの良い描写が気持ちいいですね。葉脈の一本一本を逃さず捉えてくれるその高画質さも侮れません。
この写真は境内の手洗い場を撮影した物ですが、LUMIX G VARIO 12-60mmは防塵防滴仕様なので跳ねる水にも臆することなく撮影をすることができました。これからの季節、海辺等でも活躍すること間違いなしですね。
お次は広角での撮影です。下からアオリ気味に撮影をするとより迫力が増しますね。こういった寺社や仏閣の撮影をする際に広角はかなり活躍してくれます。 特に旅行の時には大活躍してくれそうです。なんたって広角5倍ズームですから、出来るだけ荷物を減らしたい方にはぴったりのレンズですね。
気分を変えてモノクロームモードで。逆光での撮影でも迷うことなく狙ったポイントにピントを合わせてくれます。高速・高精度AFを謳っているだけあって、AF性能はさすがと言ったところ。
鮮やかな写りが、色とりどりのパンジーの美しさを更に引き出してくれました。街に色があふれてくると自ずと足取りも軽くなります。
東京タワーに足を運んでみたら、そこには大量の鯉のぼりが!一気に春を感じました。世間はもうすぐGWを迎えようとしています。子どもの日も、もう目と鼻の先ですね。
鯉の次は鳩の登場です。少し遠くの位置からズームで撮影をしたので、鳩にも逃げられることなく撮影することができました。
このレンズが得意とするところは、何も風景やスナップ写真だけではありません。ポートレート撮影はもちろん、最大撮影倍率0.54倍のマクロ撮影もできてしまうというのだから驚きです。かゆいところに手が届くオールマイティなレンズでありながら、価格はリーズナブル。このレンズがあるだけで幅広い撮影を楽しむことができます。
先ほどのタンポポを最短で撮影してみた例がコチラ。ズームレンズでこれだけ寄って撮影ができるとは…。これはかなり遊べるレンズです。
だんだんと日も長くなり、冬のように焦って夕暮れ時を撮影することもなくなりました。西日を受けて少し黄色みがかった帆柱と、空の青のコントラストが美しいですね。
ズームレンズの良いところは、撮影場所を選ばないところだと個人的に思っています。被写体が広すぎて写せなかった、被写体を切り取りたいのに余計なものが写りこんでしまう、そんな悩みを取り払ってくれる存在こそがズームレンズなのです。
『Panasonic (パナソニック) LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S』いかがでしたでしょうか。
4K動画撮影に対応した最新の設計になっているので、写真だけでなく動画を楽しみたいという方のニーズにもしっかり応えてくれています。F値は通しではないのであまり明るいレンズではありませんが、テレ端のボケの美しさは素晴らしいですし、手ブレ補正機能も搭載されているので暗いシーンの撮影でも活躍してくれることでしょう。
また、使用してみて特に気に入った点は、やはりこのコンパクトさです。GX8のボディと合わせても700g以内に収まってしまうのはかなり嬉しいポイント。AFは「静か・高速・正確」と三拍子そろっており、かさばらず持ち運べる上に思い出もバッチリ残せて、なおかつコストパフォーマンスにも優れている。標準ズームとしては非常に優秀です。
「いつでも・どこでも、カメラを持って出かけたい。」そんな方にお勧めしたいレンズです。
Photo by MAP CAMERA Staff
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