さて、冒頭から夏らしい風鈴の写真で始まりましたが、今回ご紹介するのはPanasonicの大口径広角レンズ『Panasonic (パナソニック) LEICA DG SUMMILUX 12mm F1.4 ASPH.』です。
35mm判換算で24mmという、風景撮影だけではなくスナップ撮影にも使いやすい焦点距離が嬉しい本レンズは、名称にも入っている通りライカの厳しい品質基準をクリアした『LEICA DG』レンズ。さすがライカの名を冠するだけあって、絞り開放からとても美しい写りを魅せてくれました。
また、少し下からあおるように撮影したことでパースがついてより迫力のある写りに。色とりどりの風鈴がずらりと並ぶその様は、美しいの一言に尽きます。
広角レンズでありながらも、周辺減光や歪みはしっかりと抑えられています。
また、周辺部の解像感も良好。拡大して見てみると、右端のトタン部分も潰れることなく描写されています。
使用機材:Panasonic LUMIX DMC-GX8 ボディ+LEICA DG SUMMILUX 12mm F1.4 ASPH.
友人が購入した飴細工を最短+開放で撮影。
飴の質感はもちろんのこと、飴を覆っているビニールの質感まで見事に描き切ってくれています。
ちなみに、最短撮影距離は20cm。最短まで近寄ると背景のボケもより一層強くなり、優しいボケ味に背景が飲み込まれていきます。
このレンズには絞りリングが付いているので、直感的に絞り値を操作することが出来ます。また、AF・MF切換スイッチが搭載されているのも嬉しいポイント。 (絞りリングを「A」にセットすれば本体で絞り値を変更することも可能です!)
強い西日を受けての撮影です。奥の方の少し紫がかったフレアが、カラーフィルターのように木々の緑と混ざって面白い色になりました。
個人的な感想ですが、ゴーストが発生している写真は強い光がより強調されて見えるので嫌いではありません。
また、光芒をより強調したかったので多少絞って撮影をしましたが、まっすぐ伸びる光のすじが反射して、風鈴にもところどころ光芒が発生してくれました。
本レンズは安心の防塵・防滴仕様!水辺での撮影が多くなってくるこれからの季節には嬉しいですね。
ホワイトバランスを日陰モードにして、少しノスタルジックな雰囲気に。
撮影時には手前の部分が黒くつぶれてしまっていたのですが、現像調整でシャドウを起こしてみるときちんとディティールが残っていました。
西日を受けて眩しそうにする友人たち。
この日は35度にも及ぶ猛暑日でした。こんな暑い日は軽量・コンパクトなカメラの恩恵をしみじみと感じます。
LEICA DGシリーズの中でも最広角を誇る『Panasonic LEICA DG SUMMILUX 12mm F1.4 ASPH.』いかがでしたでしょうか。
ライカの名に恥じないスタイリッシュな見た目が目を引きますね。レンズフードは金属で出来ているため、フレアやゴーストを防ぐだけではなくレンズ本体もしっかりと守ってくれます。
ボディとのバランスもとてもよく、レンズとボディを合わせても総重量は800g程。男性はもちろんのこと、女性でも気兼ねなく持ち歩けるサイズと重量です。何より嬉しいのが「F1.4」という明るさですよね。暗い撮影シーンでも活躍してくれること間違いなし!実力派レンズのご紹介でした。
Photo by MAP CAMERA Staff
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