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SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:220mm(35mm換算:600mm) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:2500 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3

SONY Cyber-shot DSC-RX10M3

ソニーから大口径、高倍率ズーム搭載のネオ一眼カメラ『DSC-RX10M3』が発売されました。
先代の「RX10M2」の発売が2015年8月でしたから、僅か9ヶ月で後継機が投入されたことになります。正直この短期間でどのように生まれ変わったのかが最も気になるところ。改めてカタログを見直してみると、「RX10M2」がズーム全域で開放F2.8の24-200mm相当のズームレンズを搭載していたのに対し、「RX10M3」では24-600mmF2.4-4相当のレンズになりました。なんと望遠側に400mmも強くなった上、広角端では明るさも向上していることが分かります。もちろん両機共レンズは描写力に定評のあるツァイスレンズですから期待は自然と高まります。
今まで諦めていた遠くの被写体も一気に引き寄せることができる、驚愕の望遠効果をまずは動物園で試してみました。

すでに何回もお世話になっている上野動物園のパンダ。この日は観覧場所から一番離れた台の上でくつろいでいました。従来であれば、遠くてよく見えないな...と思う距離ですが、早速超望遠600mmの恩恵にあずかることができました。
薄曇りのガラス越しですが、毛並みの質感まで伝わる高い解像力に驚きです。少し気温の高かった撮影日、少しバテ気味の表情もよく捉えています。


SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:23mm(35mm換算:63mm) / 絞り:F3.5 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3


食事中のキリンを見ていたら突然私の頭上に顔を出し、背後にあった木の葉っぱを食べ始めました。予想もしない動物の動きに合わせて一気に焦点距離を変更できるのは本機の大きな魅力です。
時刻はお昼時、太陽が頭上のキリン越しになり強烈な逆光になりましたが、右親指部に独立した露出補正ダイヤルで光量補正もスムーズ、普段経験できない貴重な瞬間を逃すことなく撮影できました。


SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:198mm(35mm換算:541mm) / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:3200 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3

望遠撮影で注意しなくてはならない手ぶれもしっかりサポートしてくれます。最大4.5段の補正効果を持つ光学式手ブレ補正機能はとても心強い限りです。
少し高感度に振ってシャッタースピードでも補填しましたが、水浴びする鳥の羽の動きを残すこともできました。
集光効率を高めた裏面照射型センサーは、通常のものと比べ格段にノイズの発生を抑えてくれるので、ISO 3200では全く心配ありません。カラフルな鳥の色、水の透明感など綺麗に再現してくれました。


SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:51mm(35mm換算:139mm) / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3


アザラシが池の手前でお昼寝中。あまりの気持ち良さそうな顔に思わずカメラを向けました。動画にも特化した「RX10M3」は全体的に静音設計でシャッター音も静かです。多分彼らは全く気にしないのでしょうが、音に対する気配りにも注意したいところです。
開放F値は100mm相当前後からF4になりました。100-200mmでF2.8が使いたいなら「RX10M2」という選択肢になりそうですが、手ぶれの心配が少ない本機だけに「RX10M3」のオールマイティーさが目立ちます。


SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:220mm(35mm換算:600mm) / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:400 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3


上野から浅草へ移動しました。600mmレンズを持っているとは思えない約1.1Kgのボディは、カバンにも容易に収まり移動時の持ち運びは全く苦になりません。
浅草での最初のカットは雷門から仲見世通りを600mmで撮影です。人混みで大きなレンズを出したら顰蹙を買いそうですがここは便利なコンパクトカメラ。今まで見たことない圧縮効果で面白い画が得られました。


SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:64mm(35mm換算:177mm) / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:400 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3


高画質で人気のある「RX100M4」と同じ有効2010万画素センサーは、望遠撮影でも被写体の質感を綺麗に再現してくれます。
和服の細かな模様も綺麗に捉えており、カメラとしての性能の高さも感じることができました。


SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:8mm(35mm換算:24mm) / 絞り:F2.4 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3


望遠寄りの写真が続きましたので、広角端での写真もご覧頂きましょう。
24mm開放F2.4でも周辺まで歪みなく、綺麗に捉えているのが分かります。霞かかった空は若干白トビ気味ですが屋根瓦のディテールは残っており、他のネオ一眼カメラとは一線を画す大きな1インセンサーの恩恵と言うべき、階調の豊かさを感じることができます。


SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:9mm(35mm換算:27mm) / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:800 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3


明暗差の大きな東屋の下でもそれぞれの色をしっかり書き出してくれました。色乗りが良くシャープな描写は、さすがツァイスレンズと言ったところでしょうか。


SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:31mm(35mm換算:85mm) / 絞り:F3.5 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3


さらに本機は接写能力にも優れています。実際にマクロ用途の多い90mm付近でもでもレンズ先端から約10cmまで寄ることができました。
広角端ならレンズ先端から3cmの接写が可能というカタログスペックですので、工夫次第ではさらに面白い画が撮れそうです。
また72mm径のフィルターが使えるのも見逃せません。PLフィルターやNDフィルターなどで作品の幅が広がるだけではなく、接写時に思わずレンズが被写体に触れてしまった。といった時に清掃が容易なのは嬉しい限りです。


SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:18mm(35mm換算:50mm) / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:250 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3



SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:163mm(35mm換算:447mm) / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3


AFも優秀です。ピント範囲が広いため最初の合焦まで少し悩む様子が見えましたが、一度捉えてしまえば列車の動きに合わせてしっかり追従してくれます。連写中のブラックアウト時でもファインダーは見やすく、そのAFの優秀さを改めて実感できました。



SONY Cyber-shot DSC-RX10M3 焦点距離:36mm(35mm換算:100mm) / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:125 / 使用機材:SONY Cyber-shot DSC-RX10M3


置きピンにしてピントを動かしたくない時は、レンズ脇のAFロックボタンが重宝します。
機能満載で使いこなすのが難しい印象の最新機種ですが、一眼カメラに似た操作系は初めてでもスムーズに操作できました。特に動き物を撮る際は咄嗟の操作がものを言いますから、手になじむかはとても重要なポイントです。



SONY Cyber-shot DSC-RX10M3

1台で広角から超望遠までこなすネオ一眼カメラは便利この上ない使い勝手の良さでした。画質もクリアでとても綺麗で、さすがカールツァイスレンズと言ったところでしょうか。また、技術の最先端を行くソニーらしく4K動画撮影はもちろん、Wi-FiやNFC通信機能で画像転送も楽々です。
600mmF4相当の機材が僅か1.1Kg。最近重い機材が辛くなってきた筆者にも最適な一台かもしれません。画質に妥協せず幅広い画角が手軽に楽しめる。なんとも欲張りなカメラです。

Photo by MAP CAMERA Staff








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[Category: SONY|掲載日時:2016年06月10日 06:00:00 PM]

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