Select Language




FUJIFILM (フジフイルム) X-T3 焦点距離:55mm(35mm判換算:83mm)/ 絞り:F8/ シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 使用機材:FUJIFILM X-T3 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS【ETERNA】

FUJIFILM X-T3


今回のKasyapaでは、2018年9月20日発売の新製品『FUJIFILM X-T3』をご紹介いたします。
X-T2の発売から早いもので丸2年。後継機の登場を今か今かと待ち望んでいた方も多くいらっしゃることでしょう。
いったいX-T2からどれほどまでの進化を遂げたのか、その性能を確かめるべく早速撮影へと向かいました。

冒頭の写真は、映画用のフィルムから生まれたフィルムシミュレーション「ETERNA」で撮影をした1枚。独特の柔らかい写りが特徴的で、今年3月に発売されたXシリーズのフラッグシップ機『X-H1』で初めて搭載されたフィルムシミュレーションでもあります。
フジフイルムを使う理由として、この豊富なフィルムシミュレーションを挙げられる方はかなり多いのではないでしょうか。筆者もそのうちの一人で、普段はスタンダードで撮ることが多いのですが、フジフイルムを使う時だけはシーンに応じてフィルムシミュレーションを変えて撮影をします。フジフイルムでしか出すことのできない多彩な色彩表現は、撮影意欲を掻き立ててくれるのです。

さらに、中判ミラーレス機『GFX 50S』にのみ搭載されていた、彩度が高い被写体においてより深みのある色と階調表現を可能とする「カラークローム・エフェクト」機能もXシリーズで初搭載、さらには「モノクロ調整」機能の追加もされる等、フィルムシミュレーション以外の機能もさらに充実。フジフイルムの“色”に対する並々ならぬこだわりが伺える1台だと感じました。


FUJIFILM (フジフイルム) X-T3 焦点距離:18mm(35mm判換算:27mm)/ 絞り:F13/ シャッタースピード:1/340秒 / ISO:160 使用機材:FUJIFILM X-T3 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS【Velvia】


『X-T3』は裏面照射型の新センサー「X-Trans CMOS 4」をXシリーズで初めて搭載。第4世代になったことで更に進化し、Xシリーズ史上最高画質である2610万画素を実現しました。また、上の写真をご覧いただくと分かるように、ローパスレスであるのにも関わらずしっかりとモアレを抑えてくれています。


FUJIFILM (フジフイルム) X-T3 焦点距離:21mm(35mm判換算:32mm)/ 絞り:F6.4/ シャッタースピード:1/50秒 / ISO:160 使用機材:FUJIFILM X-T3 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS【ACROS】


大人気のフィルムシミュレーション「ACROS」で。画面越しであることを忘れてしまいそうな圧倒的描写力。この写真を拡大して見た時に、あまりの解像感にゾクッとしました。


FUJIFILM (フジフイルム) X-T3 焦点距離:55mm(35mm判換算:83mm)/ 絞り:F4/ シャッタースピード:1/210秒 / ISO:160 使用機材:FUJIFILM X-T3 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS【PROVIA】


今回の写真は全てキットレンズである『XF18-55mmF2.8-4 R LM』で撮影をしています。キットレンズと言えど、そこはやはりフジフイルム。吸い込まれるような美しいボケ味を見せてくれました。


FUJIFILM (フジフイルム) X-T3 焦点距離:39mm(35mm判換算:59mm)/ 絞り:F4.5/ シャッタースピード:1/55秒 / ISO:400 使用機材:FUJIFILM X-T3 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS【PROVIA】




FUJIFILM (フジフイルム) X-T3 焦点距離:34mm(35mm判換算:51mm)/ 絞り:F6.4/ シャッタースピード:1/50秒 / ISO:320 使用機材:FUJIFILM X-T3 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS【PROVIA】


『X-T1』と『X-T2』は、発売時ブラックのみで後からグラファイトシルバーエディションが発売されていましたが、『X-T3』は最初からブラックとシルバーの2色展開です。
今回はシルバーモデルで撮影を行いましたが、グラファイトシルバーよりも若干明るく、それでいて上級機としての高級感・存在感を感じられる深みのあるシルバーであるのが印象的でした。フジフイルムのカメラは性能はもちろんのこと、物としての完成度の高さも大きな魅力のうちの一つです。ついつい手に取りたくなる、傍に置いておきたくなる、そんなカメラだなとフジフイルムのカメラを手にするたびに思うのです。


FUJIFILM (フジフイルム) X-T3 焦点距離:55mm(35mm判換算:83mm)/ 絞り:F6.4/ シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:6400 使用機材:FUJIFILM X-T3 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS【PROVIA】


曇天の中での撮影だったため少々ISO感度が高くなってしまいましたが、ISO6400という高感度でも水しぶきのひとつひとつまでしっかりと鮮明に描写してくれていたのには驚きました。低照度の限界も-1EVから-3EVまでパワーアップしたので、夜間の撮影でも活躍してくれること間違いなしです。

また、画像処理エンジンが「X-Processor 4」へと進化。こちらのエンジンは、4つのCPUを搭載したことで『X-T2』や『X-Pro2』と比べてなんと約3倍もの処理速度を実現しています。これにより、冒頭でご紹介した色表現に加えて連写性能も大幅にパワーアップ。最速30コマ/秒のブラックアウトフリーの高速連写が行えるようになりました。
この写真も高速連写で撮影をしたうちの1枚なのですが、撮影した写真を確認してみるとあまりにも滑らかで、まるで動画を見ているようでした。そして何よりブラックアウトフリーなので被写体を逃すことがありません。更には動体撮影に最適な「スポーツファインダーモード」も搭載されていたりと、かなり連写・動体追従性に力を入れていることが分かります。


FUJIFILM (フジフイルム) X-T3 焦点距離:34mm(35mm判換算:51mm)/ 絞り:F3.6/ シャッタースピード:1/400秒 / ISO:160 使用機材:FUJIFILM X-T3 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS【Velvia】


撮って出しとは思えないほどの素晴らしい発色です。お天気の優れない日でも、フジフイルムのカメラでならこんなにも鮮やかに撮影を楽しむことが出来るのです。
この写真は上の方に咲いていた花を捉えた1枚ですが、こういう時にチルト式タッチパネルは重宝します。タッチシャッターの精度も良く、狙った被写体にしっかりとピントを合わせてくれました。


FUJIFILM (フジフイルム) X-T3焦点距離:55mm(35mm判換算:83mm)/ 絞り:F7.1/ シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:2500 使用機材:FUJIFILM X-T3 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS【ACROS】




FUJIFILM (フジフイルム) X-T3焦点距離:32mm(35mm判換算:47mm)/ 絞り:F9/ シャッタースピード:1/80秒 / ISO:160
使用機材:FUJIFILM X-T3 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS【ACROS】


ACROSモードで撮るとどんな写真もたちまちカッコよくなるのでついつい多用してしまいますが、「白と黒でここまで表現できるのか」と撮るたびに驚かされます。窓の部分の階調表現も見事です。


FUJIFILM (フジフイルム) X-T3

フジフイルムの色彩表現が、ワンランク上の領域へ。



処理速度が向上したことで色彩表現がより豊かになり、動体撮影はもちろんシネマカメラに匹敵する動画性能を持ち合わせるなど、『X-T3』は静・動両方で活躍すること間違いなしのカメラであると言えるでしょう。
そして、瞳AFの性能が大幅に向上していることも特筆すべき点です。フジフイルムは肌色の表現が素晴らしく、愛用されている方にはポートレートカメラマンの方も多くいる印象を受けますが、今回の瞳AFの性能向上によってX-T3に乗り換える方も多いのでは…と感じるほどに目覚ましい進化を遂げていました。

また、外観で言うと『X-T2』からほんの少し大きくなっただけで、ボタンの配置や形状はほぼ一緒です。強いて言うならば、『X-T2』の常用ISO感度は200からでしたが『X-T3』は160からと性能がアップしているため、ISO感度のダイヤルに「ISO160」の表記が追加されたという点と、タッチパネルが追加された点でしょうか。
『X-T2』を愛用しているユーザーからすると、操作系に変わりがないのはとても嬉しいポイントです。また、ファインダーもドット数が増え、より鮮明になりました。

あらゆる面において大幅な進化を遂げた『FUJIFILM X-T3』。ニコン・キヤノンのフルサイズミラーレスと同時期に登場したということは、フジフイルムの相当な自信作であるということが想像できます。そして、実際に使ってみてその想像は確信へと変わりました。フジフイルムの新たな一歩ともいえるカメラ。ぜひ手に取って見てください。


Photo by MAP CAMERA Staff






マップカメラのTOPページへKasyapaのTOPページへ




カテゴリー: FUJIFILM   
この記事が面白いと思ったらここをクリック!→投票数:52票   




≪BEFORE Top Page NEXT≫

SONY FE600mm F4 GM OSS 529:プロフェッショナルに必要とされる超望遠『SONY FE600mm F4 GM OSS』 2019年08月02日
絞り:F5 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:1250 / 使用機材:SONY α9 + FE 600mm F4 GM OSS SONYFE600mm F4 GM OSS ソニーより待望の大口径超望遠単焦点レンズ『 FE 600mm F4 GM OSS』が登場しました。 本レンズの発表時、ソニーの担当者から「弊社はカメラセンサーの開発も並行して行なっているので、数年先のカメラを見据えてレンズ設計を行っている」と伺いました。数年後は何万画素になっているのだろう?と想像した矢先に6100万画素の「α7RIV」...
続きを読む
TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD 528:本気の35mm『TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD』 2019年07月10日
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D5 + TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD TAMRONSP 35mm F1.4 Di USD タムロンから新しい大口径単焦点レンズ『SP 35mm F1.4 Di USD』が発売されました。 SP (Superior Performance)シリーズ40周年の節目から、最上級の描写力を目指したという本レンズ。F1.4の大口径ということで少し大きめな仕上がりですが、手に伝わるその質感から良く写りそうと瞬時に感じとることができます。標準レン...
続きを読む
Canon RF85mm F1.2L USM 527:絶対的な性能を持つ中望遠『Canon RF85mm F1.2L USM』 2019年06月28日
絞り:F4 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R + RF85mm F1.2L USM CanonRF85mm F1.2L USM キヤノンがフルサイズミラーレス機に参入し、新マウントの特徴として選んだのがRF用Lレンズという強力な武器。銘玉24-105mmを継承したズームレンズと弩級のF2通し28-70mmズーム、そして50mm F1.2という誰しもが憧れるラインアップを初期から登場させ、フルサイズミラーレスに対するキヤノンの本気を世界に知らしめました。今回はそこに...
続きを読む
526:Zeissレンズの凄みを感じる『Carl Zeiss Otus 100mm F1.4 ZF.2 / ZE』 526:Zeissレンズの凄みを感じる『Carl Zeiss Otus 100mm F1.4 ZF.2 / ZE』 2019年06月20日
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D5 + Carl Zeiss Otus 100mm F1.4 ZF.2 Carl ZeissOtus 100mm F1.4 ZF.2 / ZE 世界最高性能を謳う「Carl Zeiss Otus」シリーズに望遠域をカバーする『Otus 100mm F1.4』が登場しました。同じクラスのレンズの中でも最高のクオリティを誇るという本レンズ。これまでに発売されたOtusシリーズを振り返ってみても、性能の高さは容易に想像がつき、期待は高まる一方です。 いざ手元に...
続きを読む
525:開放描写が美しいポートレートズーム『TAMRON  35-150mm F2.8-4 Di VC OSD』 525:開放描写が美しいポートレートズーム『TAMRON 35-150mm F2.8-4 Di VC OSD』 2019年06月07日
焦点距離:42mm / 絞り:F3 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:400 使用機材:Nikon D850 + TAMRON 35-150mm F2.8-4 Di VC OSD TAMRON  35-150mm F2.8-4 Di VC OSD ポートレートレンズと聞くとみなさんはどのようなレンズを思い浮かべるでしょうか?このカテゴリーのアイコンとも言える85mm、それより少し長い105mm、近年注目を浴びている135mm。どれも中望遠レンズと呼ばれているもので明るい単焦点レンズが主流です。像面の歪みが少なく、ボケも綺...
続きを読む

 [TOP Page] | Leica Canon | Carl Zeiss & Voigtlander | FUJIFILM | Nikon | OLYMPUS | Panasonic | PENTAX & RICOH | SIGMA | SONY | TAMRON | etc. |