パナソニックの新エントリーモデル、LUMIX GF5が発売となりました。小さく、軽く、シンプルながら良い写真が撮れるカメラ、先代GF3もレンズ交換式の一眼としては驚異的にコンパクトにまとまったボディでしたが、さて今回のGF5はいかがでしょうか!?実際に撮影に行って参りました。
お供のレンズは『Panasonic X VARIO PZ 14-42mmF3.5-5.6 ASPH.』、キットレンズとなっていることもあり、そのコンパクトさはGF5の小ささを更に引き立ててくれる良いコンビです。手にするとコンパクトデジカメと見まごうサイズと軽さですが、ガッシリ撮影に没頭するのでなければ、あまり重く大きい機材は遠慮したいもの。散歩でも旅行でも、手荷物も含めるとやっぱり重くなってしまいますから、この小型軽量は何よりうれしいものです。描写も繊細で美しく、電動ズームのフォーカスもスムーズですから、これ1本で日頃の撮影はほぼまかなえる、使い出のよいレンズです。
遊べる機能も、先代GF3と比べて一段と広がりました。写真のクロスプロセスほか、8種類のフィルター機能が追加され、計14種類に!天気が悪くて、少し沈みがちな街の色もグッと鮮やかに楽しく。撮影している時間も、更に楽しめるカメラになりました。
また高感度にも強くなり、暗い場所でもかなり自由にシャッターを切ることができました。大きくなったグリップも持ちやすく、細かなブラッシュアップがカメラとしての楽しさを、更に引き立ててくれています!
ISO1600でもこの画質、もちろんディティールや色味は160の方がキレイですが、色濁りやざらつきも少なく保ってくれています。
本当は建物の上から見下ろす構図が良いんだろうなぁ〜と思いつつ、手をグッと伸ばして1枚。意外としっかりジオラマ感が出て満足です!目の前の景色が、パッと雰囲気を変えて見られるフィルター機能、やっぱり楽しく、盛り上がるものです!
歩いていて、ふっと気になったらサッと一枚。驚くほどの小型軽量さの恩恵は、その撮影の自由さにあるものです。
この小ささ、男性にはちょっと手に余る大きさかもしれませんが、グリップがしっかり大きくなったので、ハンドストラップをつけて持ち歩いていても、ずいぶん楽にとり回すことが出来ました。 エントリーとはいえ、高い完成度を誇るGF5。日々の撮影に、旅行に、ぜひ連れて行きたくなるカメラです。
Photo by MAP CAMERA Staff