35mm判換算で27mmから202.5mm相当の画角をカバーする標準ズームレンズ、『SAL18135』。APS-Cサイズのα77などのボディに装着するとレンズ自体に適度な太さがある事から実にボディバランスが良いもの。画角からも着けっぱなしで出かけるのに最適な仕様となっています。外装も軽量ながら仕上げは良く、α77などのボディ外装に近いマットな仕上げは、αシリーズのボディに文句無しに似合います。
なかなか画面整理が難しい街撮りでも、ズーム比が大きいレンズは大変助かります。画面内を取捨選択して構図を決めていくのに、この倍率は嬉しい限り。
35mm換算202.5mmの望遠端でも最短撮影距離が45cmと短く、全域でかなり寄れる印象です。常用レンズとして使うなら、最短距離の短さはかなり重要なポイント。ここまで接写が可能であれば、まず困る事は無いでしょう。F値も決して明るい訳では有りませんが、望遠域と最短距離の短さを生かせばボケの美しい写真を撮る事も可能です。明るく巨大なズームレンズは汎用性には欠ける訳で、このサイズと応用範囲の広さ、上手くバランスされている1本です。
絞り込んでの撮影ですが、逆光にはなかなか強い様ですね。ゴーストすら出ないのは素晴しい!雲の細かな表情もしっかり捉えています。
とっさの被写体にもすぐに反応できるのは大きな強み。AFも静かで駆動も早く、レスポンスも良いレンズです。
金属質の滑らかな質感描写も良いもの。コントラストもつきすぎず、暗部にちゃんとトーンが残っている事から画に迫力が生まれます。こうした広がりの有る被写体には、広角端18mmの恩恵が感じられます。
夏の強い日差しは時にレンズに無理を強いますが、何とも破綻の少ないレンズです。一定のポテンシャルを常に発揮してくれる、その安定感は頼もしいものです。
サイズ、描写、そして価格。様々な面で大変良くまとまっている印象です。この写真からもそのバランスの良さがお分かり頂けるのではないでしょうか。SONY αマウントの万能高倍率ズーム、どんなシチュエーションでも活躍してくれる本レンズ、使いでのある1本です。
Photo by MAP CAMERA Staff