発売日以降何か月も全世界的に品薄状態が続いた大人気レンズ『Batisシリーズ』に、新たな仲間が加わりました。その名も『Carl Zeiss Batis 18mm F2.8』。
SONYフルサイズEマウント用交換レンズとしては広角は今まで『Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS』一択でした。それよりも明るい広角単焦点…しかもBatisシリーズの今までの写りの美しさを思い起こせば、自ずと期待も膨らみます。
明るい広角レンズと言えども、見た目は想像以上にコンパクト。Batisシリーズは比較的軽量なイメージがありますが、18mmも例外ではないようです。気になる重量は330gと、Batisシリーズの中では最軽量でした。
今回使用したボディはα7RIIです。SONYフルサイズミラーレスのフラッグシップ機と共に、超広角の世界をお楽しみください。
緑が美しい季節がやってきましたね。
こちらは下からあおっての撮影になりますが、広角レンズで気になる歪みも程よく抑えられており、逆光耐性も良好です。
AFは高速かつ高性能なので、撮影時に全くストレスを感じさせません。また、ピントリングがゴムで覆われているため指が滑りにくく、MF時の綿密なピント合わせの手助けをしてくれます。
Batisシリーズは安心の防塵・防滴設計!マウント部分に見える青いリングは、シーリング加工が施されている証拠。この青いリングが外部からの埃や水滴の侵入を防いでくれるのです。
厳しい環境下でも耐えうる設計は、プロの撮影シーンでも活躍すること間違いないでしょう。
こちらは広角レンズ特有のパースペクティブ効果を利用した例です。何気ない日常の一コマも、広角レンズの手にかかれば迫力のある作品へと早変わり。
圧迫感を感じがちな狭い階段も、広角レンズで撮るとこの通り!広々写すことができます。空間に広がりを持たせたい場合に大変効果的ですね。
その他にも、あおりや俯瞰を上手く活用しての撮影等、広角レンズならではの撮影方法はたくさん!撮影の幅がぐっと広がりますよ。
羊にも気付かれない静音AF!α7RIIのサイレントシャッターを一緒に使用すると、より静音性が増します。こういった生き物の撮影の他にも、コンサートやイベント等、静粛性が求められる撮影シーンで活躍してくれそうですね。
最後にご紹介するのは、都電に乗っている際に撮影した一枚です。景色を流して撮るためにシャッタースピードを落としたかったので、かなり絞り込みました。
そして、Batisの代名詞と言っても過言ではない有機ELディスプレイですが、今回ももちろん搭載されています。
合焦距離と被写界深度を直観的に読み取ることが出来るのがこのディスプレイのメリット。電源を入れた際に表示される「ZEISS」の文字が撮影意欲を掻き立てます。
『Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 18mm F2.8』いかがでしたでしょうか?
写真をご覧いただいても解る通り、このレンズは近接撮影も得意としています。標準レンズや中望遠レンズでは味わえない、広角レンズならではの迫力のある「寄り」の写真を撮ることが出来るのです。
これからの季節、紫陽花やひまわり畑、海など広角レンズが活躍するシーンがたくさんやってきます。『Batis 18mm F2.8』のヌケが良く上品な描写は、あらゆる撮影シーンで満足のいく写真を残してくれることでしょう。
Photo by MAP CAMERA Staff
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