使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
今回のKasyapaでは、Panasonicから発売された『LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.』をご紹介いたします。
発売前から注目を集めていた本レンズの最大の魅力は、なんと言ってもそのコンパクトさでしょう。35mm判換算で100-400mmの焦点距離を持つ超望遠レンズであるのにも関わらず、その重量はなんと約655g。感覚的には標準ズームを持っているくらいの重量感です。その軽量・コンパクトさには初めて手にした時にかなりの衝撃を受けました。
そして、次に驚いたのが画質です。どの焦点距離で撮影をしても、単焦点レンズで撮った写真と比べて遜色無いほどの高画質には惚れ惚れします。「手持ちで撮れる超望遠」なんてフレーズをよく聞きますが、このレンズほどその言葉がぴったりなレンズは無いでしょう。
冒頭の写真は30度超えの暑さの中、歩道橋の上から撮影をした1枚。普段なら100-400mmの超望遠を持って暑い中撮影をしようとは思いませんが、このレンズの場合は話が違います。こんなに快適に撮影が出来る超望遠に出会ってしまったら、もう他のレンズは使えないかも…とさえ思いました。
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
周りの葉っぱを額縁に見立てて、しんと静まり返る湖を撮影。AFが迷ってしまいがちな撮影シーンでも的確に被写体を捉えてくれるAF性能はさすがパナソニックです。
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
もちろん、動体撮影もお手の物。くるっとスズメが振り返った瞬間を捉えました。
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
最短撮影距離は75cmなので、このようにマクロレンズのような使い方も可能とします。
この時はマニュアルフォーカスでピントを合わせましたが、ピントリングの絶妙なトルク感のおかげで細かいピント合わせも楽に行うことが出来ました。超望遠レンズならではの大きなボケ味もとても綺麗です。
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
超望遠レンズを使っていると、ついつい建物を撮りたくなります。
しかし、この隅々まで隙のない写り…。パナソニックの静止画のフラッグシップとライカDGレンズの組み合わせはまさに鬼に金棒です。
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
普段超望遠レンズで撮影をしていると、その見た目のインパクトからか周りの視線をよく感じるのですが、この日ばかりはその視線を感じることもありませんでした。システムがコンパクトだと良いこと尽くめです。
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
激しく流れ落ちる噴水の水にしっかりとピントを合わせてくれました。
本レンズは防塵・防滴仕様なので水辺でも安心して使用することが出来ます。
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
前ボケを入れたことで立体感が増し、より雰囲気のある1枚に。
ここからさらにもう少し寄りたい時には別売のテレコンバーターがあると便利です。もともとが軽いレンズなので、テレコンバーターが1つ増えたところで気になることもありません。
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
ワイド端で撮影をした際の開放F値はF2.8。換算すると100mmのF2.8になりますから、ポートレート撮影でも活躍してくれそうです。
使用機材:Panasonic G9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. H-ES50200
水面に反射したとは思えないクリアな写り。街中の何気ない景色も印象的に切り取ってくれるレンズです。
超望遠レンズの革命児。
『Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.』いかがでしたでしょうか。上の写真をご覧いただいても分かるように、G9 PROとのバランスも非常に良く、繰り返し言うようですが本当に超望遠レンズとは思えない出で立ちです。
本レンズにはナノサーフェスコーティングが施されているため、強い日差しの下でもゴーストやフレアの影響は全くと言っていいほど無く、常にクリアな描写を保ってくれます。
また、Dual I.S.2に対応しているレンズなのでG9 PROと組み合わせることで非常に強力な手振れ補正の恩恵を受けることが出来ます。そのため、手振れによるミスショットはほぼ皆無。特にテレ端での撮影は揺れもほとんど無く、非常に快適に撮影を行うことが出来ました。
「大きくて重い」という超望遠レンズの常識を覆した本レンズ。超望遠レンズを普段使う方も、そうでない方も、ぜひ一度本レンズを装着した状態でファインダーを覗いてみてください。今までにない世界が、その先には待っています。
Photo by MAP CAMERA Staff