今回はパナソニックの『LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 II ASPH. H-XA025』をご紹介します。ライカの厳しい光学基準をクリアした、開放F値1.4の大口径「SUMMILUX（ズミルックス）」レンズです。マイクロフォーサーズ用で小さく、重さはたったの205gしかありません。光学性能に優れ、諸収差を最小限に抑える設計が施されており、クリアで抜けの良い描写が特長です。またパナソニック独自の技術「ナノサーフェスコーティング」により、ゴーストやフレアが低減されています。そんな当レンズを携え、街に出ました。

まずは、ピンクのブタさんに会いに行きました。機嫌がよさそうにしっぽを振り、まるでハイヒールを履いているかのようにつま先立ちしています。ブタさんがこんなに可愛かったなんて……。今日まであまりじっくり見たことがなかったことに気付きました。

足を伸ばして床に座ると、ブタさんが人懐こく膝の上に乗ってきて、うとうととし始めました。なんて可愛いのでしょう！この子は生まれて1か月とのこと。まだまだ赤ちゃんです。甘えたい年頃なのかもしれません。

ポップでおしゃれなストロベリーソフトクリームを食べます。トッピングもカラフルでかわいらしくて、気分が高揚します。ピンクのソフトクリームによく似合うピンクの壁の前で写真を撮っていたところ、ソフトクリームが溶け出してきました。そんなに長く撮っていたわけではありませんが、つい夢中になり、暑い日であることを忘れてしまいました。

30度を超える暑い日。日陰のベンチで麦茶を飲みながら休んでいると、女の子が新体操のロープの練習を始めました。ロープは様々な形にしなり、時には天高く投げ飛ばされます。うまくキャッチできずに、床にロープが叩きつけられるのをガラス越しに見たときは、思わず「あっ」と声が出てしまいました。

ブルーの素敵なドレスがショーウインドーに飾られていました。街路樹の鮮やかな緑がガラスに反射していましたが、決して邪魔ではなく、むしろそのおかげでより一層美しく見えました。

木陰にいたところ、重厚感のある建物の前にバイクが一台とまりました。バイクが黒一色なのとは真反対に、派手なヘルメットが目を引きます。ドライバーがヘルメットを脱ごうと持ち上げた瞬間を捉えました。

建物の中からアーチ越しに外を臨みます。外は日差しがジリジリと照り付けているおり、自分が安全地帯にいるのを感じます。風が通る日陰から出たくないので、のんびりしていたいところですが、夜景を見に海辺まで移動することにしました。

久しぶりにレインボーブリッジを歩きました。夜のとばりを背に、船が優雅に通り過ぎて行きます。すぐ横を車がビュンビュンと走っていて揺れ、ムード満点とは言い難い状況でしたが、夜景はとても美しく、それが全てを帳消しにしてくれました。

コンパクトでいてクリアな描写

今回、G9に合わせて撮影しましたが、ベストな組み合わせでした。撮影時はもちろんのこと、移動時にも小さなショルダーバッグにすっぽりと入り、重宝しました。一番気に入ったのは、室内や夜景に強い明るいレンズで、描写がとてもクリアで歪みがなかった点です。クリアであることや歪みがないことは、スペック一覧表ではわかりにくい魅力なので、皆さんにしっかりとお伝えしたいです。最短撮影距離は0.3m。ひざに乗せたブタさんも問題なく撮ることができました。スナップから風景、ポートレートまで活躍してくれるレンズです。ぜひお試しください。