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615:『SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS』Part.2

2020年09月14日

焦点距離:400mm / 絞り:F6.3/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:160 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

SONY Eマウントで一度ご紹介した『SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS』。今回はLマウントの各ボディに合わせて撮影してまいりました。驚くようなコンパクトさでカメラ業界を騒がせた『SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN』が発売されましたが、「ライトバズーカ」の異名を持つこの超望遠レンズも実にシグマらしいレンズです。

まず最初はシグマのボディ『SIGMA fp』で海まで行ってきました。『SIGMA fp』に超望遠レンズを付けるなんて想定外と思っていたのですが、実際の装着感は決して悪くありません。海が見え隠れする県道を歩いているとふと視界が開け、海の上に立つ不思議な鳥居を見つけました。海岸まで出て観察すると奥には江ノ島が。この2つを超望遠レンズの特性を生かしてまとめられる場所を探すためにまたしばらく歩き、納得のいく位置からクロップ機能を使って撮影しました。手前にフレームインしてきた鳥のボケ感と奥の方にいるヘリとの対比が面白い感じに。

 


 

SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

+ SIGMA fp

焦点距離:400mm / 絞り:F8/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

対岸から超望遠でシューティング。圧縮効果のおかげでしょうか。これだけ距離が離れているにも関わらず、人物に立体感を感じることが出来ました。

 

焦点距離:400mm / 絞り:F6.3/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:400 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

まだ暑さが残る9月。日陰で首を傾げるカラスは何を思っているのでしょう。近寄れない被写体に寄せるのは超望遠だけの特権、背景の広葉樹の光が反射して玉ボケを形成しています。

 

焦点距離:100mm / 絞り:F5/ シャッタースピード:1/200秒 / ISO:4000 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

こんなに背が高いヤシの木が並ぶのは、リゾートならではの光景といったところでしょう。遊びに来ているのは若者が多く、皆一様にヤシの木と写真を撮っていました。夕方ということで暗所性能が試されるところですが、『SIGMA fp』はその点で非常に優秀。ISO4000でもぱっと見でノイジーな印象はありません。決して明るくはない『SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS』との相性の良さはこういうところでも発揮されます。

 

焦点距離:164mm / 絞り:F13/ シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

逆光でシルエットになった船舶。この状況でもゴーストやフレアが最大限に抑えられているのが素晴らしいです。F13まで絞り込みましたが、実にシャープな線です。

 

焦点距離:100mm / 絞り:F5/ シャッタースピード:1/100秒 / ISO:125 / 使用機材:SIGMA fp + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

最後の写真はカラーモードを「サンセットレッド」に設定。『SIGMA fp』との組み合わせは間違いなく最小の超望遠システム。ぜひこのサイズ感を楽しんでいただきたいです。

 

SIGMA fp + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

 


 

SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

+ Panasonic LUMIX DC-S1

焦点距離:136m / 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:2000 / 使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

次にご紹介するのは『Panasonic LUMIX DC-S1』との組み合わせです。舞台は変わり空港へ。ファインダー搭載、グリップ感のしっかりした『Panasonic LUMIX DC-S1』との相性は言うまでもありません。『SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS』の唯一ネックとなるF値の暗さもホールド感、高感度耐性諸々、ボディがカバーしてくれます。それではご覧ください。

 

焦点距離:100mm / 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:2000 / 使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

現像時にかなり露出をハイキーに寄せたのですが、気持ちのいい色をキープしてくれました。『Panasonic LUMIX DC-S1』のデータは色を豊富に含んでいる気がします。

 

焦点距離:100mm / 絞り:F9/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:400 / 使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

ガラス越しに飛行機を1枚。とは思えないクリアな写りです。すぐにバレてしまうので先に白状してしまいますが、尾翼とラインが微妙にズレてしまいました。圧縮された世界は僅かなブレが大きな誤差を産む世界、心して臨みましょう。と詰めの甘さを誤魔化しつつ次に。

 

焦点距離:100mm / 絞り:F8/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:1600 / 使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

 

焦点距離:400mm / 絞り:F8/ シャッタースピード:1/800秒 / ISO:640 / 使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

まだまだ暑く、モヤがかかってしまう時期だったにもかかわらず、立体感を感じられる画です。秋冬の季節にもう一度撮りたい場所です。

 

焦点距離:100mm / 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/80秒 / ISO:6400 / 使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

 

Panasonic LUMIX DC-S1 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

 


 

SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

+ LEICA SL2

焦点距離:309mm / 絞り:F6.3/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA SL2 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

続くボディは『LEICA SL2』。4730万画素の高画素なモデルです。握りやすい大きなグリップで、『SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS』とのバランスは良く、安定して撮影することができました。この日は真夏のような暑さ。遠くで入道雲がもくもくと発生していました。空の青と雲の白、芝生の緑が夏を感じさせる一枚です。

 

焦点距離:183mm / 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA SL2 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

大きなエンジン音が耳に入り、見上げる着陸態勢の航空機が一機。最近は飛行ルートが変わった影響なのか都内でも航空機を真下から見る機会が増えた気がします。素早くカメラを構えて撮った一枚ですが、しっかりとピントが合っています。

 

焦点距離:373mm / 絞り:F6.3/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA SL2 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

木製のベンチには、午後の休息を過ごす人の姿がありました。テレ側の開放F値F6.3で撮影してもピント面がシャープ。靴の縫い目もしっかり描写されています。

 

焦点距離:560mm / 絞り:F9/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:400 / 使用機材:LEICA SL2 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS + SIGMA テレコンバーター TC-1411

 

こちらは『SIGMA テレコンバーター TC-1411』を使用して撮影したスイレンの花。葉にできた影と白い花弁が良い感じで対比になっています。

 

焦点距離:400mm / 絞り:F6.3/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA SL2 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

スイレンの葉に止まったのはトンボ。被写界深度が浅く、ピントはトンボの体の部分のみ。トンボを見掛けると秋が近づいていると実感します。

 

焦点距離:400mm / 絞り:F6.3/ シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA SL2 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

木漏れ日が差し、ピンポイントで光っているような花。亜熱帯の植物は奇抜な形状が多く、目を惹きます。

 

LEICA SL2 + SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

 

Handy Tele Master

最小最軽量の超望遠レンズ『SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS』は携帯性に優れており、お手軽に持ち運ぶことができます。特に『SIGMA fp』との組み合わせは最小。グリップを装着すればより安定して撮影することが可能です。『LEICA SL2』での撮影時、しっかりAFが作動するのか心配でしたが、気になるようなこともなく、MFでピントを調整することもありませんでした。『SIGMA テレコンバーター TC-1411』を使用しても、激しく動く動体でなければ問題なく撮影することもできるでしょう。操作性もズームリングと直進ズームの二種類の方法で操作が可能で、様々な撮影スタイルにフィットします。快適な超望遠撮影を実現したミラーレス専用設計の『SIGMA Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS』。Lマウントで気軽に超望遠撮影を楽しみたいという方にはぜひ手に取っていただきたいレンズです。

 

Photo by MAP CAMERA Staff

 

 

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