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980:新たな思想の単焦点シリーズ『Canon RF24mm F1.4 L VCM』

980:新たな思想の単焦点シリーズ『Canon RF24mm F1.4 L VCM』

2024年12月28日

絞り:F8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

静止画と動画どちらも必要とするクリエイターのための新世代・開放F1.4Lレンズシリーズに『Canon RF24mm F1.4 L VCM』と「Canon RF50m F1.4 L VCM」が加わりました。11群15枚のレンズ構成による開放F値1.4を生かした大きく美しいボケ味と「VCM(ボイスコイルモーター)」と「ナノ USM(超音波モーター)」を組み合わせた「電子式フローティングフォーカス制御」により優れたフォーカシングを実現。星景などの点像を周辺まで歪みなくシャープに再現するために『Canon RF24mm F1.4 L VCM』は非球面レンズ1枚を配置。サジタルコマフレアを低減し、点像周辺の再現性を向上しました。新シリーズの特徴とする統一された小型軽量設計。全長約99.3mmで統一されており、質量約515gのコンパクト設計になっています。またVCMシリーズは共通で後部にシートタイプのフィルターを装着できるリアフィルダーホルダーが同梱されており、前後2枚のフィルターにより、独創的な表現を追求することができます。前回の「Canon RF50m F1.4 L VCM」に続き『Canon RF24mm F1.4 L VCM』で撮影してまいりました。ぜひご覧ください。

まずはF8まで絞って頭上の木々を見上げる形で撮影しました。木の背の高さがそれぞれ違うので、地上から天辺までかなりの奥行きがあるはずですが全体にフォーカスが合っています。一枚一枚の葉っぱや細枝をしっかり解像してくれました。

 

絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

最短撮影距離0.24mで撮影しました。F1.4は非常にピント面が薄く、周辺ボケの口径食がやや気になったのですがF1.8に絞ると形が綺麗に整いました。モミジのディテールもより鮮明になり、前ボケ後ボケも十分に柔らかいままなので近接撮影では少し絞って撮影するのがオススメかもしれません。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

開放絞りで撮影。全体的な場の情報を取り入れつつも、ピント面の被写体をしっかり浮き立たせてくれます。VCM+ナノUSMの優れた最新の制御アルゴリズムにより、電子シャッターによる高速連写や被写体検出によるサーボAFの常用化といった撮影スタイルの変化に対応しています。

 

絞り:F4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

被写界深度を深めに取りたくてF4に絞りました。鮮やかながら落ち着いた赤のトーンが絶妙で見事です。

 

絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:400 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

描かれた人物の表情がすべて読み取れるようにここでも絞って撮影しました。F2.8からもう満遍なく解像できていましたがF4.5に絞ったときの全体的なシャープさが気に入ったのでこちらの絞りにしました。室内ではなく屋根のある建物で、少し視点を下げれば外の光が入ってきてしまうので画角で調整します。24mmが広角のスタンダードとして扱われる理由の一つには構図の整理が広角レンズながらやり易いというのがあると思います。

 

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

鮮やかな和柄模様に包まれたお稲荷様。少し絞ると程よいピントの深さで精細に描写してくれました。

 

絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

渋めの色が続いたのでポップなカラーも撮っておきたいと思ったところにちょうどいい提灯がありました。かなりポップ、もはやビビッドに近い発色ですが、彩度が高くなりすぎないギリギリのところでセーブしてくれています。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

上部のボタンを押すと蓋が開く懐中時計。中段に座する猫にピントを合わせました。猫はもちろん同じ面にある龍の画もとてもよく写っています。開放絞りはピント面がとても浅いので、こういったフラットなシーンで被写体をクローズアップさせることも出来ます。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:200 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

階下から天井にピントを合わせて撮影しました。手前側で大きくボケて奥に行くにつれ研ぎ澄まされていく感じがたまりません。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

ぞっとしてしまうくらいにシャープな写りです。斜めに切れ込む影がピント面からボケのほうへと変わっていく繋ぎが非常に美しい。ボケも標準や中望遠レンズで撮ったのかと見間違うような豊かなボケです。このカットはマニュアルフォーカスでピント拡大をして撮影したものなのですが、拡大ボタンを二度押しの15倍表示でピントを切り詰めました。それだけ拡大してもピント面が曖昧にならず芯がはっきりと見えたので解像力が非常に高いレンズであることを改めて実感したカットです。

 

絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:200 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

いつもなら望遠レンズを持って野鳥を撮りにくるスポットへ広角レンズで行ってみたのですが、思惑通りに背の高いメタセコイアの木々の綺麗なリフレクションを見ることが出来ました。鉄塔の細かいディテールも見事に解像してくれています。日常を非日常に。こういうダイナミックな画を撮れるのが広角レンズの醍醐味であり楽しみです。

 

絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:200 / 使用機材:Canon EOS R5 Mark II + RF24mm F1.4 L VCM

 

 

 


 

新たな思想の単焦点シリーズ

VCMシリーズは外装デザインやコンパクト設計を共通化させただけでなく、発色・描写傾向、操作感まで揃えているので違和感なく3つのレンズを使い分けることができます。67mm径のフロントフィルターを使いまわせたり、ジンバルを使った動画撮影においてレンズ交換時の調整が少なくて済むなど、現場での使い勝手の良さも追求しています。『RF24mm F1.4 L VCM』も他シリーズと同様レンズデータによる自動補正が必須となりますが、他社製の現像ソフトでRAW現像をする場合でも基本的にレンズデータが組み込まれているので心配もいりません。F1.4の単焦点レンズとして実にハイクオリティなシリーズです。ぜひこのシリーズで撮影を楽しんでみてください。

 
Photo by MAP CAMERA Staff
 

 

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