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1029:確かな操作性と高い解像力の融合『 Canon RF70-200mm F2.8 L IS USM Z 』

1029:確かな操作性と高い解像力の融合『 Canon RF70-200mm F2.8 L IS USM Z 』

2025年11月06日

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:200mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

Canonの望遠レンズといえば伝統的な“白レンズ”をイメージされるかと思いますが、その伝統の望遠レンズに、新たに目立たず反射も抑えやすいブラックが加わりました。『 Canon RF70-200mm F2.8 L IS USM Z 』は、白/黒の2色同時展開と、インナーズームという新設計で、70–200mmに新たな選択肢をもたらした一本で堂々とした鏡筒。しかし手にするとその軽さに驚かされます。今回は、キヤノンRFマウントの新たな大口径望遠ズームレンズ『RF70-200mm F2.8 L IS USM Z』をご紹介します。本モデルは従来モデルからインナーズーム方式へ刷新。その結果、全長は約199mmと大型化しましたが、質量約1115gと軽量設計のため取り回しに不自由は感じません。プロフェッショナルユースにふさわしいLレンズらしい高い光学性能と堅牢な造りも健在です。
そしてZの名が示すとおり、パワーズームアダプターを使用しての電動ズーム運用やアイリスリングなど動画撮影にも対応したハイブリッド志向の装備を備え、インナーズーム+全域エクステンダー対応でバランスと拡張性も両立。今回はフラッグシップ機『EOS R1』と組み合わせ、飛行機や飛翔する鳥、風景など多彩な被写体を撮影してみました。いずれもレンズの解像力を存分に活かすことを意識しています。それでは、その描写をご覧ください。

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:200mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:200mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

待ち望まれていたインナーズーム機構を採用し、ズーミング時にも全長が変わらない設計となった本レンズ。そのおかげでウエイトバランスが終始安定し、三脚や一脚での運用はもちろん、手持ち撮影でも扱いやすさが向上しています。加えて伸縮しなくなったため、雨天時などの防塵・防滴性能への信頼性においてメリットをもたらし、防塵防滴、そして堅牢さで不足はありません。雨はもちろん、北の大地の厳しい環境においても安心して使用することができました。エゾシカの体毛からタンチョウの羽毛、そして豊富な生命を支える海の波間の立体感など。細部にまで至るその場の雰囲気、空気感をぎゅっと凝縮してくれます。

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:200mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:189mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

望遠レンズでありながら、被写体へグッと迫れるのも本レンズの魅力です。広角端70mmでは最短0.49m、望遠端200mmでは0.68m(最大撮影倍率0.3倍)まで寄ることが可能です。テーブルフォトや花、ディテールを切り取るような撮影でも、レンズ交換することなく印象的なクローズアップ撮影が楽しめます。
コスモスが咲き誇るこの季節。しかしコスモスの花は花びらに見えるピンクの部分ではなく中心の黄色い部分が本体。筒状の花が集まって一つの花を形成しています。最短撮影距離×望遠端を使用することでマクロレンズのような使い方ができ、一本でそれらまで精細に表現します。

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:95mm / 絞り:F8.0 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:70mm / 絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

全長は約199mmと一眼レフ用の従来モデルに匹敵するサイズになりましたが、それでも質量約1,110gに抑えられており、F2.8通しの望遠ズームとしては依然コンパクトで機動力に優れています。それでいて、レンズ構成には非球面レンズやスーパーUDレンズといった特殊硝材を贅沢に投入しズーム全域、画面の隅々までLレンズの名に恥じない圧倒的な解像力を発揮します。抜けの良い青空もクリアに写し取り、雲のコントラストともども写真に留めます。

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:200mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:70mm / 絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:200mm / 絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

レンズが持つ高速な「ナノUSM」と、『EOS R1』の最先端の被写体認識AFが組み合わさることで、AF性能はさらに向上します。「高速で不規則な動きをする被写体」に対しても、レンズがAF駆動の速さで追い、ボディが被写体を離さない。これこそ、咄嗟の時も安心して任せられる信頼感があります。絞り開放のF2.8からシャープネスに解像することはもちろん、ピント面以外の背景は大きくぼけてとろけるような描写になります。そして、カモメの背景の海に跳ね返るきらめきも綺麗な玉ボケとなり、被写体を効果的に引き出してくれます。

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:120mm(1.6倍クロップ) / 絞り:F6.3 / シャッタースピード:1/1oo0秒 / ISO:640 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:640mm(1.6倍クロップ) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:640 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z + エクステンダー RF2X

 

従来モデルから変わったことがもう一点。ズーム全域においてエクステンダーに対応しました。『エクステンダー RF2X』を装着すれば、瞬時に140-400mm F5.6の望遠ズームとして機能します。一本のレンズでカバーできる領域が劇的に拡大しました。それでいて元の描写性能の高さが秀でているため、劣化も少なく十二分に実用的に使用が可能です。
『EOS R1』の高性能AFと本レンズの俊敏なピント合わせが相まって、遠方から高速で駆け抜ける機体をしっかりと捉えています。インナーズームによる安定した重心バランスのおかげで、長時間の撮影でも疲労感が少なく、待ち時間の多い現場でも取り回しのしやすさを実感できました。

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:75mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:2000 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

焦点距離:135mm / 絞り:F3.2 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:6400 / 使用機材:Canon EOS R1 + RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

 

水槽のガラス面を通しても伝わる質感や細部の構造。ワイド端からテレ端までどこをとってもクオリティの高い描写が得られます。また、『EOS R1』のセンサーは2420万画素と扱いやすく、暗所にも強い性質があります。この性能を、このレンズは開放F2.8から余すところなく引き出し、薄暗い水族館などの屋内撮影でもピント面のシャープネスはもちろん、ボケの美しさ、そして画面の四隅に至るまでの描写力によって、手の届かないその先の感覚を写真に残すことが可能です。

 

 

RF70-200mm F2.8 L IS USM Zで撮影した作例

 

安定と解像力を兼ね備えたプロ仕様ハイブリッド望遠ズーム

『RF70-200mm F2.8 L IS USM Z』を通して感じた最大の魅力は、その圧倒的な解像力と描写の安定感です。どんなシーンでも細部までよく写る性能には何度も驚かされました。AF性能もさすがLレンズというべき高速・高精度さで、『EOS R1』の高度な被写体検出機能と相まって動く被写体も確実に捕捉できます。遠景の風景から近接撮影までこれ一本で柔軟に対応可能でした。インナーズーム採用で全長が変わらない安定したバランスは撮影時の安心感につながります。そしてその操作性と相まって、プロユースに十分応える仕上がりと感じました。

また、「ホワイト」「ブラック」の2色展開となりましたが、キヤノンの望遠レンズが白いのは単なるデザインではありません。炎天下での撮影など、過酷な環境でレンズ鏡筒が太陽光を吸収し、内部の空気が膨張して光学系に影響が出るのを防ぐため、光を反射する『遮熱塗料』として白が採用されてきた歴史があります。しかし、より様々な撮影シーンを想定したプロユースを考慮し、撮影対象に溶け込んで目立たず、ガラスや鏡面への機材の映り込みなどもを最小限に抑えられるブラックカラーが登場したのはキヤノンとしての本気度が伺い知れます。
既存の『RF70-200mm F2.8 L IS USM』は可搬時のコンパクトさ、機動力を活かした軽快な撮影を。『RF70-200mm F2.8 L IS USM Z』は、インナーズームによる安定感とスチル・動画撮影と幅広く対応できるハイブリッド性を兼ね備えたプロフェッショナルなレンズ。ぜひ使ってみてください。

 

Photo by MAP CAMERA Staff

 

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