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1070: 新世代の超広角F2.8ズーム『 TAMRON 12-20mm F2.8 / Model A084 』

1070: 新世代の超広角F2.8ズーム『 TAMRON 12-20mm F2.8 / Model A084 』

2026年08月27日

今回のKasyapaでは、タムロンから発売された超広角ズームレンズ『 TAMRON 12-20mm F2.8 』をご紹介します。XGMレンズなど特殊硝材を使用した12群17枚構成で、夜景や星景撮影時に点光源の周辺に発生しやすいサジタルコマフレアを補正。中心から周辺に至るまで、高いシャープネスを実現しています。そして本レンズからはタムロンのデザイン哲学「Toned Profile」をさらに一歩前進させた「Toned Profile Next」が採用されています。長さ119.3mmというコンパクトな鏡胴に、コントロールリングやスイッチなどの9個のコントロール機能を搭載した機能的なメカニカルスタイルを採用しながらも、570g(ソニーEマウント用)という小型軽量設計を実現している点も本レンズの魅力です。簡易防滴構造やインナーズームの採用、固定式の花型レンズフードにロック付きレンズキャップ、リアフィルターホルダーなど実用的な面もしっかり考慮されており、TAMRON Lens Utilityにも対応しています。今回は「SONY α7V」に合わせて撮影してきました。ぜひご覧ください。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:12mm / 絞り:F10 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

まずは広角端12mmで一枚。手前から奥へと伸びる参道を大きく取り込みながら、左右の建物や木々まで画面の中に収めることができました。F10まで絞ったことで、手前から遠景まで安定した描写。これだけ広い範囲を写しながら、画面周辺まで細かなディテールがしっかりと残っています。この日は猛暑とも言える厳しい暑さでしたが、その分青空は澄み渡っており、その色がよく出ています。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:15mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:400 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

中間域の15mm、開放F2.8で撮影。水面に映り込む緑と、差し込む光が混ざり合う様子を撮影しました。中間域といえど15mm。泳いでいく鯉とその周辺の景色をダイナミックに写すことが出来ました。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:12mm / 絞り:F11 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

目の前いっぱいに広がる青空と雲。その中へ太陽を入れても、雲の細かな質感や空の階調がしっかりと残っています。絞り羽根12枚を採用しており、絞り込むことで美しい光芒を描き出します。本カットではF11に絞りました。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:12mm / 絞り:F5 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

最短撮影距離は、広角端12mmで0.18m、望遠端20mmで0.28mと、高い近接撮影能力を持っています。最短撮影距離でムクゲの花に寄って撮影してみました。中央の雄しべに付着した微細な花粉の一粒一粒まで解像されており、近接描写でも高い性能を発揮することが分かります。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:12mm / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

ガラス天井を、シンメトリーな構図で真下から見上げて撮影しました。中央の円形フレームから画面最周辺部のパネルまで、画面全体が歪みなくカリッと解像してくれています。超広角レンズで懸念されがちな四隅の流れや像の乱れも感じません。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:12mm / 絞り:F5 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:800 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

水面から光が差し込む水槽の中を泳ぐ一匹の魚が中央にきたタイミングで撮影しました。ISO800と厳しい光環境下という条件でありながら、魚の複雑な鱗模様や肌の質感、ヒレの輪郭までしっかり解像してくれています。リニアモーターフォーカス機構のVXDを搭載しており、ちょうどこのタイミングしかないというシャッターチャンスを逃さずに撮ることが出来ました。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:12mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:3200 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

光量の少ない館内を12mmの超広角で撮影しました。超広角によって手前側の水槽の裾が広がるような画に。高感度かつ開放絞りでありながらも解像感を損なわずに描写できていることに驚きました。「暗所・超広角・高感度」という厳しい条件下でも妥協のない画質を得ることが出来ます。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:20mm / 絞り:F11 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:12mm / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

超広角特有の強いパースペクティブを効かせて駅のホームを撮影しました。屋根と地面が合わさってXのような形に。ある種のシンメトリーにもなり、画面中央の消失点へと視線が引き込まれるような幾何学的な美しさが生まれました。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:12mm / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:400 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

画面左半分はガラスに映り込んだ景色です。カメラを縦にして対になるように撮影しました。超広角の膨大な情報量があってこそ残せるユニークな表現です。超広角の可能性を改めて感じさせてくれるカットでした。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:12mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:800 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:12mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

今度は12mmの広角端、開放F2.8でモミジの青葉に限界まで寄って撮影しました。逆光に透ける葉脈の1本1本から葉のフチの凹凸まで、絞り開放とは思えないほど鋭く描いています。F2.8からこれほど芯のある描写が得られるのは想像以上でした。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー
焦点距離:20mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:400 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー
焦点距離:15mm / 絞り:F9 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

中間域15mmで撮影。こういう超広角の画角の場合、広すぎて余計な情報まで入ってしまう、というのが悩みの種だったりします。このカットはガラス越しの風景なのですが、写り込みが入ってしまうのが気になったので、入り込まないギリギリのところで撮影しました。ズーム域の中から調整できるというのもズームレンズの大きなメリットであり、特に超広角のレンズの場合は大事なポイントです。

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー
焦点距離:12mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:800 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

TAMRON (タムロン) 12-20mm F2.8 実写レビュー

焦点距離:12mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7V + TAMRON 12-20mm F2.8 Model A084

見慣れた田園風景も、12mmの超広角で切り取ることで、一変してドラマチックな世界へと生まれ変わります。鉄塔から伸びる上空の電線や中央の用水路、道路が画面中央の消失点へと収束していく強烈なパースペクティブは、まさに超広角だからこそ表現できるスケール感です。肉眼では決して捉えられない世界を形にできる、ただそれだけでワクワクします。超広角はロマンの塊です。

TAMRON 12-20mm F2.8 外観写真1
TAMRON 12-20mm F2.8 外観写真2

新世代の超広角F2.8ズーム

12mmという圧倒的な超広角は刺激的な画角ですが、実際に使ってみて印象的だったのは、それだけではありません。画面周辺まで安定した解像感、被写体へ思い切って寄れる近接性能など、超広角を楽しみながらも、レンズとしての基本性能の高さを随所に感じることができました。また「広く写す」だけではなく、余計なものを整理しながら自分の意図した構図へ追い込めるというのもズームレンズならではの魅力です。570gという小型軽量設計により、街中や風景、建築、室内、さらには星景まで。様々な場所に持ち出して撮りたくなる一本でした。見慣れた景色でさえ、ファインダーを覗けばまったく違う世界に変えてくれる。『 TAMRON 12-20mm F2.8 / Model A084 』は、超広角ならではの爽快なスケール感と、撮影する楽しさを改めて感じさせてくれるレンズです。超広角の楽しさをぜひ体感してみてください。

Photo by MAP CAMERA Staff

TAMRON 12-20mm F2.8

広角端、開放絞り。高い解像力と立体感。センターにきたときにピタっと合わせてくれるフォーカス精度と、とても使いやすい広角レンズでした。

TAMRON 12-20mm F2.8

真正面からワイドに画を撮る。超広角レンズはシンプルにこれが楽しくて、撮りたくなってしまいます。

TAMRON 12-20mm F2.8

望遠端20mm、開放絞りでのカット。広角端のほうが寄れるレンズではありますが、望遠端でもかなり寄れます。ボケも綺麗です。

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