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1036:フォクトレンダー史上最高の広角レンズ『 Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical E-Mount 』

1036:フォクトレンダー史上最高の広角レンズ『 Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical E-Mount 』

2025年12月12日

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

今回のKasyapaでは、フォクトレンダー史上最高の広角レンズ『 Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical E-Mount 』をご紹介いたします。先行して発売され、アポランターシリーズ初の広角レンズとして高い評価を得ているVM(ライカM用)に続き、満を持してSONY E-Mount用が登場しました。8群12枚構成のレンズには異常部分分散ガラス6枚、両面非球面レンズ2枚を使用し、光の3原色を構成するRGBの軸上色収差を限りなくゼロに近づけた「アポクロマート設計」を採用しています。かつ光学設計はSONY E-Mountのセンサーに最適化されており、電子接点も搭載。撮影データのExif情報記録はもちろん、ボディ内手ブレ補正やフォーカスリング操作によるファインダー拡大表示も可能です。ニコンZマウントも発売予定ですが、光学系は同じながらもデザインは各カメラに合わせた造りになっており、SONY E-Mount用ではダイヤ型のローレットを採用しています。動画撮影に便利な絞りクリック切替え機構も搭載するなど、スチル・ムービー問わず活躍が期待できるレンズ。ぜひフォトプレビューをご覧ください。

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

28mmらしく空間をたっぷりと取り入れてみました。、開放絞りでは若干の周辺減光が見られますが、F2.8まで絞ることでかなり改善され、画面全体がクリアになります。普段はクリエイティブルック「ST(スタンダード)」を使用することが多いですが、本レンズは抜けが良くコントラストが高いため、クリエイティブルック「VV(ビビッド)」などのパキっとした濃いめの発色が非常によく合います。

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F9 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

F9まで絞り込んで解像感を見てみます。こんなに無数に細い枝があったのかと驚くほど、画面の隅々まで精緻に解像してくれました。

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

左側から光が差し込む室内。直接光を受ける左側の窓枠のシャープな描写に対し、右側の窓のカーテンの光をまとっているような柔らかな描写が1つの空間の中で再現されています。ハイライトからシャドウへの階調が豊かで、光の「質」そのものをしっかりと描き分けてくれるレンズです。

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:160 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

小さい写真立てにピントを合わせて撮影。広角レンズながら被写体との距離を工夫することで十分な立体感が期待できます。周辺減光の影響もあり、トンネル効果のように視線を左側へ自然と誘導してくれて、主題を際立たせる良い結果になりました。

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:320 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

最短撮影距離での撮影。ソファの刺繍のディテールや布の質感を、開放から見事に描写しています。VMマウント版の最短撮影距離は50cmですが、本レンズは最短撮影距離28cmと接写性能が向上しており、テーブルフォトなどでも使い勝手が良いのが魅力です。クリエイティブルック「VV2(ビビッド2)」はかなり彩度が高いのですが、色が飽和して破綻することなく、素材の色味を忠実に写してくれました。

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/20秒 / ISO:320 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

こちらもほぼ最短撮影距離付近で、ガラス越しのエッグカップを撮影しました。少し絞ることでより金属の質感が鮮明に描かれています。ピント面の鋭さはもちろん、ガラスに写り込んだ外の景色のボケもざわつきがなく、とても綺麗です。

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

マニュアルフォーカスのレンズを使用するときは、EVFはピント拡大機能を使うと、シビアなピント合わせもスムーズに行えます。マニュアルフォーカスのレンズを使用しているときはFnボタンにピント拡大機能を割り当てるとスムーズに撮影できます。このカットではあらかじめピントを置いておき、撮影しています。

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F3.2 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

少し絞って天井に吊るされている飾りを撮影しました。複雑な形状の被写体ですが、周辺部まで流れずにシャープに解像しています。広角レンズにありがちな周辺画質の低下を感じさせない、安心感のある描写力です。

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

数羽の鳥が飛んできたのを見て、とっさに無限遠にあわせて撮影しましたが、鳥のシルエットもシャープに写っています。日暮れ時のグラデーショントーンも自然なつながりで描写性能の高さを感じます。

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:250 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2 / シャッタースピード:1/25秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

 

Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 実写レビュー

絞り:F2 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7RV + Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical

 


Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 外観写真
Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical 外観写真

 

フォクトレンダー史上最高の広角レンズ

フォクトレンダー史上最高の広角レンズ。「史上最高」は強い言葉だと思うのですが、「アポクロマート設計」のレンズを使うと本当にその意味を実感します。50mm、35mmと続けて使ってきましたが、ものすごくよく写る、という印象は28mmになっても変わりません。思えばアポランターとしてのレンズが35mm以降28mmが登場するまで、随分と間があったようにも思えます。これは勝手な想像ですが、28mmという広角でアポランターにふさわしい1本を造るまでに、とてつもない試行錯誤があったのではないでしょうか。今回の撮影で特に気に入ったのはカーテンのある部屋でのカットの描写性の豊かさです。あのカットが撮れるレンズなら、怖いものなんてないような気がします。画角的にスナップ用としても最適な『 Voigtlander APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical E-Mount 』。このレンズの性能をフルに引き出して使えるユーザーは幸せものです。ぜひ使ってみてください。

Photo by MAP CAMERA Staff

 

 

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