【トル・アソブ】ボケ味コントロール&ソフトフォーカス! | THE MAP TIMES 
Select Language



【トル・アソブ】ボケ味コントロール&ソフトフォーカス!

[ Category:Nikon|掲載日時:2012年11月06日 19時02分]

DCレンズというものをご存知でしょうか?


Nikonが販売する、写真の『ボケ味』をコントロールする「こだわりレンズ」です。

DCレンズのDCとは、「Defocus-image Control」の略称です。

レンズ内の一部のレンズを前後に動かすことにより、収束する光の位置をずらし
球面収差を発生させ、被写体に光のにじみ(ハロ)を意図的に発生させる事が出来るそうです。

難しい現象を省くと、『前ボケ・後ボケの写りかた』をコントロール出来るレンズなのです。

null

今回はコチラ。

「AF DC 105mm F2D」を使用しました。

ちなみに、「AF DC 135mm F2D」というDCレンズも存在します。



null

レンズの鏡筒に、こんなリングが付いています。
左がF(フロント)、右がR(リア)となっています。

このリングを動かすことで前後のボケ味をコントロールするのですが、
ここで注意しなければいけないことがひとつ。


リングの数字を、カメラで設定したF値以下の数字で使用する
…ということです。


たとえば、F値をF4に設定したのであれば、F/Rともに最大でも「4まで」ということになります。





それではどんな風にボケ味が変化するのか、試してみましょう。

こんな写真を撮ってみました。
null

null
絞り設定値 F2
DC設定値 0(センター)


上の写真の中央部を切り取ったものです。
設定したF値が開放なので、ちょっとやわらかさの残る描写となっていますが気にしないで下さい。。
私の設定ミスです。申し訳ありません。。




それではこの写真を参考に前後のボケ味を変えてみましょう。
まずは「前ボケ」から。
↓ ↓ ↓
null
絞り設定値 F2
DC設定値 F-2(フロント側)


「F」はフロント。つまり「前ボケ」重視の設定です。
前ボケにとても淡い「像のにじみ」が生まれ、前ボケが滑らかになっています。

そして「後ボケ」はというと…
前ボケが柔らかくなった代わりに、後ボケに「縁取り」のようなものが見え始めました。




次に、DCレンズの注意点。
【リングの数字を、カメラで設定したF値以下の数字で使用する】
を無視して、設定値以上にしたらどうなるか試してみましょう。
↓ ↓ ↓
null
絞り設定値 F2
DC設定値 F-2.8(フロント側)


前ボケはとっても柔らか。ふわっふわです。
しかし今度は肝心の撮りたい「被写体」そのものは、像が滲んでしまいました。。

まるでソフトフォーカス効果を施したような写りです。

このような「ソフトフォーカス効果」が生まれるので
【リングの数字を、カメラで設定したF値以下の数字で使用する】事を
ボケ味のコントロールでは勧めております。




…もちろんソフトフォーカス効果を楽しむのもこの「DCレンズ」の醍醐味。
しかし、そのソフトフォーカス効果を楽しむ際に、またひとつ注意点があります。

オートフォーカスは使わず、マニュアルフォーカスにてピント合わせを行う事。
光の収束点が必要以上にずれてしまうので、オートフォーカスではピントがずれてしまいます。

マニュアルフォーカスでは、しっかりと芯が残ったソフトフォーカスを楽しむことが出来ます。





「後ボケ」を重視したR(リア)側も試してみました。
↓ ↓
null
絞り設定値 F2
DC設定値 R-2(リア側)




設定F値以上に設定。
↓ ↓
null
絞り設定値 F2
DC設定値 R-2.8(リア側)






いかがでしょうか?被写体によってもっとボケ味の変化を楽しんでいただくことが出来ると思います。

ボケ味をこだわっても、ソフトフォーカスで楽しんでも面白いレンズです。
是非一度、お試しになってはいかがでしょうか。



商品のお問い合わせは本館5階ニコンフロアまで。
Tel.03-3342-3381

インターネットからは → コチラまで。


[ Category:Nikon|掲載日時:2012年11月06日 19時02分]



≪前の記事 記事一覧 次の記事≫

null 【増税前にデビュー】ミラーレスカメラとパンケーキレンズ 2019年09月14日
夏が本格的に始まる頃、日常的に撮るために小さいカメラが欲しくなりミラーレスカメラを購入しました。 ボディはコロンとした形が可愛いCanonのEOS-MレンズはEF-M22mm F2 STM。 23.7mm・質量約105gと、小振りなレンズです。 ボディに取り付けると本当に小さく、リーズナブルなレンズですが侮ることなかれ とてもよく写るレンズです。 日常的に使うとはいえ、夏の日中に撮影することは少なく 夕方から、夜にかけて撮ることがほとんど。 帰り道によく会う猫 夏らしく地元のお祭...
続きを読む
雨色景色Vol8 【増税前にデビュー】雨色景色Vol8【SONY】 2019年09月13日
ご無沙汰しております。 雨男です。 暑い暑い夏もようやく落ち着き始めてきました。 すこしひんやりとする秋めいた風が肌に触れると夏の終わりを感じるのは筆者だけでしょうか。 本日は令和になって初めての中秋の名月。 そんな中、今回の雨色景色は末広がりの8回目。 使用機材はα7IIIと先月末に発売したばかりのFE 35mm F1.8で撮影を行って参りました。 筆者は雨男なため、友人や会社の有志などで写真を一緒に撮りに行くと大概、雨が降ります。 すごく迷惑ですね・・・。 ...
続きを読む
null 【MapTimes】One More Times!! vol.3【航空祭】 2019年09月13日
THEMAPTIMES。 更新は毎日。 マップカメラのスタッフが機材の感想、ちょっとした豆知識や体験談を添えて 撮影した写真などをご紹介させていただいております。 【MapTimes】One More Times!! 過去記事はこちらからご覧いただけます。 というわけで今回のキーワードは「航空祭」 航空祭は各地で一年を通して開催されております。 THEMAPTIMESでは2013年からブログがありました。 2013年青森県三沢市航空祭を撮ろう!!(三沢編)、航空祭を撮ろう!!(ブルーインパルス編) 2014年青森県三沢市航空祭を...
続きを読む
【増税前にデビュー】S1レンズキットで撮る 【増税前にデビュー】S1レンズキットで撮る 2019年09月12日
さて今回は、Panasonic DC-S1M レンズキットのLUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. で撮影した写真をご紹介いたします。 折角の機会だったのですが雨降りの一日。 というわけで雨の日のしとしと室内撮りです。 DC-S1はDC-S1Rと比べ画素数を抑え、動画も撮れるハイブリッド型ということになっていますが、 写真機として十分な画質を誇ります。 赤と緑のコントラストが印象的だった椅子を一枚。 椅子の革の皺もきめ細かく描写しています。 雨の日の室内というのは光が柔く、 射す、と...
続きを読む
とある50R 【増税前にデビュー】とある50R 中望遠デビュー編 2019年09月11日
『とある50R 中望遠デビュー編 』 茹だるような暑さが続いております。 写真を撮りに出掛けた際、まだまだ小休憩は欠かせません。 涼しく冷えた喫茶店で、撮影した写真を眺めながら、過ごすひと時は心地のいいものです。 さて、今回は増税前ということで、今までなかなか手が出なかったレンズ、GF120mm F4 R LM OIS WR Macroをチョイスし、写真を撮りに出掛けました。 今回は“マクロレンズ”としての運用ではなく、“120mm(35mm判換算約95mm)”という中望遠域の焦点距離を活かした運用を...
続きを読む

[↑TOPへ戻る]