Konica Hexanon 60mm F1.2 | Kasyapa for Leica Kasyapa for Leica|(カシャパ フォー ライカ)東京新宿のカメラ専門店マップカメラが提供するLeica専門サイト 
Select Language

Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F1.7 / シャッタースピード:1/90秒 / ISO:250 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2


ライカマウントのレンジファインダー・レンズの中でも、特に大口径のレンズ群がある。国内・国外を問わず存在するライカマウントレンズだが、特にF1.4を切る様なレンズは意外な事に国産"Japan Made"のレンズに多い事をご存知だろうか。Nikkor.Canon.Zunow.Topcor.Fujinon.Tanar等々、最終的に製品化されなかったものも含めればその数はとても多いと言えるだろう。今回レポートするレンズは1955年に発売された"HEXANON 60mm/F1.2"という同名のレンズのリニューアル版。レンズ構成等は異なるが、800本の限定生産という希少性と大口径ならではの柔らかな描写から人気のあるレンズだ。なかなか見かける事も無くなってしまったレンズだが、魅力のあるその描写をぜひご覧頂きたい。

せっかくの大口径レンズ、開放を主に撮影に挑んだ。拡大してみるとお分かり頂けると思うが、開放から想像以上にしっかりと写る。花の柔らかな花弁の質感までしっとりと描き出す様はさすがのものだ。もちろんフレアレベルは高いが、コーティングも最新である故か色乗りも非常に良く、暗いシチュエーションだったが華やかさを感じさせる描写である。




Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2

着物地を開放で、白糸で細やかに縫い込まれた刺繍までしっかりと描写する。その柔らかな質感まで伝わってくる描写は、とてもf1.2開放とは思えないほど繊細なものだ。




Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/750秒 / ISO:200 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2


ピントの薄さは、数メートル離れた状態でも極めて薄い。特に、他には無い60mm/f1.2というスペックは50mmなどよりも望遠寄りでボケが大きく、被写体を浮かび上がらせる様な描写が楽しめる。
しかし良い発色である。古い時代の大口径レンズはコーティング技術の制約やフレアによって、開放でのコントラストや発色が穏やかなものが多いが、このレンズはさすがモダンなレンズ。目も覚める様な発色と大きなボケが、このレンズでしか描けない世界をつくり出している。




Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:200 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2

雨の森に込める湿度感と、雫の細やかなきらめき、そうしたものも印象にとても近い形で描き出す。美しい描写である。




Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/3000秒 / ISO:200 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2

早朝の寺社の張りつめた様な清廉な空気感まで、そこに描かれているようだ。




Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:320 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2






Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/90秒 / ISO:200 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2






Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:200 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2

日本の古い寺社には、心に訴えかけてくる独特の色合いが存在する。そんな色彩をただ派手にではなく、印象にとても近い色として鮮やかに描いてくれるレンズである。




Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:200 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2






Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:200 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2






Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/3000秒 / ISO:200 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2






Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:250 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2






Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2

こうしたシチュエーションで無理矢理、開放で撮影をすると収差が大きく出てくる。こうした描写は好み次第だが、好きな方にはたまらない描写でもあるだろう。




Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/350秒 / ISO:200 / 使用機材:Leica M + Konica Hexanon 60mm/f1.2








60mmでf1.2と聞いて想像するより、かなり小柄なレンズである。重量ももちろんあるが、古い時代の真鍮製のレンズよりは軽量であり、使い勝手は良い。大きな前玉はいかにも良く写りそうな質感で、撮影するのが楽しみになるレンズである。





販売時のフルセットはこうなる。元箱と説明書にはじまり、大型の専用フード、専用のUVフィルター、60mmという特殊な焦点距離ゆえの単体ファインダーが付属する。このレンズはMマウントではなくLマウントである事も特徴の1つで、それ故に専用の大型フードは距離系を隠さない様、回転させる事が出来るなど、細かな部分まで手の入った気合いを感じる造り込みだ。"Made in Japan"の大口径レンズの歴史を継ぐレンズ、しっかりと使い込んでみたい逸品だ。



Photo by MAP CAMERA Staff


お買い物はこちら

お買い物はこちら


レンズカテゴリートップへ戻る"

KasyapaforLEICAトップへ戻る"








[Category: World Leica Mount Lens|掲載日時:2013年10月21日 13時06分]

LEICA APO-SUMMICRON SL 35mm / 50mm F2 ASPH.

LEICA APO-SUMMICRON SL 35mm / 50mm F2 ASPH.[2019年10月18日]

絞り:F2 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:Leica SL + APO-SUMMICRON SL35mm F2.0 ASPH. LEICAAPO-SUMMICRON SL35mm F2.0 ASPH. APO-SUMMICRON。限界を超える描写性能を持つApochromat仕様のレンズの事を指します。執筆している今現在、ライカが誇るアポズミクロンは限定モデルを除いても約10種類ほど存在します。その中で唯一、35㎜という焦点距離でその名を冠するものがこの『APO-SUMMICRON SL35mm F2.0 ASPH.』です。被写体を求め...
続きを読む
Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II VM

Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II VM[2019年09月24日]

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:100 / 使用機材:Leica M10 + Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II MC VM Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II MC VM ...weil das Objektiv so gut ist(訳:なぜならレンズがとてもいいから)オーストリアのウィーンで創業した、世界最古の光学機器メーカーのひとつフォクトレンダー社の有名なキャッチフレーズです。今なおその血は脈々と受け継がれ、日本のコシナがフォクトレンダーブランドの製品...
続きを読む
LEICA Q2

LEICA Q2[2019年03月19日]

絞り:F1.7 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 使用機材:Leica Q2 LEICAQ2 今から約4年前の2015年6月、フルサイズセンサーを搭載したライカ初のコンパクトデジタルカメラ『Q』が登場した。手に取った瞬間にライカと分かる厚みと握り心地、28mmズミルックスの描写性、フルサイズセンサーがもたらす画質性能など、完璧とも言えるパッケージに高価格帯のカメラでありながら空前の大ヒットを記録。今もなお注目を集める機種である。先日その『Q』が...
続きを読む
LEICA Q2 国内発表会レポート

LEICA Q2 国内発表会レポート[2019年03月08日]

2019年3月7日、東京・銀座『ライカプロフェッショナルストア東京』にて、『Leica Q』の後継機にあたる新型デジタルカメラ『Leica Q2』 の国内発表が行われました。今回はその様子をレポートいたします。 プレゼンターとして壇上に上がったのはライカカメラ社プロダクトマネージメントディレクターであるステファン・ダニエル氏。『Leica M10』、『Leica Q』『Leica SL』など数々のライカ製品を手がけてきた開発責任者の方です。 ・有効...
続きを読む
LEICA Q-P

LEICA Q-P[2019年01月22日]

絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 LEICAQ-P 小型ボディに高性能2400万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載し、世のライカファンの心を躍らせた銘機「ライカ Q (Typ116)」。かつて無いほどの人気に沸き、話題の中心であった当時から3年半を経て、ようやく落ち着きを見せ始めたこの時期に、よもや想像できない、新たな「Q」が帰ってきた。 従来の良いところは余すことなく残し、更に洗練されたエッセンスを加える。触れるものを...
続きを読む



閉じる