2015年6月16日、渋谷区の代官山 蔦屋書店-Anjinにて、6月20日に発売を控えた新製品『LEICA Q』を紹介する
ローンチイベントが開催されました。
時代を越える価値を持つ革新的なカメラを一世紀以上にわたり作り続けてきたライカが、
満を持して発表する『LEICA Q』とは果たしてどんなカメラなのか?
イベントの様子をご覧ください。

渡辺真理アナウンサー司会のもと、ライカカメラジャパン福家社長の挨拶からローンチイベントが始まりました。
このイベントに際して、ドイツのライカカメラ社からCEOのオリバー・カルトナー氏、
COOのマルクス・リンバーガー氏、グローバル・リテール・ダイレクターのフランコ・オファマン氏、
プロダクト・マネージメント・ダイレクターのステファン・ダニエル氏の4名が来日。
福家社長の「この4名が不在のドイツが心配」と仰るほどの、要職の方々の出席に本イベントに対する
ライカカメラ社の力の入れようが伝わります。

続いて壇上に上がったのはドイツライカカメラ社のCEOのオリバー・カルトナー氏。
昨年9月に就任したCEOは、職人の手仕事によって作られるプレミアムな”Made in Germany”に誇りを持っていると語り、
それを永続的に続けていくことの重要性を語りました。

『LEICA Q』の詳細な商品説明はステファン・ダニエル氏が担当されました。
このクラスでは最も明るいF1.7の広角単焦点レンズと35mmフルサイズセンサーをコンパクトな構造の中に
搭載したカメラは、十分なバッテリー容量とともにストリートや風景、建築などのシーンに対応し、
手ブレ補正機能やISO50000の高感度など数多くの先端機能を有しています。
実際にタッチ&トライコーナーで実機に触れてきましたので、こちらでご覧ください。

高級レンズの代名詞でもある「SUMMILUX」の刻印が目を引く28mmF1.7 ASPH.は、このクラスで最も明るいレンズです。
アルミの削り出しのトップカバーとマグネシウムのフレームは耐久性に優れ、レーザー彫刻によって文字が入れられています。

レンズ部分にはマニュアルセッティングにスムーズに移行できるよう、AF/MFロックの付いたノブが付いています。
また根元部分の操作で最短17cmの接写が可能なマクロモードにシフトできるようになっています。
マニュアル操作時はピント合わせをサポートする3×又は6×の拡大表示と合焦部の色が変わるフォーカスピーキングが便利です。

背面液晶はタッチ操作が可能でピント合わせはもちろん、撮影画像の拡大・縮小が任意で行えます。
しかもピント合わせはフルサイズコンパクトデジタルカメラでは最速との事。
368万ドットのファインダーは世界一の精細さを誇り、アイセンサーが背面液晶との切替をスムーズに行います。
滑りにくいレザーの採用に加え操作ダイヤルの脇に設けられたサムレストが、持ちやすさに一役かっています。
そのサムレストの左脇にあるボタンで35mm相当、50mm相当のクロップ撮影に切り替える事ができます。
クロップ時はそれぞれのサイズのデジタルブライトフレームが表示。ライカらしい演出がうれしくなります。
JPEG画像は35mmクロップで15MP、50mmクロップで8MPのサイズになりますが、
DNG画像は28mmのフルフレーム画像で記録されるので後で調整したい時に重宝しそうです。

デザインも社内に新設されたデザイン部門で行われており、全てが”Made in Germany”に拘って作られている事が分かります。
ホルスターやケースなどもカメラ同様、無駄を省いた”本質なもの”となっており、システム全体でプレミアムな仕上がりになっています。

新開発のMaestroIIプロセッサーの採用で秒間10コマの連写が可能になったほか、
動画機能やWi-Fi・NFCを使ったスマートフォンとの連携など、本当に多くの機能が詰まったカメラです。
このカメラの実力は、「LEICA Qのフォトプレビュー」でご確認ください。

イベントの取りを飾ったのは写真家ハービー山口氏のトークショー。
写真家の安珠さんがサプライズゲストとして参加しとても華やかなトークショーになりました。
写真撮影の本質を追求し、最高の描写を実現してきたライカ送り出す新ファミリー「LEICA Q」をぜひご堪能ください。