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写真家 斎藤巧一郎氏が撮る『LEICA T』in Iceland

2015年01月29日


LEICA T(typ701)

旅をするのには軽い機材がいい。
しかし美しい風景をおさめるには、高性能さを備えたカメラであることも大事。ライカTは十分な性能を持ち、軽量で旅の相棒にふさわしかった。

その最良の相棒とともに出かけた先は、アイスランド。

極寒の地ではあるが、島を囲む海には暖流が流れ、意外にも北海道よりも寒くない。しかし夏でも最高気温は15度に達しない冷涼な大地は、木もほとんどなく花なども育たない。
カラフルな街の様子に少し戸惑いながら、初めての土地を歩きはじめると様々に面白い場面に出会う。
ライカTと2本のレンズは、その出会った光景を的確にとらえ、私に素晴らしい結果をもたらしてくれた。


LEICA T(typ701)
絞り:3.5 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:400 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

教会の塔の上から街を見下ろす。
はるか遠くの氷河まで克明に写し出し、晴れやかな町を正確な色で表現している。


LEICA T(typ701)
絞り:5.6 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

首都レイキャビクの街角では、人の行き交う姿を残した。
軽快なライカTは、街撮りスナップがとても楽しい。


LEICA T(typ701)
絞り:5.6/ シャッタースピード:1/40秒 / ISO:400 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

旅では何を食べたのかも重要。
スモークサーモンのサラダだが、このような近距離をライカで写せるのもうれしい。M型ライカには真似できない。


LEICA T(typ701)
絞り:3.5 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

暗く曇る日も多いし夜が長い季節もある。
人々は壁を鮮やかにし街角を飾っていた。色の再現も正確にクールにライカTは捉えていく。


LEICA T(typ701)
絞り:2.8 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:200 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Summicron T23mm f2 ASPH

太い毛糸を編んだ飾りは、窓から差し込む夕陽をあびていた。
単焦点レンズの23mmは近距離から、その編みあげた形を立体的に再現した。


LEICA T(typ701)
絞り:2.8 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:200 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

晴れて明るい日射しの入る窓から、遠くを女性が眺めていた。
その姿は、同じようにそこに立つ私の姿とリンクした。


LEICA T(typ701)
絞り:10 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

遠くの雲間から光がさす。好天に恵まれるよりはアイスランド的な感もある。
階調再現の豊かさは、雲や波にも質感をあたえる表現になる。


LEICA T(typ701)
絞り:5.6 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

アイスランドの馬は、寒さを長く深い毛でしのいでいる。
私の姿を見つけ、走り寄ってくれた馬の優しい瞳を撮った。私とは顔がぶつかる程の距離。


LEICA T(typ701)
絞り:3.5 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

日が出ると温かく、氷河が溶け出す。低い土地に水が貯まり池の様になっていた。空から私の足下までの明るさを良く再現している。


LEICA T(typ701)
絞り:3.5 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

木など一切無い大地には、コケ類が懸命に生きている。それはとても美しく、荒涼とした大地には彩りである。
最短撮影距離0.3mは小さな森を拡大してくれた。


LEICA T(typ701)
絞り:6.3 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

見知らぬ人影を見つけ、群れを整える羊たち。毛深く丸々としたなかでも、警戒している様子がよくわかる。


LEICA T(typ701)
絞り:10 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

最新のスマホのようなスタイルのカメラだが、風景写真だって苦手とはしない。
大伸ばしにしてもビクともしない高画質である。


LEICA T(typ701)
絞り:5.6 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:200 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

大氷河の先端部は、氷がとけて極地のような様相を呈していた。
少し青みがかり暗めの表現は、寒々しいがこれぞアイスランドといったところ。
こんな場面でも、寒さにライカTが手こずることは無かった。


LEICA T(typ701)
絞り:5.6 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:200 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Vario Elmar T18-56mm f3.5-5.6 ASPH

ギャオとよばれる地球の裂け目。北米プレートとユーラシアプレートはここから始まる。
何ともスケールの大きいこと。地の果てに来た旅人はここでは必ず写真を撮るはず。私はライカTで。


LEICA T(typ701)
絞り:2.5 / シャッタースピード:15秒 / ISO:1600 / 使用機材:LEICA T(typ701) + Summicron T23mm f2 ASPH

アイスランドへの旅の目的のひとつオーロラ。冬でも最低気温がマイナス10度にもならず、最も暖かくオーロラ観測が出来る場所と言われている。
明るい単焦点レンズの「Leica ズミクロン T23mm f2 ASPH」とライカTを三脚にセット。緑の光の帯が極北の旅の美しさを締めくくった。


LEICA T(typ701)



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