StockShot

  • タグ一覧
  • 検索
Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

2026年08月25日

フォクトレンダーより発売される『 Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM 』 の実写レビューをご紹介いたします。本レンズはアポクロマート設計を採用し、7群8枚のレンズ構成のうち6枚に異常部分分散ガラスを使用。全長はマウント面から54.8mm、重量は235gとコンパクトにまとめられており、軽快に持ち歩くことができます。さらに「Close Focus」の名の通り、最短撮影距離0.5mまでの近接撮影にも対応。距離計連動範囲の境目は、ピントリング操作時のクリック感で認識できる機構を備えています。小さく、軽く、それでいて光学性能には妥協しない。今回は、そんなAPO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VMが、近接撮影からスナップ、遠景までどのような描写を見せてくれるのか撮影してまいりました。一部カットはJPEGから明るさなどの補正をしましたが、ほぼ撮って出しとなります。ぜひご覧ください。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM 実写レビュー作例

絞り:F4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:1600 / 使用機材:Leica M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

最短撮影距離0.5m、最大撮影倍率0.28倍まで寄れるのが、本レンズの大きな特徴です。ガラス瓶の中に入った一粒一粒を細かく描きつつ、なだらかにボケていきます。ボディ・レンズともに手ブレ補正を搭載していないため、近接撮影ではわずかな振動でもピント位置が変わります。シャッタースピードには少し余裕を持たせて撮影するのがおすすめです。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F4 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:800 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

ここまで寄れるので、テーブルフォトにも十分対応できます。赤、青、黄色、ピンクと非常に鮮やかな色が画面の中に混在していますが、それぞれの色が濁ることなく、きれいに描き分けられています。色の再現性、立体感、近接性能など「APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM」の特徴がよく表れている1枚です。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:400 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

ガラス、金属、布地と、異なる質感が混在するシーンを狙ってみました。電球のガラスのフィラメントや金属部分までしっかりと描写されており、右側のスピーカーは細かな網目や装飾まで丁寧に再現されています。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F4 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:320 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

木々の間に咲く百日紅を、開放絞りで狙いました。ピントを合わせた花は小さいながら輪郭がきちんと残り、鮮やかなピンクもしっかりと再現されています。明暗差の大きな枝葉の境界でも目立った色付きが気になりにくく、アポクロマート設計らしいすっきりとした描写を感じました。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F4 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:64 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:400 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

ふたたび、最短撮影距離を生かし、カーテンの房飾りへ近づいて撮影しました。一本一本の糸や編み込みの質感まで細かく描きながら、前後はなだらかにボケていきます。特に、ピント面からボケへ移っていく境目が自然につながっていくところが好印象です。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F4 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:640 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F4 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:64 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

高層ビルでの一コマを、モノクロで撮影してみました。窓の外の景色を見る人々のシルエット。ピント面の輪郭はとてもシャープです。90mmの「切り取る」感覚は、スナップ撮影を面白くしてくれます。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F8 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:125 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

F8まで絞り、海辺の風景を撮影しました。曇天でコントラストが低く、全体に淡い光が回る状況ですが、水面や遠くに並ぶ細い杭、人のシルエットまで丁寧に描き分けています。F8では周辺減光も落ち着き、画面の中央から周辺まで均一性の高いすっきりとした描写です。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:160 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

緑に覆われた池の中の石が目に留まりました。主役となる木の明るさだけが自然に浮かび、周囲の深い緑とのコントラストも印象的です。APO-LANTHARというと解像力に目が向きがちですが、明部から暗部へつながる繊細なトーンの再現も魅力の一つだと感じました。開放絞りでは周辺部の違いのほかにも中心部でハイライトが僅かに滲む感じがあります。F5.6に絞るだけでも描写の変化が起きるのですが、このあたりは好みに分かれるでしょうか。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F8 / シャッタースピード:1/360秒 / ISO:64 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F4 / シャッタースピード:1/1500秒 / ISO:64 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:800 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

室内の照明を開放絞りで撮影しました。明るく照らされた壁面から、ほとんど光の届かない暗部まで、一枚の中に大きな輝度差があります。それでも明部だけが浮いて見えることなく、光が少しずつ暗部へ溶け込んでいくような階調を見せてくれました。ホワイトバランスは太陽光に設定。あえて暖色に寄った照明の色を残すことで、室内の落ち着いた雰囲気をそのまま写し込んでいます。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

絞り:F4 / シャッタースピード:1/45秒 / ISO:800 / 使用機材:LEICA M EV1 + Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM 外観写真1
Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM 外観写真2
Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM 外観写真3

遠方から近接領域まで

「LEICA M EV1」というEVFを用いた撮影ですらピント合わせには苦労しました。さらに近接ともなると、ブレが高確率で発生してしまう。シャッタースピードはしっかり確保したほうがいいでしょう。ただこの発言の裏には、使いこなせなかった悔しさが混じっています。なぜならガッチリとピントの合ったときの描写は素晴らしいの一言だから。とても良く撮れたカットだけど、ピントがズレている、ブレているというカットも沢山ありました。今まではただアポランターの描写に感動しているだけでしたが、今回このレンズを使ってみて、一枚一枚に対しての集中力を改めるべきだと思い知らされ、より使いこなしたいという気持ちにさせられました。使いこなすのは大変かもしれませんが、その労力に見合う描写力をもつ『 Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM 』。ぜひ使ってみてください。

Photo by MAP CAMERA Staff

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

緑の背景に対して百日紅が浮き出て見えます。中距離、ポートレートなどで使っても気持ちのいい立体感が得られそうです。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

鏡に反射したカーテンを撮影。カーテンのハイライト部の滲みが気に入りました。開放絞りでは少し光が柔らかくなります。

Voigtlander APO-LANTHAR 90mm F4 Close Focus VM

単体でもまとめて撮りでも。近接撮影が出来るので撮影のバリエーションが広がります。

▼関連記事はこちらから▼

LEICA M EV1

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

指定商品に先取/下取なら買取見積額20%UP 中古全品ポイント3%

RECOMMEND

PAGE TOP