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Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

2020年03月30日

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100

使用機材:Leica M10 + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

VoigtlanderNOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

2003年に世界初の35mm開放F1.2のレンズとして登場した『Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical VM』。その後、最短撮影距離の短縮などファインチューニングされた二代目を経て、今回ついに三代目となる『Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM』が登場しました。まず手にして驚いたのがレンズがとても小さくなったということ。初代・二代目と35mmにしては大柄なレンズで、良くも悪くもF1.2という特別感に満ちたサイズと重量だったのですが、今回の三代目を例えるなら、同じフォクトレンダーである『NOKTON 40mm F1.2 Aspherical VM』のような佇まい。最新の硝材と設計手法を投入してダウンサイジング化できたということですが、レンジファインダー使いにとってこれほど嬉しい進化はないでしょう。

絞り:F4 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100

使用機材:Leica M10 + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100

使用機材:Leica M10 + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

春の花々が咲き誇る今の時期。いかにその雰囲気や空気感を写真にしようか思い、満開の桜越しに散歩中のチワワをスナップしました。ハイキーのイメージで撮影した写真なので結果的によかったのですが、やはり最高1/4000秒でシャッターを切れる『Leica M10』を使用しても、晴天の屋外で開放F1.2はなかなか露出が難しいと感じます。開放描写の本領を発揮できるのは、もっと日が傾いてからかもしれません。

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100

使用機材:Leica M10 + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100

使用機材:Leica M10 + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

今は乗り手のいない高架下に停められたままのフュージョンらしきカスタムスクーター。錆ついて埃っぽい雰囲気を開放F1.2で撮影しました。ピントを合わせた被写体の独特の立体感は、F1.2の被写界深度が生み出すものでしょう。解像力を感じながらも角の立たない好印象な描写です。

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100

使用機材:Leica M10 + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

日が沈み、夜の一歩手前になった街へ『Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM』を持ち出しました。太陽の残り香とも言える微妙な光の具合を、本レンズは繊細に表現してくれています。周辺減光が弱点のように言われる事もありますが、写真として見ればこれほど旨味のある“レンズの味”は他にないかもしれません。開放F1.2だからこそ味わえる、本レンズの大きな魅力です。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:400

使用機材:Leica M10 + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:400

使用機材:Leica M10 + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:400

使用機材:Leica M10 + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

車やバイクが好きなので興味のある車種を見かけると、どうしても被写体に選んでしまいます。写真の車は1960年代後半から1980年代前半に発売されていたシボレー・コルベットC3。今では珍しいクロームメッキバンパーの前期型です。独特のフェンダーラインを引き立てる光の映り込みを『Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM』は見事に描写してくれています。

絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:400

使用機材:Leica M10 + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

本レンズ開放描写を活かすのであれば、やはり低輝度の方が相性がいいと感じます。ショーウィンドウの光に照らされるベスパの階調は本当に見事。夜のスナップが楽しくなる1本です。

 

Voigtlander (フォクトレンダー) NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM(ライカM用)

F1.2の理想形

F1.2という明るさながら、絞り開放から高い解像力を発揮する『Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM』はフォクトレンダーのラインナップの中でもトップクラスの描写力を持ったレンズだと感じました。そしてダウンサイジング化された鏡筒は使用していると「本当にF1.2なのか?」と思えるほど軽量快適。スナップを得意とするレンジファインダー用レンズとして一番大切な携帯性も兼ね備えています。35mmを常用しているライカユーザーも多いと思いますが、ライカ純正には無い、特別なレンズが登場してきたと感じます。夜間や室内でのスナップを得意とする方に是非使用していただきたい1本です。

Photo by MAP CAMERA Staff

 

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