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ロボットロイヤル36 モデル3

[ Category: ヒストリカルピース|掲載日時:2009年08月31日 16時40分]
良質な機械を体感させるカメラ
ROBOT ROYAL36 mod.III(ロボットロイヤルサンジュウロクモデルスリー)
ROBOT ROYAL36 mod.III

 トップカバーの「ROBOT」のふちどり刻印や前面銘板の王冠のマークといい、シャープな精密機器を感じさせるディテール。直線と曲線がうまく組合わされた軍艦部。シャッターダイヤルや背蓋のロック部品等に立体感がありライカM型よりもゴージャスでグラマラスな印象である。W130×H80mm、重さは約1kgありずしりと重い。ライカも見た目以上の重量感があるが、このロボットの密度感もすごい。ロイヤル36は1955年ドイツ・デュッセルドルフで誕生した。その後連射が可能なモデルにマイナーチェンジされて(ロイヤル36S)70年代初めまで造られた。半世紀前のカメラが現役機と同じように語られるのは当時の技術水準がいかに高く、カメラが耐久消費財だったことを表している。
詳細1
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詳細2
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詳細3
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 このカメラのフォーマットは縦24mm横36mm(実際は少し短め)の横長サイズで、最も一般的で馴染みのあるものだ。ただロボットに興味のある方には大きな違和感があると思う。なぜならロボットは24×24mmのスクエアフォーマットが最大の特徴であるからだ。
 1920年代ライカが打ちたてた24×36mmのサイズは絵画的で安定した画面サイズである。カメラの小型化によって撮影者が縦位置、横位置を自由に選択できるというはきわめて画期的なことであった。ロボットはもともと軍事用等の記録撮影用として使われていた経緯もあり縦横位置などという感覚そのものがない。I型、II型、ロボットスター等20年に渡り小型、スクエアフォーマットを続けてきたロボットはロイヤルの途中から24×36mmとなって時代に追従することになる。スタンダードには逆らえないことはよくあることでニコンのレンジファインダー「S」も24×32mmという絶妙なフォーマットから後継機の「S2」では24×36mmに変更されている。
 昨今日本ではスクエアフォーマットが人気でブローニーの6×6は言うに及ばず、35mm判ではレアアイテムとして珍重されている(マミヤスケッチくらいしかないが…)。半世紀を経て正方形画角が再認識されるというのは皮肉なことである。

信州善光寺1
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信州善光寺2
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信州善光寺3
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 初夏の信州善光寺。7年に一度の御開帳があった。善光寺の御本尊は秘仏であり、その代わりとなっている前立本尊が7年に一度公開される。多くの参拝者でひしめきあう境内。そこに立てられた回向柱なるものに触れようと2時間の行列を作っている。この回向柱は前立本尊の右手に糸で結ばれていて、柱に触れるということは前立本尊に触れるということで、これは非常にご利益があることなのだ。

前立本尊1
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前立本尊2
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前立本尊3
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 ファインダーを覗き、二重像でピントを合わせる。シャッターをレリーズした瞬間、予めチャージしてあったゼンマイによってフィルムが巻上がる。軽快な機械音だ。意味もなく連射してしまうほどシャッターと巻上げの感触は良い。このスピードの速さ(あくまでも体感)にフィルムがついていけるのだろうかと心配になってしまう。
意味もなく連射
 
 レンズはCarl Zeiss(カールツァイス)のSonnar(ゾナー)50mmF2が付いている。またシュナイダーからもレンズは供給されていた。ピントリングのまわし易さや絞りリングのクリック感はライカを凌ぐというか、ひと味違った作りの良さがある。
 時代はモーター巻上げ、電子制御になり、そのうち巻上げという機構そのものが消滅してしまった。近い将来、現存するロボットなどなくなって「ゼンマイジカケによるエコロジカルなギミックのカメラ」などと解説されてしまうのだろうか。その前に是非使っておかなければならない。リアルでステージの高いメカニカルが体感できるカメラはそれほど多くはない。
ROBOT の在庫状況は→こちら

[ Category: ヒストリカルピース|掲載日時:2009年08月31日 16時40分]

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