【Leica】金曜フードショー☆第33回 SOOBK 赤ズマロン28mmF5.6用フード
みなさん、こんにちは「金曜フードショー」へようこそ!
レンズフードは、フレアやゴーストなどの原因となる有害光のレンズへの入射を防ぐためのものですが
レンズフード自体がコレクションの対象にもなっています。
このコーナーでは、実用的なものや変わった形のものなど多種多様なレンズフードを取り上げています。
今回紹介するのは、 赤ズマロン28mmF5.6用のSOOBK フードです。
レンズが隠れてしまうほどの大きなフードです。
1955年発売のこのレンズは、被写界深度目盛が赤く塗装されているため赤ズマロンと呼ばれています。
ざらざらとした焼き付け塗装仕上げで高級感があります。
上面に「Summaron 2.8cm」側面に「Ernst Letiz Gmbh Wetzlar Germany」の刻印があります。
対物側は、角を丸くした四角形で、レンズレンズへの固定方法は押しネジ式です。
SOOBKの内側は、乱反射防止用に細かい溝が切ってあり、艶消し塗装されています。
3ヶ所ある小さな突起は、レンズに取付ける際にフードの位置を決めるためのもので
レンズ先端に3つの突起が当たる所で側面のネジを回して水平に固定します。
レンズ鏡胴の奥の方に小さなレンズがあり、光の影響は少なそうですが
60年前の古いレンズですから、フードを使うことによって有害光をカットして
レンズの性能を引き出したいものですね。
SOOBKの表面仕上げとカメラのグッタペルカ(貼り革)がマッチしています。
いや~フードってほんとにいいもんですね!
↓復刻したズマロンにも注目です!