春一番が到来して久しぶりに暖かい一日、本日から横浜にてCP+が開催されております。
気になる未発売のあの機種が、あのレンズが、生で触れる絶好のチャンス!
普段あまり見かけないアクセサリーを見てみたり、各社メーカー様のアウトレット品が購入できる販売会など、カメラ好きなら思わずワクワクしてしまうイベントが盛りだくさん。
3/4の日曜日まで開催されておりますので、気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
マップカメラでは会場の様子をリアルタイムで更新しています!
さて、本ブログでは先々週に引き続き、最新鋭機種 G9PROの魅力に迫っていきたいと思います。
前記事に引き続き、すべてJPGでの撮影 未加工です。
RAW現像抜きでの実力をご堪能ください。
G9PROの特徴のひとつである強力な6.5段手振れ補正、気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回は夜景撮影に挑みました。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH. 10mm F6.3 SS:2秒 ISO:400
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH. 11mm F13 SS:3.2秒 ISO:640
1枚目はシャッタースピード2秒、2枚目は3.2秒と、三脚必須の超低速シャッター。
しっかり三脚を構えて…といきたい所ですが、撮影スポットは三脚NG。
2枚の写真は全て三脚なし、手持ちでの撮影です。
遠方にある極々小さな光源までしっかりとした点で表示されているのを確認したときは、本当に驚きました。
一眼レフでは重さも相まって、2~3秒手持ちで撮影するとなると手が震えてしまい、手振れ補正がついていてもブレてしまいます。
マイクロフォーサーズだからこそ出来る軽量システム、そして強力な手振れ補正は、夜間撮影で圧倒的なパフォーマンスを発揮してくれることが体感できました。
合わせてISO感度も上げずに撮影できるので、高感度撮影のノイズもカバー出来るのも魅力です。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH. 8mm F4 SS:1/5秒 ISO:400
高所から見下ろす町並みは絶景です。
こんな小さな家並もしっかり解像されています。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH. 8mm F4 SS:1/5秒 ISO:400
実は先ほどの写真、ハイレゾモードで撮影した写真をトリミングしたものなのです。
今回は手持ちでハイレゾモードに挑みましたが、しっかり撮影することが出来ました。
技術的な仕組み上、手振れ補正を犠牲にしているので基本的には三脚必須での機能ですが、三脚が使えない環境下であっても失敗覚悟で撮影に挑戦する価値はありそうです。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH. 8mm F4 SS:1/5秒 ISO:400 (HDR ±1)
雰囲気のある暗いレストランでの撮影では明暗差が大きく、中々思い通りに撮影できないことも多いのではないでしょうか?
この写真は本体に搭載されているHDR機能を使って撮影しています。
明暗差をEV±1~3の中から設定できるので、強烈なダイナミックレンジはいらないけど、ちょっとでも明暗差を縮めたい…
そんな撮影環境では積極的に使用できる機能だと感じました。
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH. 45mm F1.2 SS:1/4 ISO:400
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH. 45mm F1.2 SS:1/2 ISO:400
G9PROはマイクロフォーサーズ機の中では大きいボディですが、それでも1眼レフに比べれば小型ですので、ちょっとした撮影にさっと取り出せるのも本機の魅力ポイント。
バリアングル液晶を搭載しているので、静かな場所でもスマートに撮影が出来ます。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH. 8mm F6.3 SS:1/250秒 ISO:100
撮影場所をガラっと変えて、富士山のふもとの山中湖にも撮影に向かってみました。
今年の厳しい寒冬で湖も半分凍っており、いつもとは違う一面を見せてくれます。
天気もよく雲がタイミングよく流れてくれたので、富士山の山頂まで綺麗に撮影することが出来ました。
見ていただけると分かるとおり、岩や雪の質感までしっかり解像しています。
この写真、望遠レンズで撮影したと思いきや…
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH. 18mm F8 SS:1/160秒 ISO:100
例のごとくハイレゾモードで撮影した上記の写真をトリミングした物です。
軽量なマイクロフォーサーズシステムで、これだけの写真が撮れるのです。
トリミング前提で撮影を行えば、標準レンズ一本で望遠レンズのような構図も思いのまま。
前回のブログでもハイレゾショットの素晴らしさをお伝えしましたが、改めてそのすごさが身に染みる1枚になりました。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH. 14mm F8 SS:1/320秒 ISO:100
冬は白鳥が飛来するようで、優雅な一面を覗かせてくれました。
バリアングル液晶を使用して、ローアングルでの撮影です。
タッチパネルで簡単に高速AFが使えるのも本機の大きな魅力のひとつです。
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH. 45mm F2.2 SS:1/1600 ISO:100
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH. 45mm F4.5 SS:1/800 ISO:100
スナップ感覚で野鳥撮影にもトライ。
筆者は野鳥撮影を行ったことがないのですが、飛んでいる鳥にもビシっとピントをあわせることが出来ました。
シャッターを押すだけで飛ぶ鳥を捕らえる事ができたのは、本機の強力な追従AF性能があってこそ。
1枚目に関してはF2.2とかなりピントが浅くなる設定でしたが、ピンボケを起こすことなくする事もなくしっかり捕らえられているのは流石の一言です。
大胆にトリミングしても破綻しない、ローパスフィルターレス 20.3M Live MOSセンサーの性能も信頼して使えることが分かります。
文章が少し長くなってしまいましたが、本機は色々と語りたくなってしまうくらい、良いこと尽くしの最新機種となっております。
ご購入された方も色が綺麗!AFが早い!手振れがすごい!とご好評頂いている本機種、是非手にとって楽しんでみて下さい。
マップカメラ本館 4階ではA3ノビから、A1相当の作例を掲載しています。
マイクロフォーサーズとは思えない色調と解像力を是非ご覧ください。