SIGMA fp
今回のブログではKASYAPAでご紹介できなかった機能についてご紹介させていただきます。
まずは今回から追加されたアスペクト比
[A判 (√2:1)] の画角をご紹介させていただきます。
[3:2] が 6,000×4,000 に対し
[A判 (√2:1)] が5,664×4,000。
デザインや印刷に関わっている方にとっては馴染のある言葉かもしれませんが、
A判の(√2:1)表記は初めての方もいらっしゃると思います。当の私も初めて知りました。。
[A判 (√2:1)]
[3:2]
A判サイズの用紙と同じサイズ。
長辺で二等分しても元の比と同じになるというもの。
[3:2]ではA判サイズに写真をあてはめようとすると余白が生まれます。
しかしイラストレーターで[A判 (√2:1)]で設定した写真はピッタリA判サイズにはまりました。
A判サイズに落とし込む目的であれば
写真を撮る時に最初からそのイメージぴったりに撮れるというのは
とても便利で素晴らしい心遣いだなと感じました。
この「白銀比」というのは日本の有名な建築物やキャラクターなどでもよく使われている日本にとっても縁のあるものだということです。
そして別名「大和比」ともよばれるということを知り、「MEDE IN AIZU」にこだわり
日本の工場のみで生産を行うSIGMAが自社のカメラのアスペクト比として選んだということにニヤリとしてしまいます。
まさに映画っぽい仕上がりでお気に入りです。
今回からブラケット撮影やカメラ内現像でSIGMAオリジナルの「FillLight」を調整出来るようになりました。
二枚目の写真はカメラ内現像で、カラーモードを「シネマ」に、
「FillLight」をマイナスに振りました。
個人的には「FillLight」のマイナス調整はシルキーな仕上がりになるのでとても好みです。
また多彩なカラーモードを搭載しているfpですがブラケット撮影で
カラーモードも選べるようになっています。
カラーモードの違いを見比べたい時に重宝します。
今回から搭載された「T&O」の色もとても好きです。
いずればっちりと噛み合った作例をご紹介したいものです。
あえて上げる必要もないシーンでも、これはどうだ!と
一段一段上げたりしながら撮影しました。
KASYAPAで紹介したカットですがあちらはISO6400。
このカットはISO25600で撮影しました。
勿論ISO6400のほうが画の状態は良いのですが、こうして見るだけなら、、
実際に使う、というよりは限界を見てみたい という気持ちで撮りました笑
なにせカラーは200まで、が私の中のルールでしたから。
レンズキットの「Contemporary 45mm F2.8 DG DN」のあまりの組み合わせの良さに、
色々なArtレンズで撮ってみたいという欲望より、まずはこの軽快さを楽しみたいという気持ちになりました。
そう考えるとF2.8のこのレンズでも夜間撮影を十分に行える高感度耐性は本当にありがたいです。
ちなみにこの写真はISO6400ですが、文字のシャープさが全く損なわれておらず、レンズ自体の写りの良さにも唸らされました。
カメラメニュー内ではISO80からは「低ISOコンポジット撮影」という比較明合成による撮影になるようです。
というわけで実際に撮影してみました。
「低ISOコンポジット撮影」ではシャッタースピードを最大250秒まで設定出来るようになっていたので最長でやってみました。
三脚も持っていなかった為、平らな場所にカメラを置いてセルフタイマー2秒で撮影。
こんなことまで出来るようになったのか、、と感慨に耽りながら250秒風からカメラを守りました。
こんなことまで出来るようになったのか、、と感慨に耽りながら100秒風からカメラを守りました。
気になるバッテリーの持ちについてですが
バッテリーは4つ。ショット数はなんと約1200枚でした。
というのも「fp」はUSB-CによるUSB給電が可能になっています。
休憩時間にiPadProからの給電を行うなどしての総枚数になります。
個人的には3つあれば一日撮影する中で困ることはないかなと感じました。
※コンポジット撮影はバッテリー残量が少なくなるとエラーで撮影出来ません。
フリッカーに気をつけなくてはいけないというのは
撮影モードがマニュアル撮影、シャッター優先モードの時で
絞り優先やオートで撮影時にはフリッカー抑制撮影機能が働きます。
今回はマニュアル撮影だったので出てきたということでした。
折角の充実したシネマ機能についてもこれからじっくりとご紹介していけたらと思います。
勿論スチールでも組み合せて使いたいレンズが沢山ありますし、
アダプターを介した作例などもご紹介していきたいです。
後日ファームアップで実装予定の「Cinemagraph」など
まだまだ拡がる「fp」の世界とその可能性。
この「fp」を手に取る方が増えてくださればと思います。
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