Select Language

【スプリングバトル】ローパスフィルターありなし対決

[ Category: Nikon|掲載日時:2013年03月31日 20時30分]

レンズが持つシャープな描写力を最大限に引き出すとして「光学ローパスフィルターレス」仕様のカメラが注目されています。
実際に先日発売されたNikon D7100の画を見た時は、その細部まで描写する細かい解像力にとても驚きました。
しかし冷静に考えてみると、それがローパスフィルターレスの恩恵なのかそれとも高精細2400万画素の凄さなのか、判断に悩むところ。
そこで今回は、そのうやむやを解決すべくもう1台の2400万画素カメラD5200と同じ条件で撮り比べてみることにしました。題して
Nikon D5200 vs D7100


D5200はD7100より約3ヶ月前に発売されたエントリーモデル。しかしながら最上位機のD4と同等の画像処理エンジン「EXPEED3」を搭載し、横開き方式のバリアングル液晶モニター搭載するなど、高い基本性能を小型ボディに凝縮した意欲作です。
手にしたときはその小型軽量ボディから「本当に勝負になるのか?」とも思いましたが...


Nikon D5200 使用機材:D5200 +AF-S Micro 60mmF2.8G ED / シャッターシャッタースピード:1/1250秒 / 絞り:F4 / ISO:200

Nikon D7100 使用機材:D7100 +AF-S Micro 60mmF2.8G ED / シャッターシャッタースピード:1/1250秒 / 絞り:F4 / ISO:200


最初のカットから全く優劣の付けようのない、驚愕の描写を披露してくれました。
若干D5200の方が暗部でのコントラストが高く、よく解像しているように見えますが、透き通る空の青さなど画全体での透明感はD7100の方が高く感じます。


Nikon D5200 使用機材:D5200 +AF-S Micro 60mmF2.8G ED / シャッターシャッタースピード:1/1600秒 / 絞り:F5.6 / ISO:200

Nikon D7100 使用機材:D7100 +AF-S Micro 60mmF2.8G ED / シャッターシャッタースピード:1/1600秒 / 絞り:F5.6 / ISO:200


D5200の性能の高さが分かったところで、今度は強い反射光を入れた意地悪なシチュエーションで撮影です。
規則正しいタイル地からモアレの発生を期待しましたがまったく見られません。余裕のある解像力でモアレ問題は十分にカバーできるといった感じです。
逆に強い光により、屋上の鉄骨部分でD5200側にうっすらとにじみが見受けられます。


Nikon D5200 使用機材:D5200 +AF-S Micro 60mmF2.8G ED / シャッターシャッタースピード:1/500秒 / 絞り:F5.6 / ISO:200

Nikon D7100使用機材:D7100 +AF-S Micro 60mmF2.8G ED / シャッターシャッタースピード:1/400秒 / 絞り:F5.6 / ISO:200


予想外の大接戦で白黒つくのか不安がよぎりましたが、植物園のカットでようやく違いが見受けられるようになりました。
葉の裏に細かい棘のあるオオオニバス。D7100の方がその棘をよりとげとげしく描写しているのがわかります。
葉っぱ自体の凹凸も全体的なコントラストの差に対して強めに表現され、より立体感が出ているように見えます。


Nikon D5200 使用機材:D5200 +AF-S Micro 60mmF2.8G ED / シャッターシャッタースピード:1/1600秒 / 絞り:F5.6 / ISO:200

Nikon D7100 使用機材:D7100 +AF-S Micro 60mmF2.8G ED / シャッターシャッタースピード:1/1000秒 / 絞り:F4 / ISO:200


絞り優先オートでの撮影でシャッタースピードに差が生じてしまい、D5200の方が少し明るめに記録されてしまいましたが、D7100の方が花びらの皺などをより強く描写しているのがわかります。
遠景では分かりづらくても、より質感が伝わるマクロ的な撮影時にその差が大きくなるようです。


Nikon D5200Nikon D7100 左)使用機材:D5200 +AF-S 80-400mmF4.5-5.6G ED VR(焦点距離:200mm)/ シャッターシャッタースピード:1/1250秒 / 絞り;F5.6 / ISO:200
右)使用機材:D7100 +AF-S 80-400mmF4.5-5.6G ED VR(焦点距離:200mm)/ シャッターシャッタースピード:1/1250秒 / 絞り;F5.6 / ISO:200


最後はレンズを最新望遠ズームに交換しての撮影。両機とも解像力の高いレンズの描写力を落とすことなく細部までよく解像しています。
D5200の方が外壁に黄色味がかった感があるものの、階段の隙間に差し込む光はD7100の方が黄色味がかった様にも見受けられます。
色の好みはRaw現像等で如何様にもなりますが、黄砂がかった日に撮影した当時の撮影条件を思い起こしてみると、D7100の方が当時の情景に近かった様に感じました。

APS-Cサイズの2400万画素では、その画素ピッチの細かさからローパスフィルターレスでもモアレの影響の出にくくD7100の方が優位とおもっていましたが、圧倒的な解像力はローパスフィルターにより多少の解像感が失われても、肉眼では区別がつかないレベルに達しておりD5200の健闘ぶりが伺えました。
一方で差がはっきり出たのがクリアーな透明感です。自然な発色により空気感と呼ばれるものが明らかに違いました。
これにより拡大するとさほど分からない差でも、全体で見ると質感が明らかに違うのです。
ローパスフィルターレスは、よりクリアーになった画でコントラストとは少し異なる、細かな階調表現の差で勝りました。


[ Category: Nikon|掲載日時:2013年03月31日 20時30分]

面白いと思ったらコチラをClick!303票


D850と宝登山

【Nikon】D850と宝登山[2020年02月21日]

2月も半ばになり、少しずつ暖かくなってきました。 今回は【Nikon D850】と 【TAMRON SP 24-70mm F2.8 Di VC USD G2】を持って、 秩父郡長瀞町にある宝登山に行って来ました。 バイクに跨って走ること1時間。 宝登山の登山口に到着。 準備を整えて登山開始します。 この日の天気は快晴。 綺麗な景色が見れそうです。 標高は497mと低く登山道は綺麗に整備されて...
続きを読む
【D780徹底レポート!】第三回 やっぱりレフ機!NikonとCanonの”違い”

【D780徹底レポート!】第三回 やっぱりレフ機!NikonとCanonの”違い”[2020年02月19日]

皆様一眼レフ使っていらっしゃいますか? ここ最近はミラーレスの隆盛ですっかり影をひそめてしまった一眼レフですが、ここにきてニコンから待望のビッグネームが登場しました。 その名もD780!名機と名高いD750の後継機です。 今回の記事では、カタログスペックでは解らない細かい所について掘り下げます。 せっかくなので、わが愛機であり直接のライバルとなるであろうCanon EOS 6D MarkⅡとの...
続きを読む
D780徹底レポート!

【D780徹底レポート!】第二回 魅惑のDタイプレンズ[2020年02月12日]

この度発売となったD780、その魅力をマップカメラNikon担当スタッフがご紹介するブログ連載の第二弾。 第二弾でご紹介するのはDタイプとも呼ばれる、カメラ内蔵モーターによってAFを駆動させるレンズ3種とD780の組み合わせです。 DタイプレンズはZシリーズでもマウントアダプターFTZを介することで装着することができますが、内蔵モーターがないためAFは駆動しません。しかし、Fマウントを受け継い...
続きを読む
D780 + 24-85/3.5-4.5G VR

【D780徹底レポート!】第一回 鉄板標準ズームでお散歩[2020年02月05日]

Nikon D780 × AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR 【 1/640 | f4.5 | ISO 100 】 今年のNikonは年明け早々からカメラ業界を賑やかしてくれました。 およそ6年の間を空け、 ミドルレンジのデジタル一眼レフとして待望の新型機が登場しました。 D780。 760でも770でもない、圧倒的な進化を遂げた最新機。 このD780の魅力をいろんな視点からレビューすべく、 マップカメラ本館のNikon担当フロ...
続きを読む
null

【Nikon】開放F値1.2!1977年生まれの元祖ノクトの作例[2020年01月24日]

先日より連載しております「NIKKOR Z 58mm F0.95 S Noct」企画。本日は、元祖ノクトニッコールを最新のボディであるZ7と組み合わせて、すべて開放F値1.2で撮影してきました。1977年(昭和52年)生まれの実力やいかに! ショーウインドウに飾られたスパンコールが付いたバッグ。ベージュ系の優しい色合いの服飾に似合うやわらかい描写です。 街角に貼られたステッカー群。目が合った気がして...
続きを読む