Leica T-Camera System発表レセプション
4月25日、ライカカメラ社より新しいレンズ交換式デジタル一眼カメラ「Leica T(Typ701)」の発売が発表されました。
今回その記念レセプションに招待されましたので、気になる新製品の様子を一足先にお伝えいたします。
新製品紹介の席に立ったドイツライカカメラ社のプロダクト マネジメント ディレクターであるステファン・ダニエル氏曰く、
「カメラ本来の機能だけを追求し、無駄を全て削ぎ落とした撮影のための最高機」とのこと。
シンプルな美しさの中に、高級感ある仕上がりにただただ見とれてしまいます。

『Leica T』の特徴はその美しいアルミ外装にあると思います。
世界で初めてボディ全体を金属の塊から削り出したという外装は、1.2Kgのアルミニウムの塊を94gまで削り込むとの事。
金属としては柔らかいイメージのあるアルミですが、アルマイト加工を施すことによって軽くて丈夫という理想的な外装になるそうです。
洗練されたデザインの裏側に高い技術力を感じました。

ライカカメラ社のパートナーでもあるアウディ社のデザインチームとの協力で生まれた新デザインのカメラはとにかく美しいの一言。
会場に用意されていた飲み物と並べても違和感のないスタイリッシュなデザインは、フォーマルなシーンにも最適なカメラと言えます。
目を引くのはデザインだけではありません。
背面のほぼ全域を占めるタッチパネル式の3.7型130万ドットの高精細TFTワイドモニターは、
画像を美しく再現するだけではなく、優れた操作性も有しています。

アウディデザインとのコラボは、鮮やかにカメラを彩るアクセサリー類からも見てとれます。
独特なスタイルのカメラプロテクター「ライカT用スナップ」には、
メロンイエロー・ブラック・ホワイト・オレンジレッドの4色が用意されています。
プロテクターを装着するとアルミ独特のスベスベ感は無くなり、グリップ性も大きく向上します。

レンズを外すと1630万画素APS-Cセンサーと10個の信号ピンを見る事ができます。


プロテクターは金具止めが一切無く、取り付けも簡単なので気分に合わせてカラーを変えるといった楽しみ方もおすすめです。

M用とは異なりますが、ライカTカメラシステムにも専用の電子ビューファインダーが用意されています。
光学ファインダーと見間違う様な高精細な画質に加え、角度や視度補正の調整も出来とても便利なアイテムは
GPS機能も内蔵する優れもの。

歴史あるライカカメラファンなら、今までの資産の有効活用にも気になるところ。
でもご心配なく。きちんと「ライカT用Mレンズアダプター」が用意されていました。
写真でも分かる様に、6ビットコードを装着しています。絞り優先AEモードなど便利な機能も有効に活用できます。


ホルスターやバッグからも機能との融和が考えられたデザイン性を感じます。
由緒ある伝統を尊重しつつスタイルをさらに進化させた美しく高性能なカメラは、
写真を撮る楽しさをより満たしてくれることでしょう。
ライカ100周年に相応しい新システムカメラ。発売がさらに待ち遠しくなってきました。
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