【SONY】 HDR AS100Vでヒルクライム動画!
ロードバイク乗りのみなさんこんにちは!
どうやら世の中自転車ブーム!このサイトをご覧のカメラ好きなお客様の中にも 「実は自転車も好き」という方が少なからずいらっしゃるのではないか?とにらんでおります。
クルマで走るのとも足で歩くのとも違う自転車。自分の体力一つで風になれる快感は一度味わってしまうともう抜け出せません。
暇を見つけては乗り、毎日時間を決めて乗り、休みの日には百キロ走ってみたり、峠道にチャレンジしてみたり・・・
そして愛車を眺め(この手の自転車は多くの場合室内保管です)、充実のライドを振り返りながら飲む一杯。
至福の時です。
この「ライド」を映像記録として残すことが出来れば・・・
という需要に応えるべく、各社から「ウェアラブルカメラ」がリリースされていますが
そのなかでもわたしが個人的に注目していたのがソニーの「HDR-AS100V」
今回会社よりサイクリストたるこの私に「軽く試用レポートを」という指令が下りましたので、早速デモ品をお借りして休日のライディングに使ってみました。
さっそく愛車のハンドルバーに装着。
わたしがこの「HDR-AS100V」に注目したポイントの一つがこの前方投影面積の小ささ。
ロードバイク乗りは「空気抵抗」というキーワードに敏感なのです。(ピチピチのサイクルジャージは伊達ではありません!)
さらに「HDR-AS100V」はFLIPモードをオンにすれば吊り下げ装着も可能!
この装着方法ならドロップハンドルに装着してもまったく邪魔な感じはしません。
やってきました埼玉県は東秩父村。埼玉ローディーなら知らない人はいない(と思われる)お手頃ヒルクライムコース定峰峠!
ここ落合橋から定峰峠の茶屋までの11.3キロ、標高差451mでタイムアタックです。
ここで注目ポイントその2。実はこの「HDR-AS100V」GPS機能を搭載していて、撮影後の処理で走行画像に走行ルートや速度計を表示することが出来ます!
ただGPS信号の受信部がボディのトップにあるため、吊り下げ装着だと若干受信状況に不安が・・・実際録画ボタンを押す前にディスプレイを見るとGPS受信不良のアイコンが。
一旦カメラを取り外し「GPS受信良好」のサインが出るまで待って再度装着しました。
気を取り直して録画スタート!そしてヒルクライムもスタート!
自転車部の高校生で26分とか27分で走りきるらしいこのコース。はたしておじさんローディのこの私はどのくらいで走りきれるでしょうか?
梅雨時、ながーく降り続いた後のようやくの晴れ間。あいにくの路面コンディションでしたがそれなりに頑張ってみました。
カメラは装着が緩むこともなく、また走行感やハンドリングに特に影響は感じませんでしたが、一点要注意ポイントを上げるとすれば、急勾配や加速時にダンシング(いわゆる立ち漕ぎ)をするとヒザとカメラが干渉しやすいという点!蹴り飛ばさないように注意が必要です。
いかがでしょうか?実際に走った身としてはアタックの感覚が甦ってくるようです!
実はお借りしたキットの中にオプションのリスト装着用ディスプレイがなかったので、「いったいどんな画角で撮れているのだろう」というのがわからなかったのですが、見返してみるとドンぴしゃり!
ロードバイクのレバーが画角に入っているのでシフトアップ、ダウン、ブレーキングの様子が手に取るようにわかります。タイヤも入っていて臨場感満点!
もともとレンズ自体が広角なのでアングルに関してはそれほど気にしなくても大丈夫なのかもしれません。
しかしながらやはりところどころ衛星をロストしていますね・・・
走行ルートの軌跡が取り込める「マルチビュー」は、撮影時に「GPSログ取得」さえオンになっていれば、後はPC取り込み後、PlayMemoriesHome(ソニー フリーソフト)上でドラッグ&ドロップするだけでできてしまいます!
ただしスピードメーターの表示に関してはGPSのログからのデータなのでかなりタイムラグがあります。(まあ雰囲気は盛り上がります!)
そして危惧していた通り、ところどころでGPS衛星をロストしてしまっています。林の中だと仕方ないのか?それとも吊り下げ装着のせいなのか・・・
もちろん全行程にわたって、というわけではなく部分部分にすぎないのですが・・・
ちなみにタイムは30分30秒くらい。梅雨で乗れなくて何日かぶりのライドでいきなりヒルクライムをしたと考えれば・・・まあまあです(かな?)
この先の白石峠、さらに堂平山というところのの天文台まで上ってみようと思っていたのですが、路面状況に不安があったので、少し休んだら上ってきたルートを下ることにします。
今度は吊り下げ式ではなくハンドルバーの上に取り付けるやり方でも試してみよう! というわけでもう一本登ることにしました!
今回挑戦するのは秩父エリアでもなかなかの厳しさを誇る「彩の国ふれあい牧場」秩父高原牧場の登り。
距離3.9km 標高差367m。平均勾配9.5% つまり100m進むと9.5m上がる坂道が4km続くというコースです。もちろん緩くなったりキツくなったりしているので、部分的には勾配20%を超える部分もあるらしい・・・
気合を入れスタート!いきなりの急勾配!こういうところは一歩一歩階段を上るように登っていくしかありません。
全体的に最初に登った定峰峠と比較してより厳し目の勾配。
ダンシング(立ち漕ぎ)の使用率が上がります。こんな場合にはカメラがハンドルバーの上にある今回の装着方法のほうが走りやすい。ヒザでカメラを蹴ってしまうという心配がありません。
アングル的にはこちらのほうが乗り手の視界に近いですね。
GPS衛星の受信状況もこちらのほうが良いようです。
(ロストはなし!)
出来上がった映像を見ていると時のたつのを忘れます(笑)
特に走行ルートと速度計を取り込んだ画像なんかサイコーです!
ロードバイク乗りのココロをくすぐってくれます。
ロードバイクライディングは「自己満」の世界。
思い切り自分の「会心のライド」に浸り切りたいロードバイク乗りの皆様に ぜひ使っていただきたい逸品です!
◎水しぶきのような細かな動きのシーンやバイク走行時もより高画質な撮影を実現!