【HASSEL BLAD】の使い方 第5回 フォーカシングフード、ワインディングクランク その1
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中判一眼レフとしては、 HASSELBLADってコンパクトなカメラですよね。
今回紹介するフォーカシングフードやワインディングクランクもコンパクトさに一役買っています。
◆フォーカシングフード◆
折り畳み式のフォーカシングフードを開くには、フォーカシングフード開閉ボタンを右にスライドさせます。
すると、バネの力によって自動的に勢いよくフードが開きます。
そして上からファインダーを覗きこみ、ピント合わせと構図の決定をします。
このウエストレベルファインダーの良いところは、カメラをしっかりホールドし、カメラブレを防ぐことができる点です。
注意が必要なのは、ファインダー像の左右が逆になることなのですが、これは慣れてしまえば問題は無いでしょう。
再びフォーカシングフード開閉ボタンを右にスライドさせると、ルーペが上がってきます。
ファインダー像が拡大されて、精密なピント合わせが可能になります。
フォーカシングフードを折りたたむときは、まずルーペを押し戻します。カチッ、と音がして所定の位置に固定されます。
次に左右、後部、前部の順に折りたたみます。
このパタ、パタ、パタ、パタンッという順番に折りたたむタイプのフォーカシングフードは、500C/M 初期のもので
500C/M の後期(1980年代)から新型のフォーカシングフードに変わります。
◆ワインディングクランク◆
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ワインディングクランクも折りたたみ式です。180度起こして使用します。
ワインディングクランクは、様々な仕事をしています。
①フィルムを巻き上げる ②ミラーを下げる ③絞りを開放にする ④シャッターをセットする
⑤シャッターシグナル、フィルムシグナル、フィルムカウンターを動かす。
ワインディングクランクを1回転させるだけで、これら一連の作業をしています。
このワインディングクランクも初期型のもので、1983年頃から新型のものに変わります。
また、ワインディングクランク以前は、丸いノブ方式でした。
大きな回転半径で一気に巻上げるクランクとは異なり、2~3回、回さなければなりませんでした。
HASSELBLAD 500C、500C/M、503CX では、ワインディングクランクの取付け部の構造が同じなので、
旧型、新型のクランク、ノブは、それぞれ互換性があります。
次回は、新型のフォーカシングフードとワインディングクランクを紹介します。
つづく。
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【HASSELBLAD】の使い方 第2回 そこが知りたい!Cレンズの各部名称
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