今再びのCONTAX! Vol.29 Planar T*50mm F1.7 MM
F1.7 1/30秒 ISO100
皆様こんにちは!
「今再びのCONTAX」のお時間です。
今回、ご紹介するのは、「PlanarT*50mm F1.7 MM」です。
CONTAXのムック本を紐解くと…
描写性能は他にひけをとらず、絞り開放から十分な解像力がある。
全般的に高度なレベルでのバランスの良さがあり、くせのない描写をしてくれる。
…とあります。
普段、クセ玉と呼ばれるようなレンズを使っている身としては
新鮮な写真が撮れるかもしれない!と久しぶりにワクワク。
レンズそのもののサイズはコンパクト。
α7シリーズにアダプターを介してつけても大掛かりになりません。
街撮りでは仰々しくならないようにと思っているので、
スナップ撮影する方にはこの時点ですでにオススメです!
F1.7 1/80秒 ISO100
さて、秋も深まってまいりましたね。
都内も桜やハナミズキが綺麗に紅葉しています。
この時期だけは足元を見て歩き、下を向いての撮影が増えます。
F1.7 1/250秒 ISO1000
出掛ける前に自宅で試し撮りをした一枚。
背中に太陽の暖かい光を感じつつ、セルフポートレート?
床に射すカーテン越しの柔らかい光が、ちゃんと柔らかいまま写しだされています。
F1.7 1/100秒 ISO100
寒くもなく、暑くもなく、穏やかな日差しの中撮影に出かけました。
ピントが合っている面からボケていく境目、前側のボケも後ろ側のボケも
なだらかに変化していくやさしい感じが好みです。
くせのない感じや解像力というのは、こういうことでしょうか。
今回は飯田橋~神楽坂~市ヶ谷をお散歩。
平日でも人が多いこの辺りは、のんびりと散歩しながら目についた路地に入り
いつもとは違う非日常を見つけて撮影をします。
F1.7 1/60秒 ISO200
お昼過ぎに出かけて、お茶をしたり友人の写真展を見たりとしていたのですっかり夕暮れどき。
やさしいグラデーションに心癒されます。
普段はクリエイティブスタイルを「スタンダード」か「クリア」で撮影していますが、
この写真だけは「夕景」に設定して撮ってみました。
自分で見ていたあの色にとても近づいた感じがします。
セルフポートレートの時にも感じましたが、
やさしくやわらかく表現するのにはもってこいのレンズなのかもしれません。
絞り値を開放でばかり撮影していたので、少し絞り込んで比較してみました。
左:F1.7 1/400秒 ISO50 右:F5.6 1/60秒 ISO50
手持ちで撮影しているので厳密には同じではありませんが…
ボケの具合は比較していただけると思います。
やはり、少し絞ると円形から六角形へと変化していますね。
左:F1.7 1/250秒 ISO100 右:F5.6 1/30秒 ISO100
「開放からの解像力」納得です。
にんにくの表面もしっかりと描写されています。
日が射したのでF5.6の写真の右上がフワッとしました。
せっかくのα7Sですので、夜にも撮影に行ってみました。
F1.7 1/60秒 ISO5000
自転車の塗装のツヤ感、サドルの少ししっとりとした質感の描写がたまりません。
これからの季節はイルミネーションの撮影にもオススメです!
F1.7 1/60秒 ISO2000
丸の内のビル街に佇むプラタナス。
この日の空気がよく表現できているように思います。
少しひんやりとしていましたが、まだ暖かかったのを覚えています。
今回撮影をしてみて、こんなに使いやすいレンズは初めてでした。
こんなに素直に写るレンズがあることは、私にとっては発見でした!
被写体の質感をちゃんと見せてくれる、自分の感覚に寄り添ってくれる、そんなレンズです。
また一緒にお出かけしたい!と心から思いました!!
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