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オリンパス・タイトル


【TOKYO VIEW BY OLYMPUS】

VOL.3 : 新宿
新たなる「ロクヨン」




次にOM-D E-M1 Mark IIを持って訪れたのは新宿。
日本で摩天楼という言葉がこれほど似合う場所は他に無いだろう。
今回のレンズは『M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO』という超望遠レンズをチョイス。
街中で見える換算600mmの世界に興味があったからだ。

被写体を探す私の横を次々とビジネスマンが忙しそうに過ぎ去っていく。
ニューヨークではビル群の間にハヤブサが住み着いているというが、この新宿ではどんな被写体に出会えるとても楽しみだ。

OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO
焦点距離:300mm/ 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:200




新コンセプトの「ロクヨン」

焦点距離600mm
F4という明るさ
何より「プロ御用達」。

隅々まで結像する描写力と圧倒的な存在感に誰もが一度は憧れただろう。
......そして、その超重量と実勢価格に驚いたのではないだろうか。
なんたって、軽自動車が買えてしまう金額なのだから。(税込で約100万!!)。

オリンパスが一石を投じたのは、
いわば固定化されたこのイメージ。
「ロクヨン」の描写力はそのままに、
より軽く、より多くの方の手に!!という感じなのだ。
2017年8月時点の実勢価格は税込30万円前後で推移。
このスペックとしては破格の価格設定だろう。

マイクロフォーサーズという新コンセプトを通じて
大きく生まれ変わった「ロクヨン」。
今日はどんな写真が撮れるだろうか。




小ぶりな姿が感慨深い

オリンパスが世に送り出した
新しい「ロクヨン」のM.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO。
従来から続く35mm判の焦点距離と比較すると、
半分の焦点距離で同一の画角が得られる。
この仕組みは、イメージセンサー小型化によるところが大きい。

小型化と性能を両立した
新規設計のイメージセンサーサイズ。
アナログ時代、フィルムの高性能化により
大判フィルムから35mm判フィルムへ
主流フォーマットが変遷していった歴史を踏まえると、
順当なシステムの誕生といえるのではないだろうか。

OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO
焦点距離:300mm/ 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/250秒 / ISO:400

35mm判を源流とするフルサイズ規格を否定するつもりはない。
背景ボケを大きく取れる点など、利点は多々ある。
それでも、カメラの高性能化で求められるレンズ性能も上昇する中、
かつてのような機動力が失われてしまったのも事実だろう。


......思わずハッとした。
感慨にふけっている場合じゃない。
気を取り直して、「ロクヨン」ならではの写真を撮ろう。

null
焦点距離:300mm/ 絞り:F4.5/ シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:200

視界を超えた超望遠の世界。
昔、海外ブランドで「鷹の目」と呼ばれたレンズが存在したが、
本当の鷹の目(視界)はこういうことではないかと、ふと思った。

null
焦点距離:300mm/ 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/250秒 / ISO:640

フルサイズ比半分の焦点距離で同一の画角を達成してしまう
M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO。
良い意味で存在感を感じさせない大きさだから、
街撮りが捗る。

OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO
焦点距離:300mm/ 絞り:F4/ シャッタースピード:1/250秒 / ISO:400




破格の接写能力

撮影中、誤ってシャッターを切ってしまったとき、
少し驚いたことがあった。
写真自体はブレてはいたが、さほど離れていないところにフォーカスが合ったのだ。

新しいコンセプトに基づき世に誕生した
M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO。
新コンセプトによって得られた、
もう一つの大きな特徴がある。
それは、被写体にぐっと近づける能力。
最短撮影距離などと表現されるあのスペックだ。

OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO
焦点距離:300mm/ 絞り:F4/ シャッタースピード:1/250秒 / ISO:1600

M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PROの
最短撮影距離は1.4m。
35mm判フィルムの流れを汲むフルサイズ規格においては、
ロクヨンの焦点距離は概ね4.5-5mが相場のようだ。

より一層近づいて撮ることで、
被写体の持つディテールを余すとこなく落とし込む。
そんなことまでできてしまうのだ。




その性能の全てが、作品に繋がる

新しいコンセプトの「ロクヨン」である
M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO。

OM-D E-M1 Mark IIの強力な手振れ補正機構と組み合わせて
作動する5軸シンクロ手振れ補正に助けられて、
もはや説明不要の結像能力を
これでもかというくらい見せつけてくれた。

超望遠レンズの専売特許である、圧縮効果と遠景の克明な描写。
最短撮影距離短縮を活用した超クローズアップ撮影。

撮影シーンにおいても、従来のような遠景専科という括りを越えて、
被写体が遠近広範囲に渡って広がる街中においても、その強みを大いに発揮してくれた。

OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO
焦点距離:300mm/ 絞り:F8/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:200


従来の枠に捕らわれない、
撮影の可能性を広げ続けるマイクロフォーサーズシステム。

オリンパス・タイトル

換算600mmF4の大口径レンズをカメラに装着したまま、
普段使用している『DOMKE F3』にそのまますっぽりと収まってしまうのだから恐れ入る。
今回初めて『M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO』を街中で使用したが、
これは面白いかもしれない。まだまだ創意工夫の余地がありそうだ。
マイクロフォーサーズだから撮れる写真、マイクロフォーサーズじゃ無いと撮れない写真を実感した新宿超望遠スナップだった。






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[ Category:OLYMPUS|掲載日時:08月03日 11時30分]



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