【Nikon】クラシックニコンS2で日常にスパイス
日常にスパイス 05
みなさんご存知ですか?6月1日は、写真の日です。
1841年当時、薩摩藩主の島津斉彬が日本で初めて
写真撮影を行ったことを記念した日、と言われています。
(実際は、それ以前に国内で撮影が行われたことがあったという説がいまは有力です。)
1839年にダゲレオタイプが発表され、
歴史に写真を撮るうえでのカメラが定着してから、
いまだ百数十年しか経っていませんが、
その中でカメラは日々進歩し、
今やさまざまな人々が生活の中で
あたりまえにカメラを使っています。
そんな歴史の中で、私が愛してやまないニコンは
2017年7月25日で創業100周年を迎えました。
100年の歴史の中で、数々の名機、数々の名玉が生まれ、
今日の私たちはそれを享受することができるのです。
前置きが長くなりましたが、写真の日にちなんで、
本日は、ニコンの中でも少し古い機種を紹介いたします。
Nikon S2です。
S2は、名機LEICA M3が発売された、1954年に発表されたカメラです。
まずは、W-NIKKOR 3.5cm F3.5と組み合わせた写真から。
S2のファインダーは50mmのフレームの表示のみなので、
別途外付けファインダーを用意するのが望ましいかもしれません。
S2には露出計がありませんが、
ある程度あてずっぽうでもネガならなんとかなります。
W NIKKOR 3.5cm F3.5は、比較的シャープネスが高いという
特徴があり、思いがけずカリッとした写真が仕上がります。
散歩しながらモノクロでパシャパシャと。
「決定的瞬間」と言ったらおおげさかもしれませんが、
スナップショットを撮るならば、機動性が高く、
理想的な組み合わせといえます。
続いて、NIKKOR SC 5cm F1.4を使った作例を。
ご覧の通り、開放で撮影するとかなりソフトで、
クセがあるレンズです。
絞りこむと、シャープネスが向上し使いやすくなります。
発売から60年近く経ったS2ですが、今でもちゃんと動きます。
いじくりまわしながら、にやにやと楽しめるカメラです。
所有欲を満たしてくれて、壊れても修理して、
長く使っていこうと思えるカメラ。
写真の日、相棒のカメラと時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
そんな私の相棒の紹介でした。
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