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映像制作日記05「撮影後のノイズリダクションを考える」

[ Category:etc.|掲載日時:2018年07月30日 11時00分]



近年のデジタルカメラの高感度性能は年々向上し、特にミラーレスや一眼レフのようにセンサーの大きいカメラでは暗所でもノイズを気にせず綺麗な映像が撮影できるようになりました。
しかし、カメラのモニター上では綺麗に撮影したつもりでも大きなモニターで確認するとノイズが目立つことも多いと思います。
写真では現像の際にノイズリダクションを掛けるのは一般的になっていますが、映像だと意外と行わずに使用している方も多いのではないでしょうか。私自身もノイズの処理は疎かにしていました。
そこで、今回は有名なノイズリダクションソフトを用いて違いを比較してみました。

使用したソフトはRE:Vision Effects「DE:Noise」とRed Giant Software「DeNoiserII」、Adobe 「After Effects CC」です。
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(画像全体)

それでは早速比較を見ていきましょう。
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GH5撮影素材(C4K 10bit 24p 400Mbps V-LOG記録 ISO400~800オート NR等のパレメーターは初期設定のままです)
グレーディング後に左上の部分を等倍で切り出しています。
明るい部分はほぼノイズが気にならないですが、V-LOG記録という事もあり夜空やライトの周りにはノイズが目立ちます。

下記はすべて初期設定値(オート)で処理をしました。(素材はV-Log撮影、すべて同じlutを適用済み)
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After Effects 標準搭載のグレイン除去機能
全体的にノイズのザラつきが消えましたが、シャープネスが失われ、ボケた印象です。後でシャープネスを加える必要が有りそうです。

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RE:Vision Effects社 DE:Noise
After Effects標準のノイズリダクションと比べてボケた印象は少なくディティール感は残っていますが、ノイズは多少残る結果となりました。

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Red Giant 社 Denoiser II
今回試した中ではノイズ処理が一番上手くできている印象です。現在は最新バージョンIIIが販売されています。
シャープネスを残しつつノイズを綺麗に消せました。
今回はあくまでパラメータを調整せずに初期値での検証ですので調整次第ではより良い結果を得ることができると思います。

サンプル映像

使用機材:Panasonic LUMIX DC-GH5+LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm
撮影設定:C4K 10bit 24p V-Log L記録/DE:Noiseを使用
掲載時に圧縮が掛かり動画だと各ソフトの違いが分かり難い為、今回は「DE:Noise」の比較のみ掲載しました。

ソフト毎に違いは有りますが総じて、ノイズリダクションを行うメリットとして映像のざらつきを低減するだけでなくグレーディング時の結果もノイズに色が引っ張られる事が少なくなり、より良いものが得られました。
しかし、デメリットとしては映像がのっぺりとした感じになることです。
勿論、GH5のノイズリダクション設定を強くすればノイズ感をより抑えることは可能ですが、あえてカメラ側のノイズリダクションを抑えて、編集ソフト側でノイズを後からコントロールするのも良いと思います。

今回は検証していませんが、他にも有名な「Neat Video」というソフトがあり、評判も高いので今後、検証してみたいと思います。
別売りのプラグインを購入するのが面倒な方は今回使用したAdobeのソフトウェアや「DaVinci Resolve」等の一般的な編集ソフトには標準でノイズリダクション機能がついているので一度試してみるのも良いのではないでしょうか。

映像撮影をするうえで暗所でのノイズとどう付き合うかは永遠のテーマでもあると思います。
やはり、撮影時だけでなく編集でのケアも重要だと感じる検証となりました。

▼今回の使用したカメラ&レンズはこちら▼



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[ Category:etc.|掲載日時:2018年07月30日 11時00分]



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