【FUJIFILM】X-H1でエテルナを試す。 | THE MAP TIMES 
Select Language



【FUJIFILM】X-H1でエテルナを試す。

[ Category:FUJIFILM|掲載日時:2018年12月03日 10時30分]


FUJIFILM X-H1+フジノン XF 16mm F1.4 R WR


【FUJIFILM】X-H1でエテルナを試す


 “Eternal(永遠なるもの)”を語源とする映画用フィルムがかつてありました。時代の流れか、フィルムは生産終了となり、それ以来このフィルムの持つ独特の発色・粒状性・階調バランスは、まさに語源通りに(永遠)に見られなくなると思われました。
しかし、エテルナは蘇りました。かつては映画用ということもあり、一般的には使われることのなかったエテルナが、フィルムシュミレーションとして、ミラーレスカメラに搭載され、一般ユーザーにも広く使えるようになったのです。
いずれ、この「エテルナ」を使用して、映像作品を作りたいと考える筆者は、まず手始めにスチルでテストをしてみようと思い立ちました。今回は「時の鐘と蔵のまち」川越を散策し、「エテルナ」の表現力を探って行きたいと思います。




FUJIFILM X-H1+フジノン XF 16mm F1.4 R WR

街のシンボルともいえる「時の鐘」です。空を大きく入れ込み、ダイナミックな構図をとりました。シャドーからハイライトまで安定した階調バランスを持つエテルナのおかげで、どちらも破綻せずに表現できていると感じます。左手前の蔵の壁は一面真っ白で、かつ鐘楼向かって右側面のシャドーもあるというかなり意地悪な条件ですが、エテルナのトーンが両方をしっかりと表現してくれています。




FUJIFILM X-H1+フジノン XF 16mm F1.4 R WR

座席の赤が良く発色されていると感じます。ビビッドになりすぎない表現が非常に好みです。手前のシャドーをもう少し持ち上げたいとも思いましたが、ハイコントラスト感が気に入ったのでそのままとしました。人力車のフレームの艶感が黒に沈むことなく良好に表現されていると感じます。




FUJIFILM X-H1+フジノン XF35mm F2 R WR

「単色しかない食べ物って美味しそうに撮れない!」と常々私は思うのですが、エテルナのトーンで撮影するとグッときました。単色の中にある細かい諧調の違いを表現できているからだと思います。基本広角16mmで撮り続けていたのですが、立体感を持たせたくこのカットは35mmを使用しました。




FUJIFILM X-H1+フジノン XF 16mm F1.4 R WR

グレーや黒が多く、非常にモノトーンな被写体です。単調になりがちな気がしますが、軒下のシャドー部があることも相まって非常に立体感が感じられます。影の中に入ってしまっている暖簾もうっすらと浮かび上がって良く表現されています。




FUJIFILM X-H1+フジノン XF 16mm F1.4 R WR

おみくじを結んだその影の出かたに非常に興味をそそられました。ハイライトが多少飛び気味ですが、満遍なく表現できているあたりがエテルナの優秀さを伺えます。




FUJIFILM X-H1+フジノン XF 16mm F1.4 R WR

手前の被写体は単色、ボケた背景にカラフルなものがある構図。奥の色がうるさく感じることが多いのですが、フラットな表現でまとまりが良いと思いました。




FUJIFILM X-H1+フジノン XF 16mm F1.4 R WR

看板に使われている木材の経年変化した佇まいが気に入りました。空のブルーも落ち着いた発色で、この街のトーンとも非常に相性が良いと感じました。
如何でしたでしょうか?ハイライトからシャドー部まで、広い諧調表現が得意なエテルナの特性を見ることができたかと思います。動画においてはLog撮影でグレーディング処理を施さないとできないような表現が撮って出しでも表現ができる。映画用フィルムを長く扱ってきたFUJIFILMならではの強みだと言えます。




↓今回の使用機材はコチラ↓






〓〓タイムズフォト〓〓〓〓商品ピックアップ〓〓

[ Category:FUJIFILM|掲載日時:2018年12月03日 10時30分]



≪前の記事 記事一覧 次の記事≫

X-Pro2 +ズームレンズ 【FUJIFILM】X-Pro2 +ズームレンズで動物を撮る 2019年02月16日
X-Pro2にズームレンズは邪道だと言われるかもしれませんが、今回3本のズームレンズで街中にいる動物を撮ってきました。 使用したレンズはこちらの3本です。 「フジノン XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS」 「フジノン XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS」 「フジノン XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR」 まずは「フジノン XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS」から。 非常に軽く、個人的には一番使用するレンズです。 自宅近くで綺麗な野良猫を発見。 こちらを警戒しつつも、やはりお腹が空いているの...
続きを読む
【ATOMOS】FUJIFILM X-T3でF-Log・10bit外部収録を試す 【ATOMOS】FUJIFILM X-T3でF-Log・10bit外部収録を試す 2019年02月11日
今回はATOMOS 「NINJA FLAME」とFUJIFILM 「X-T3」を使い動画の外部収録テストを行いました。 使用機材:FUJIFILM X-T3+XF16-55mm F2.8 R LM WR/ATOMOS NINJA FLAME 撮影設定:4:2:2 10bit ProRes HQ F-Logでの収録自体は前モデル「X-T2」「X-H1」でも対応していましたが、8bitではどうしても階調表現に限界があり、今回10bit記録に対応した事でよりLog収録を活用しやすい環境が整いました。 ~撮影~ 4KやLOG収録が浸透し、映像撮影では多機能モニターは必需品となっています。 この分野には様々...
続きを読む
【FUJIFILM】X100とちょっとそこまで 【FUJIFILM】X100とちょっとそこまで 2019年02月04日
FUJIFILM X100が発売されたのが、2011年3月のことでした。APS-Cサイズのセンサーと35mmF2相当のレンズ。そしてハイブリットビューファインダーを搭載したクラシカルなデザインは人々を魅了しました。 今ではX100S・X100T・X100Fとそのデザインとコンセプトを活かしながら世代を重ねて、多くの人に愛されるカメラとなっております。 今回は、初代X100を持って江の島まで行ってきました。登場から約8年。デジカメとしては古い世代となりますが、まだまだ、現役のカメラです。 新宿駅から1時間と少し...
続きを読む
GFX50S×GF45F28 【FUJIFILM】GFXでスナップ撮影 2018年12月16日
F8 1/125秒 ISO100 GFX50SにGF45mm F2.8 R WRを付けて京急線の新子安から子安の区間を撮影しました。 F8 1/80秒 ISO100 露出補正-0.7 新子安駅に着く直前、車内から線路脇にある寺院を見つけ早速来た道を戻る事にしました。 燈籠、踏み切り、門という見慣れない光景に思わず撮影しました。 参道を電車が横切るなんて珍しい場所でした。 F2.8 1/680秒 ISO100 露出補正-0.7 中判カメラの開放とはいかほどのものか試してみたく燈籠を撮影しました。 ピント面の緻密な描写とアウト...
続きを読む
【FUJIFILM】X-H1でエテルナを試す 【FUJIFILM】X-H1でエテルナを試す。 2018年12月03日
【FUJIFILM】X-H1でエテルナを試す  “Eternal(永遠なるもの)”を語源とする映画用フィルムがかつてありました。時代の流れか、フィルムは生産終了となり、それ以来このフィルムの持つ独特の発色・粒状性・階調バランスは、まさに語源通りに(永遠)に見られなくなると思われました。 しかし、エテルナは蘇りました。かつては映画用ということもあり、一般的には使われることのなかったエテルナが、フィルムシュミレーションとして、ミラーレ...
続きを読む

[↑TOPへ戻る]