【Leica】聖なる夜の、少し前 | THE MAP TIMES 
Select Language



【Leica】聖なる夜の、少し前

[ Category:Leica|掲載日時:2018年12月25日 12時00分]



気が付けば12月。聖なる夜の、少し前。
1年という時間の早さが年々早く感じるようになり
街を歩くと目まぐるしく変わる季節に圧倒される日々。


Leica M Monochrom(typ246)+Summicron M35mm F2(6枚玉)


「この時期がやってきたんだ」と感じるシーズンがクリスマス。
多くの光に彩られたイルミネーション。大切な人や子供達への
プレゼントを探して歩く人、その表情も明るい。


Leica M Monochrom(typ246)+Summilux M50mm F1.4初期型


冬がやってきて寒くなったけれど、師走の喧噪と高揚感が
一人歩いていく中ですれ違う。間近で擦過する明るさに
ちょっとした眩暈を感じながら、身体的にその幻影を追う。
ほんの少し、暖かい。けれど気が付けばまた寒くなる。


Leica M Monochrom(typ246)+Summicron M35mm F2(6枚玉)


ショーウィンドウを見ると、なぜだかホッとするのは
「そこだけは誰にでも平等に与えられたクリスマス」だから。
目の前の窓の中には、幸せな、ファンタジー映画のような世界。
束の間の異世界は思わず眺め「今年の記録」と胸に一言呟く。


Leica M Monochrom(typ246)+Summilux M50mm F1.4初期型


ディケンズの「クリスマスキャロル」では
一人の男が、過去・現在・未来の3つの幽霊に出会う。

写真を撮るまでの行為も、撮るまでが未来、撮った時の一瞬が現在、
そして家で帰って見る時は過去。3つの幽霊に出会うような気もする。
片手で握りしめたライカは、それを自然と想起させてくれる。


Leica M Monochrom(typ246)+Summilux M50mm F1.4初期型


「クリスマスなんだから、カラーで綺麗なイルミネーションを」
確かにそう思う。ただカラーで撮れば「答え」が出てしまう。
モノクロームで彩られた色を見て「これは何色なんだろう?」と少し、
想像しながら後で見返せるのは、「過去という"想像の未来"」に
出会う事の楽しさも無意識に感じているのかもしれない。


Leica M Monochrom(typ246)+Summillux M50mm F1.4初期型


歩いてて今まで見過ごしてきたものを見つけ、集めていく。
少し神経のアンテナを立てて歩くだけでも、
そこには思いがけないものが時を過ぎ現れる。


Leica M Monochrom(typ246)+Summicron M90mm F2ブラッククローム


思索に耽りながら、身体が反応したらそっと撮影する。
求めるのは「カメラ」ではなく「眼」である事。
ライカの良さはそんなところにある。

聖なる夜の、少し前。
外套を羽織って、掌にある「眼」と共に今日も街を歩く。
クリスマスのあとはお正月。師走の駆け足は、まだまだ続く。











〓〓タイムズフォト〓〓

[ Category:Leica|掲載日時:2018年12月25日 12時00分]



≪前の記事 記事一覧 次の記事≫

null 【Leica】S(Typ007)とは何者か 2019年01月22日
中判フォーマットセンサーのライカ製一眼レフカメラ。 何と魅力的な響きなんでしょうか。 圧倒的なボディ剛性や、考え抜かれたエルゴノミクスデザイン。 30x45㎜の大型センサーと、専用設計のSマウントレンズから描き出される、 表面的なシャープネスに頼らない圧倒的な画質。 一度体験してしまえばもう逃げられない、王者の風格…。 今回は、そんな素晴らしい魅力に溢れるカメラ、LEICA S(Typ007)のお話です。 組み合わせたレンズは、ズマリット S70mm F2.5 ASPH.。 このセットで、静岡県の熱海市に...
続きを読む
『第9回日本リンホフクラブ写真展"大判カメラでとらえた世界"』 写真展のご案内 ~ 『第9回日本リンホフクラブ写真展"大判カメラでとらえた世界"』 2019年01月22日
マップカメラでは写真展のご案内を致しております。 本日ご紹介するのは - 『第9回日本リンホフクラブ写真展"大判カメラでとらえた世界"』 - です。 是非足をお運び下さい。
続きを読む
【SIGMA】×【Carl Zeiss】 ポートレート撮り比べ 【SIGMA】×【Carl Zeiss】 ポートレート撮り比べ 2019年01月21日
SONY α7RIII + SIGMA Art 135mm F1.8 DG HSM F2 1/400 ISO-100 未修整ですが印象的な画に。瞳AFもしっかり反応。 単焦点レンズを3本持って、友人と横浜へポートレートを撮りに行って参りました。 今回は以下の機材を使用いたしました。 ・α7RIII 重量657g(バッテリー込) ・Carl Zeiss Batis 25mm F2 重量335g ・Carl Zeiss Batis 85mm F1.8 重量452g ・SIGMA Art 135mm F1.8 DG HSM 重量1130g Batis3本で撮り比べしようか悩みましたが、 メーカーの色味や解像力の違いを検証したかっ...
続きを読む
null 【SIGMA】新レンズ Art 28mm F1.4 DG HSMをハンズオン。  2019年01月20日
年始めの忙しさも落ち着き始めた1月中旬。 朝出勤してみると、そこには1月25日発売予定の「SIGMA Art 28mm F1.4 DG HSM」が! 年始に写真を撮ったっきり、休日は家でゴロゴロ。そんな姿をふと思い出すと「よし、撮りに行くぞ」という気持ちになってきました。 発売までに少しでも画像をお届けできればと思い、簡単なインプレッションも兼ねて、今回は観光客で賑わう冬の浅草へ足を運んでみました。 焦点距離:28mm 絞り:F1.4 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:800 使用機材:SIGM...
続きを読む
Voigtlander 【Voigtlander】フィルム探究道ながし 2019年01月19日
冷え込みがさらに厳しくまさに冬本番、といった季節となりました。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 遅ればせながらではございますが、新年あけましておめでとうございます。 今年もどうかよろしくお願いいたします。 さて、この季節は澄んだ空気感が素敵な反面、いっそう気をつけなければならないことがございます。 私事となりますが、この手がかじかみすぎてかつい先日、携帯電話を水没させてしまいました。 ここ半年間で二度目となります。撮影の方も、残念ながら水の表現も...
続きを読む

[↑TOPへ戻る]