【Nikon】小さなNIKKOR 35mm F1.8を試す | THE MAP TIMES 
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【Nikon】小さなNIKKOR 35mm F1.8を試す

[ Category:Nikon|掲載日時:2018年12月21日 11時30分]

Nikon Z7 + NIKKOR-W 35mm F1.8
ボディ:Nikon Z7 / レンズ:Nikon W-NIKKOR S 35mm F1.8 / マウントアダプター:SHOTENマウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ 用 LM-NZ +ニコンSレンズ→ライカL用カプラー
絞り:F8 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:64


Nikon Z7 × NIKKOR-W 35mm F1.8(S)
マウントアダプター:SHOTENマウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ 用 LM-NZ +M/L変換リング +S-Lカプラー


大きなミラーボックスを排除することで、小型軽量を達成したミラーレスカメラ。ニコンからも待望のフルサイズミラーレスカメラZシリーズが登場しました。ボディと同時に発表されたレンズは3本。ボディ同様に小型化されたレンズが登場するのかと思いきや、単焦点レンズの2本は一眼レフのFマウントレンズより一回り大きいレンズでした。
よく考えれば、4575万画素のデジタルカメラの性能を引き出すために、高度な光学性能が求められた結果と理解できるのですが、それでも内心ではコンパクトさを求めてしまいます。
今回は、ニコン史上最も大きな「35mmF1.8」を持つシステムに対し、私が知る最も小さな「35mm F1.8」のニッコールレンズを組み合わせてみました。

小さな「35mm F1.8」は、昭和31年9月に発売された「W-Nikkor 3.5cm F1.8」。ニコンレンジファインダーのSシリーズ用レンズです。
先日発売された、焦点工房のライカMマウント用レンズを装着するアダプターに、Mマウント/Lマウントの変換リング、さらにニコンSレンズをLマウントボディに装着するカプラーの3段重。今後、アダプターが充実すれば、もっとスマートに装着できるのかもしれませんが、合体ロボのような変身の過程も楽しみの1つです。






Nikon Z7 + NIKKOR-W 35mm F1.8
ボディ:Nikon Z7 / レンズ:Nikon W-NIKKOR S 35mm F1.8 / マウントアダプター:SHOTENマウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ 用 LM-NZ +ニコンSレンズ→ライカL用カプラー
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:64


最初のカットは近所のバラ園で撮影しました。過去にも本レンズで撮影したこともある場所ですが、その時はもちろんフィルムカメラでの撮影。デジタルカメラでの画像を見て驚愕しました。
60年以上も前のレンズがこんなにシャープな描写だったとは。花びらの質感も捉える高い解像力を披露してくれました。若干、周辺減光も見られますが、この立体感と色乗りの良さにはビックリです。それでいて、コントラストは強すぎず、質感を上品に再現します。





Nikon Z7 + NIKKOR-W 35mm F1.8
ボディ:Nikon Z7 / レンズ:Nikon W-NIKKOR S 35mm F1.8 / マウントアダプター:SHOTENマウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ 用 LM-NZ +ニコンSレンズ→ライカL用カプラー
絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:64



Nikon Z7 + NIKKOR-W 35mm F1.8
ボディ:Nikon Z7 / レンズ:Nikon W-NIKKOR S 35mm F1.8 / マウントアダプター:SHOTENマウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ 用 LM-NZ +ニコンSレンズ→ライカL用カプラー
絞り:F2 / シャッタースピード:1/5000秒 / ISO:64


流石に逆光時ではコントラストの低下とフレアの発生が見られますが、年代を考えると相当優秀なレンズだったことが分かります。線の細い描写を高精細のカメラが細かく描いており、Z7とオールドレンズの相性の良さを感じます。





Nikon Z7 + NIKKOR-W 35mm F1.8
ボディ:Nikon Z7 / レンズ:Nikon W-NIKKOR S 35mm F1.8 / マウントアダプター:SHOTENマウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ 用 LM-NZ +ニコンSレンズ→ライカL用カプラー
絞り:F4 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:64 


F4位まで絞れば、とてもシャープな描写で、水面に反射する船体も鮮明に捉えます。一方で、ハイライト部分は柔らかく温度感を綺麗に再現。空気感も上手に伝える印象を受けました。





Nikon Z7 + NIKKOR-W 35mm F1.8
ボディ:Nikon Z7 / レンズ:Nikon W-NIKKOR S 35mm F1.8 / マウントアダプター:SHOTENマウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ 用 LM-NZ +ニコンSレンズ→ライカL用カプラー
絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:64


絞り開放では薄い布をかぶせたような柔らかい描画。いかにもオールドレンズらしい画で、タイムスリップしたような感覚が得られます。





Nikon Z7 + NIKKOR-W 35mm F1.8
ボディ:Nikon Z7 / レンズ:Nikon W-NIKKOR S 35mm F1.8 / マウントアダプター:SHOTENマウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ 用 LM-NZ +ニコンSレンズ→ライカL用カプラー
絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:64


レンジフィンダー用レンズは近接撮影が苦手なため、少し離れた場所からの撮影になりましたが、猫の柔らかな毛並みの様子をしっかり描写しています。
他のマウントのアダプターには、より近接撮影を可能にするヘリコイド機能搭載のアダプターも販売されており、思わずニコンZシリーズ用のヘリコイド付きアダプターの登場を期待してしまいます。





Nikon Z7 + NIKKOR-W 35mm F1.8

ミラーレスボディにマッチしたコンパクトなレンズは、4575万画素のデジタルカメラでも十分な画像が楽しめる、高い描写性能を披露してくれました。さすがにアダプターを3段重ねた分、軽量さの恩恵はあまり感じませんでしたが...。アダプターのバリエーションが増え、スムーズに装着できるようになれば、よりスナップ撮影に最適な35mmになることでしょう。
発売当時は、世界で最も明るい広角レンズとして人気を集めた本レンズ。相当な研究の末、誕生したと思われるレンズは、62年経過した今でも、まだまだ現役です。
そして、改めて感じたのが、Zシリーズとオールドレンズの相性の良さです。マウントがリニューアルされても、年代問わずNIKKORレンズとの相性はバッチリ。益々いろんなレンズが試したくなりました。



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[ Category:Nikon|掲載日時:2018年12月21日 11時30分]



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