【Leica】控え目な実力派中望遠 ELMARIT-M 90mm F2.8 | THE MAP TIMES 
Select Language



【Leica】控え目な実力派中望遠 ELMARIT-M 90mm F2.8

[ Category:Leica|掲載日時:2019年03月18日 21時56分]



Leica ELMARIT-M 90mm F2.8

長い間、ライカの90mmという焦点距離をSummicronとともに担ってきたElmarit 90mm F2.8。
Summaritの登場とともにその役目を終えましたが、やはり「エルマリート」という優しい響きは、それ自体に魅力があります。
個人的にも「ズミクロン」よりも「エルマリート」という名前が好きで、このレンズを選んだ節があります。
今回は、SONY α7RIIとLeica ELMARIT-M 90mm F2.8 E46 フード組込の組み合わせで撮影しました。


ELMARIT-M 90mm F2.8

ライカMシステムとの違いは、やはりカメラ内手振れ補正が使えること。
薄暗い部屋で鏡越しに、最短撮影距離からさらにVoigtlanderのクローズフォーカスアダプターで距離を詰めても、
高感度耐性と手振れ補正で、だいたいの撮影は手持ちでなんとかなる安心感があります。


ELMARIT-M 90mm F2.8

画面中心部から中間部の解像力の高さはα7RIIの4000万画素にも十分対応しますが、ごく周辺部ではやや落ちてきます。
ただ、このレンズの魅力は解像度ではありません。
解像力、コントラスト、ボケ味といったものが高い次元でバランスされた落ち着いた画作りにあると個人的には感じております。


ELMARIT-M 90mm F2.8

荒れやすい背景ですが、うまくいなしてくれています。
また、ボケに関しては非球面レンズ不使用であったり、ダブルガウス型のレンズのように撮影距離で
荒れたりといったことがありません。
なめらかすぎずることもなく、素直な佳いボケを描いてくれます。
素直なボケは、無理なく自然にピント面を浮かび上がらせる力があります。


ELMARIT-M 90mm F2.8

4群4枚という非常に少ないレンズで構成されているとは思えない描写力で、α7RIIの優れたセンサーと組み合わせることにより、
暗部の諧調を残すのも切る詰めるのも撮り手に委ねることができるレンズです。


ELMARIT-M 90mm F2.8

今回は、人物以外、神奈川県の西湘地区で撮影をしてきました。
平塚市から小田原市の間は低い山が連続しており、大磯、二宮、国府津と、
海と山と町が入り組んでいる魅力的な地域です。
天気がよければ、三浦半島、伊豆半島、箱根、富士山と見渡せる山や丘がたくさんあり、魚も野菜も美味しく、
東京からでも1時間程度と比較的近い場所にありますので、ぜひカメラをもって散策してみてください。
スペックは控え目ですが、約400gと小型軽量でフードも組み込まれている為、長距離を歩いても負担が少なくすみます。
あまり人目を引くレンズではありませんが、非常に使い勝手の良い中望遠レンズですので、ぜひバックに忍ばせてみてください。




今回使用した機材
Leica ELMARIT-M 90mm F2.8
Sony α7RII
Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター









〓〓商品ピックアップ〓〓 〓〓タイムズフォト〓〓

[ Category:Leica|掲載日時:2019年03月18日 21時56分]



≪前の記事 記事一覧 次の記事≫

【新元号令和、平成を振り返る】私のM9とSonnarと子供 【新元号令和、平成を振り返る】私のM9とSonnarと子供 2019年04月28日
あと数日で平成も終わり、新たな元号へと変わります。 今回のブログ企画の話が来て、所有しているカメラでちょうどいい話ができそうだと思いました。そのカメラは『Leica M9』。平成はフィルムからデジタルへ変わった時代。35mmフィルムカメラの歴史そのものとも言えるライカが作った、初のフルサイズセンサーを搭載したM型ライカになります。 M9の発売は今から10年前の2009年。1800万画素のコダック製ローパスレスCCDを搭載した伝統のMマウント・レンジファインダー機。 ...
続きを読む
Vol.1 ~Summicron 50mm F2 1st~ 【新元号令和、平成を振り返る】Leicaで撮るということ 2019年04月18日
平成も終わりかぁ。と思い 数年前に書いたブログを思い出しました。 【SONY】Leicaで撮るということ 当時はα7が発売され、 マウントアダプターでどんなレンズも付ける事が出来る。 という事に感激していた記憶があります。 Leicaで撮るということ、と書いておきながらカメラはSONYなんですが笑 Vol.1 ~Summicron 50mm F2 1st~ Vol.2 ~Summarit 50mm F1.5~ Vol.3 ~Summilux 75mm F1.4~ Vol.4 ~Summar 50mm F2.0~ Vol.5 ~Summarit-M 90mm F2.5 6bit~ Vo...
続きを読む
【Leica】花見月をライカと楽しむ「鎌倉の旅」イベントレポート 【Leica】花見月をライカと楽しむ「鎌倉の旅」イベントレポート 2019年04月02日
桜の開花宣言から数日経ち、そろそろ見頃を迎えた3月30日。神奈川・鎌倉にて開催いたしました『花見月をライカと楽しむ 鎌倉の旅』のイベントをレポートいたします。 今回16名の参加者にお貸し出しをした機種は最新の『M10』と『M10-P』。レンズは35mmと50mmをご用意し、春の鎌倉を思い思いに撮影していただくイベントです。 新宿から貸切バスで移動し、一行は“鎌倉大仏”で有名な大仏殿高徳院へ。 ツアーの講師としてお招きしたのはプロカメ...
続きを読む
【Leica】貴婦人と歩く鎌倉散策 【新元号令和、平成を振り返る】貴婦人と歩く鎌倉散策 2019年04月02日
桜も本格的なシーズンとなり、カメラを持って散歩に 出掛ける機会も多くなりました。皆様如何お過ごしでしょうか? 当店で3/30に行われた「花見月をライカと楽しむ」ツアーは 大変ご好評頂き、ありがとうございます。 ライカを持って1日撮影ができる機会が設けられるのも当店ならでは。 筆者もツアーに同行し、撮影を楽しんでおりました。 今回使用したボディはM モノクローム(Typ246)は平成27年(2015年)発売です。 平成の今、モノクロームしか撮れないという、一見不便そうな制限こそあり...
続きを読む
イメージです 【Leica】勝手にライカライフ 2019年03月21日
先月6周年を迎えたライカブティック MapCamera Shinjuku。 それを記念してマップカメラスタッフ数名による「私のライカライフ」というブログが掲載されました。 ちなみにこの「ライカライフ」という単語を『マップタイムス』のページで検索かけていただくと、一番古いものとして「【LEICA愛】ライカの世界へようこそ」という記事が引っ掛かります。 実はこれ私が書いたもの。 ちょうど6年前の記事で、そのなかに「ライカライフ」という言葉を使っています。 そんなわけで、『マップタイムス』における元...
続きを読む

[↑TOPへ戻る]